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2024.08.17
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〇『今昔物語』は逸話、民話、法話の宝庫ですが、
阿倍晴明


 いつの世も政治に携わると権力争いの渦につい
巻き込まれてしまうとか。


陰陽師・安倍晴明が活躍した件では宇治捨遺物語
から採り出せば、

藤原道長と道魔法師の話や晴明の力量を試す老師
との張合いでは葉っぱで蛙を押し潰す話、

青年貴公子を狙う烏の呪いを夜っぴき祈祷して助
けた話などがあります。


 晴明とは別の逸話ですが、

<月が大将星を殺す>という勘文が出されるよう
な天文上の異変があった時、


右大将だった藤原実頼は方々の社寺に祈祷させて
いるのに、

左大将の仲平は東大寺の法蔵僧都に祈祷を頼もう
としなかったので、

僧都が不審に思い尋ねたところ、かの仲平曰く、

<私は老い先短い六十前、
右大将は三十半ばの若
さの甥っ子、私が祈祷を頼み、


万が一、彼に禍が及んではまずいので祈祷を頼む
のは避けるべき>と答えたので僧都は思わず落涙、

<その清いお心は何より、百万の祈りに勝りまし
ょう>と申し上げたそうな。

事実、仲平は難なく暮らし、大臣まで昇格し、七
十余 年まで生きることが出来たと言います。 






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Last updated  2024.08.17 08:56:40
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