感情工学基礎

感情工学基礎

語源


何となくおかしな言葉だな~と思い調べてみました。

もともとは「自堕落」が訛ったと言われている 「しだら」 ないというのが正しい
らしい。ちなみに「しだら」とは「しまり、しまつ」の意味で、よく 「ふしだらな女」
という言い方をするように、品行の悪い女を指してこう言う。
(しかし「ふしだらな男」という言い方はあまりしない理由はよくわからない...汗)

この「しだら」が、江戸時代当時、今の業界用語がそうであるように、言葉を
ひっくり返して読む事が流行っていたりして、 「だらしない」 になったそうである。
このほかに「新しい」等も「あらたしい」が「あたらしい」となった例である。

ここで「だらしない男」のエピソードをもう一つ紹介しよう。
彼は、どちらかと言うと身だしなみはキチッとしたタイプで通っていたらしいが、
ある日、朝寝坊をして会社に遅刻しそうなので、朝食は抜いてワイシャツとスーツ
に着替え慌てて出かけたそうである。
何とか時間に間に合い、一見何事も無くその日のお昼休み時間を向かえた。
会社の食堂に行く途中、トイレに立ち寄り、彼はその光景を目撃したのである。
ズボンのチャックに指を掛けようとした瞬間、いつもあるはずのチャックがそこになく
何か妙に風通しの良い感触に、初めて気が付いたのである。
なっ、なんと...
「社会の窓(死語か??)が全開の挙句の果て、白いワイシャツが、
まるで何かに降伏したかのように、ヒラヒラとたなびいているではないか!!」


彼は、通勤途上と、それまでの時間、どれだけの人にそれを目撃されたのかを
考えた時に 顔から火が出るほどの恥ずかしさ を感じ、
「それまでに誰も注意してくれなかった」 世間の冷たさを
しみじみと感じたそうである。


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