★開運誠安★極品天然AAAレッドタイガーアイ※赤虎目石ブレスレット【T33-1617】
価格:1,365円(税込、送料別)
新作3話と「超」怖い話A~Mのベスト44話
「穴ふたつ」
ある2歳差の姉妹の話。
姉は勉強が出来て、スポーツ万能。
それに比べて、妹は勉強もスポーツも並以下。
両親はことごとく二人を比較して、妹を腐らせた。
また、中学校では教師に比較されて、またまた妹を腐らせた。
そんな中、体育祭が行われることになり、姉は対抗リレーで花形選手。
妹はと言えば、騎馬戦の『馬』。
ある日、妹は玄関で姉のお気に入りの運動靴を見た。
彼女は、その運動靴を持つと、近くのお地蔵様のところまで持って行き
お地蔵様の頭を靴で撫でながら
『ねえちゃんがリレーでビリになりますように』
と念じ、これを運動会の前日まで続けたと言う。
運動会当日、姉は2位でバトンを受けたが、1人抜いてトップに躍り出た。
誰もが1位のままゴールすると思われた瞬間、何かに躓いて、顔から転倒。
『やったー!』
妹が喜びの声を上げた途端、口の中に小石のような物が入ってきた。
彼女の顔を見た誰もが悲鳴を上げた。
なんと、彼女の犬歯から犬歯の上下の前歯がごっそりと抜け落ちていたのだ。
痛みは無かったと言う・・・・医者は原因不明とのこと。
妹は今も差し歯である。
「雨だれの部屋」
仕事で地方の旅館に泊まることが多かった男性の体験。
その日は、車のワイパーを高速にしても前が見えないほどの大雨だった。
泊まれる安い宿はないかと探していると、入り口の小さな宿を発見した。
入り口と思っていた場所から入ってみると、そこは裏の入り口で
正面玄関がりっぱな高そうな宿だった。
高くても良いと腹をくくり、宿泊することにした。
部屋は離れで、料理もことのほか豪華だった。
明日も仕事と早めに寝床に就いたが、雨だれの音がうるさくて眠れない。
我慢していたが、我慢しきれず起きだした。
雨だれの音がする場所を見てみると、雨は既に止んでいた。
では、何の音か・・・すると、突然、首のない馬が現れた。
首があったであろう箇所からの大量の墳血が、雨だれの音を作っていた。
更に奥から具足の音がしたと思うと、鎧を身に纏った首のない武者が現れ
彼の髪の毛を掴むと、刀で首を切り落とそうとした。
彼は必死に庭に逃げ、武者が消えるとフロントを呼び出した。
高いと思われた宿泊代はただ、それに商品券が付いてきたとのこと。
「泥酔」
ある証券マンの体験。
仕事のストレスから毎日の仕事の後に飲むのが日課になっていた。
ある日の深夜、自宅マンションまでタクシーで帰り着くと、急に気持ちが悪くなり
体を支えるのがやっとの状態になってしまった。
やっとのことで自宅のドア前まで来たが、鍵を差し込んでもドアは開かず
呼び鈴を鳴らしても妻は出てこない。
深夜であるので、隣近所に気を使いながら声を出して妻を呼んだ。
しばらくすると、隣のドアが開いた。
隣近所の付き合いがないのでわからないが、1,2度顔を合わせたことのある
隣の奥さんのようだった。
『夜分にすみません』と詫びると、部屋の中に入るように言われた。
有無も言わさぬ強引さで玄関に入れられると、背中を押すようにと奥の部屋へ
追いやられていった。
奥の部屋には祭壇があり、黒い男と僧侶が居り、読経の真っ最中であった。
そして、遺影には自分の姿があった。
焼香となり、自分の番になった。
しかし、焼香をすると自分が死ぬという気がして、ただ正座をしていた。
すると、奥さんが裁ちバサミを背中に当て、上下に動かす。
黒い男が顔を覗き込み、読経の声が一段と大きくなった。
呼吸が荒くなり、気が遠くなって気を失った・・・・
気がつくと病院のベッドの上だった。
看護士の話によると、自宅マンション入り口で倒れているとことを発見され
一時は心肺停止状態だったと。
十日ほどの検査で、自宅に戻された。隣は引っ越していた。
『あなたが入院した日の翌日に、お隣の旦那さんが亡くなって・・・・
あなたの財布が部屋に落ちていたと、お隣の奥さんが届けてくれたのだけど
どういうことかしら。詳しく訊けなかったのだけど』
財布には、あの日のタクシーの領収書が入っていた。
「ヴァンパイヤ」
ある日本人男性がアメリカ旅行をしていた時のこと。
ひょんなことで知り合いになったアメリカ人の男性に、機会があったら自宅に
寄るように言われたことを思い出し、その友人宅へ行った。
すると、友人の妹に『祖父はヴァンパイヤだから近づいてはダメ』と警告される。
危険を察知して、友人宅には泊まらず、自分の車の中で寝た。
深夜、目を覚ますと、外に祖父がいる・・・・車で逃げた。
逃げる時、祖父をカメラで何枚か撮った。
しかし、現像した写真には祖父の姿はなかった。
勁文社の新「超」怖い話1~3の中から抜粋したもの。
「火葬場にて」
ある兄弟が火葬場で通夜をした。
深夜、トイレに向かうと自動ドアが開閉する音が響く。
電源の切り忘れかと思い、翌朝、係員に話をするが電源は切れていたと言う。
電源が切れていた証拠に、館内側のガラスに手の跡がビッシリと付いていた。
勁文社の新「超」怖い話5~7の中から抜粋したもの。
「レントゲン」
自分の時間が取れずに、結婚もできないと悩んでいた医師。
ある日、その悩みを先輩医師にすると意外な解決策があった。
それは、レントゲン写真でその患者の生死がわかるというもの。
助かる患者の担当時は、勤務時間だけの対応でOK。
プライベート時は、患者の心配をしなくて良い。
助からない患者の担当時だけ、プライベート時も呼び出しに備える。
勁文社の新「超」怖い話3~Q(9)の話を抜粋したもの。
「水で死ぬ」
クラスメイトの少女を3人の少女がいじめぬいていた。
最後は、本人の目の前で父の眠る墓にいたずら書きをした。
鉄で死ね、火で死ね 水で死ね と恨みを込めて少女は自殺。
1人目は鉄骨の下敷きになって死亡。
2人目は火事で死亡。
3人目が、この体験を語った少女で水を恐れているという・・・・
勁文社の「超」怖い話 全11巻の中から抜粋したものと新作10話。
「負の遺産」
産まれる時に2度も心肺停止した彼女の妊娠から出産に関わる話。
自分の先祖が犯した『負の遺産』のために子が死産、難産となることが常の家系。
その恨みを乗り越えて難産だったが、無事出産・・・・
「おふどうさん」
末期がんで危篤状態にあったおじいさんが意識を取り戻し、元気になった。
しかし、1月ほどすると『明日逝く』という・・・
昔、飼っていた愛犬が霊界で得た力を使って、おじいさんを1ヶ月間だけ
延命させる話・・・
「ぐちゃぐちゃの木」
近所の神社に、びっしり打ち付けられた、わら人形を好奇心で外してしまった高校生。
深夜、その高校生が見たものは、血のように赤い目玉をした女の首であった・・・・
平山夢明
「猫の目」
ある日、飼い猫と遊んでいると、突然、飼い猫がピタリと動きを止め
彼女の顔をマジマジと覗き込んで来た。
『うん?、どうした?』
飼い猫の顔を見た。
瞳を見ると、自分が映っていた・・・・
その後ろに、首が折れ曲がった男がいた。
「おぶわれて・・・」
彼女は幼い頃、喘息だった。時には重篤な場面も迎えたとのこと。
彼女の父は、3歳の時に事故死した。
ある時、呼吸が楽になる時があった。
そして、天井が間近にあると思ったら、近くにいた男におぶわれた。
しばらく後、彼女が『帰りたい』と言うと『帰らなくても・・良い』との返事。
『いやだ、帰る』と強く言うと・・・・・・大声で呼ばれる声で目覚める・・・
彼女の心臓が二度止まった直後のことだった。
彼女をおぶっていた男の話を母にした。
母は即座に立ち上がり、仏壇から位牌を壁に叩きつけた。
『勝手に死んで、娘まで連れて行くのか!』・・・・
彼女は現在、2児の母になっている。
「おりん」
中学3年生の時、クラスでいじめがあり、一人の女の子が自殺した。
いじめがあったのではないか?という声もあったが
教師がうやむやにしてしまった。
女の子の通夜の時、中学校の生徒は焼香せずに「おりん」をチーンと
鳴らして手を合わせるように指示された。
彼女をいじめていた一人がおりんを叩くと、チーンと鳴らずに『うえ~ん』と
泣くような音がした。慌てた彼女は人混みに逃げて行った・・・
次に、いじめのリーダーだった女の子がおりんを叩くと音が出ない・・・
慌てた彼女が何回もおりんを叩くと、『ゲ~』という悲鳴のような音がして
おりんが割れた。
母親が、ものすごい形相で彼女を睨みつけた。
『ごめんなさい』と叫ぶと、その場にしゃがみ込んだ。
結局すべて明るみに出て、いじめを行った生徒の推薦は破棄となった。
通夜の前日、母親は夢枕に立った娘から「おりんを使って」との啓示を
受けたらしい。
「ボール神」
某有名サッカーチームのサッカー場の管理をしている父の仕事場に
遊びに行った時に見た『ボール供養』の儀式。
それは秘密裏のうちに行われ、関係者以外に見られてはならないものだった。
関係者以外に見られると、チームが試合に負けるという・・・・。
儀式の後の試合に負けたことを不思議に思っていた父に、儀式を見たというと
『おまえに見られたから試合に負けたのか』と納得していた。
「ごろり」
2Kのアパートに住む女性の体験。
ある日、隣の部屋からゴロリ、ゴロリと音がする。
音の正体を確かめるようとした彼女が見たものは
ボーリングくらいの大きさの球だった。
球には目鼻が付いていた・・・
「レレレ」
友人と待ち合わせをしていると、すごい美人が目の前を通っていった。
偶然、待ち合わせの友人も目撃。
しかし、何か変・・・・変な理由は足にあった。
足の動きがレレレのおじさんが走るアニメみたいに見えた。
「衣」
実家のおじいさんの手伝いで、海へ漁に出たときのこと。
漁の合間の休憩中に海に潜って遊んでいた。
すると、海の奥から幅50センチくらいのトイレットペーパー
みたいな物がヒラヒラと漂っていた。
好奇心から、どこまであるんだろうと潜ってみても先は
見えなかった。
船に上がると、おじいさんにその話をした。
『つるつるの手触りだった』
すると、おじいさんの顔色が変わった。
『けえるぞ』漁の途中だったが慌しく帰り支度を始めた。
理由を聞くと、おまえが触ったのは『乙姫の衣』で、乙姫は
衣に触られるのを大変に嫌がるので大時化になるとのこと。
はたして、夕方には風が強くなり、暗くなる頃には大時化となった。
「夜のプール」
彼の誘いで、深夜、彼の母校のプールに泳ぎに行った女性の体験。
二人がプールで見たものとは、傷口から肉を膨らませたずたずたの顔だった・・・
「狐火」
体験者が自分の部屋で友人とこっくりさんをやっていると兄が現れて
鳥居、はい、いいえが書かれた台紙をゴミ箱へ捨ててしまった。
すると、ゴミ箱で台紙が燃え出すことに。
しかし、炎は青く、熱くないと兄は手をかざすが・・・・
『第三度熱傷』という重度のやけどを負うことに。
「箸」
中国に仕事で滞在している際に胸の病にかかった。
胸の痛みは重くなるばかりだが、原因がわからない。
そんなとき、福建から友人がたずねてきた。
その友人は、傍からも重い病気とわかる様子を見ると
使っている箸が原因だという。
その箸は人骨で出来ており、呪う相手に使わせれば
1年足らずで殺せると言う・・・
日記をそのまま本にしたという感じ。
筆者がいかに異常と巡り合っているかが浮き彫りになっている。
死んでもおかしくないオーラの持ち主でありながら、御祓いを受けずに
なんとか生きている・・・・
それにしても、変な人が周囲にたくさんいるわいるわ・・・・
「峠の出来事」
ある土曜日の深夜、高校3年生の男女のカップルが車でドライブに出かけた。
車は山を登り始め、とあるカーブへ差し掛かったところ、急ブレーキで止まった。
彼がドアを開け、外に飛び出した。
『はねちゃったよ。急に飛び出して来るんだもん』
作業着の男だった。
救急車を呼ぶより、病院まで運んだ方が早いと判断した彼らは男を後部座席へ寝かせた。
車を発進させると猛スピードで走る。
途中、彼が大声で叫ぶと、すごい衝撃と大きな音が響いた。
今度は若い女だった。
かすかに動いたので生きていると思い、迷わず後部座席へ運んだ。
車に戻ると病院目指してぶっ飛ばした。
山を下ると救急病院が見えてきた。
彼は夜間救急搬送口に車を横付けすると、急いで入り口ドアを叩きだした。
『こら~』 警備員が飛んできた。
『あ、あ、大変なんです。ぼく、ぼく、はねてしまいました』
警備員が後部座席を覗き込むと
『まただ・・・』
その様子に、彼と彼女も車の後部座席を覗いた・・・・
そこには、大きな木の枝がふたつ乗っていただけだった。