お霊参り2

お霊参り2

元田隆晴の著書




元田隆晴


「謎の女祈祷師」
脳幹部出血で、病院に運び込まれてきた患者の相談役という女性。
患者の病状が悪化すると苦行で助けるという。
二度の危機状態から脱した患者が峠を超えた後に彼女と顔を合わせると
襟足から見える肌に、痣や傷が多数あった・・・。
その患者は無事に回復して、後遺症もなく退院していったが苦行の内容は
ついに教えてくれなかった・・・


病怨
「心停止」
心筋梗塞の発作で運び込まれてきた女性は心停止。
緊急手術の甲斐あって、再び心臓が動き始めた。
その女性は、心停止となっていた時、自分の手術を医師、看護師と
同じところから見ていたと言う・・・



「霊感体質の患者 病室の鏡に映った白髪の老婆」
病室で過去に死亡した患者がたくさん見えると苦情を言う入院患者。
彼女が別の病室へ行くと、今度は「とても言えません、怖くて・・・」。
なんとか聞き出すと、毎晩、鏡に血を吐いた老婆が映るという・・・
しかし、その病室で過去に亡くなった患者の遺物(入れ歯)が見つかると
苦情はなくなった。



「最後のラブレター」
亡くなった入院患者から届いたラブレター。
それは、現在の元田医師の原点となる内容でした。
現代社会に無くなってしまったような、他人への
『思いやりの心』をしみじみと感じる話です。
”一読の価値あり。”



「高速道路」
学会で九州へ行ったときのこと・・・交通事故に遭遇。
事故に遭った人の応急処置をしようとすると、1人の医師が
今しがた応急処置をしてくれたと言う・・・そして、次の医師が
来ると言って、その場を去って行ったとのこと。
後日、事故を扱った警官に、事故に遭ったご夫婦から聞いた
1人めの医師の特徴を話すと、事故現場から数百メートルの
場所に住む医師であることが判明。
ただし、3ヶ月前に亡くなっているという・・・
”死してもなお、患者を救う・・・志の高い医師だったのでしょうね。”


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