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2008年09月13日
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カテゴリ: メンタル
あるお母さんから
素敵なお話を聞かせて頂きました。

授業参観の道徳の授業で

まずお話を聞いて、それについて
どう考えるか聞くという授業で

お話のあらすじは,次の通りです。


≪手品師≫


才能はあるが、チャンスがなくて

町の片隅で、マジックを披露して
生計を立てている売れない手品師がいました。

ある日、父を亡くし、
母は日々働きに出ていて

寂しい男の子と出会いました。


男の子はぱっと明るくなり

元気を取り戻したのです。

そして、男の子に
「明日も絶対来てね」 と言われて

手品師は、どうせ仕事のない身であり
この子がまた喜んでくれるのならと

「いいよ」 と男の子に約束して
男の子と手品師は別れたのでした。


男の子と約束したその日の夜

手品師の元に友人から
一本の電話がかかってきます。

明日、大きな街の大劇場で
マジックショーをする予定だった手品師が

突然入院して、手術をすることになり
代わりの手品師を探してる





その友人は、

「またとない凄いチャンスだから
 君を推薦したんだ!」

と言ってくれています。


そして、大きな街でショーをするには

「今晩出発しなければ間に合わない。」

というのです。


それを聞いて、手品師は

『いよいよ待ちに待った
 名を売るチャンスが到来した♪

 いつか売れる時が来る。
 そうずっと夢見てきたんだ。

 このチャンスを逃したら
 もう二度とチャンスはこないだろう』





しかし、手品師は、
男の子との約束を思い出します。

そして、手品師は悩んだ末

男の子との約束を優先して

次の日も町の片隅で
一人のお客様を前にした

マジックショーをするのでした。



というお話です。






ここで、先生から

(1)手品師のことをどう思いますか?

(2)自分が手品師だったら
 どんなことを考えるでしょう?


という二つの質問が出されたのだそうです。



子どもたちは、どう考えるのだろう
と思ってみていると、今回は

「男の子の元にいく」というのが意外と多くて
「大劇場に行く」というのが続いたそうです。



今回の先生の狙いが

宿題を忘れたり、約束を守れない
ということが多かったので

約束との間で揺れ動く
手品師の気持ちにしっかり共感させ

それでも男の子との約束を優先させた
手品師の約束を守る姿、深い真心に気づかせたい

ということだったので
そんな感じになったみたいです。



ところが、ある女の子が意見を求められ

「私は、この手品師とは
 違う選択をする。

 この手品師の選択は、
 手品師にとっても、

 男の子にとっても
 両方にとって、良くないと思う。」


と、答えたんだそうです。



このお話を聞かせていただいてから
数日経つのですが、いろいろ考えてみて

私たちの日常生活を振り返っても

手品師のような
葛藤状況に立たされる場面は、結構あって

たいてい、人のためになり
同時に、ある程度は自分の欲求も満たされる

という道を何とか模索しようとしますよね。



他者のためでもあり
自分のためでもあり

他者も喜び、自分も満足する

そのような道を見いだすことのできる
知恵や生き方のシステムを考えたりすること

そんな感じって、いいなと思いました。


みなさんは、どう思われますか?






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最終更新日  2008年09月13日 15時16分04秒
コメント(18) | コメントを書く
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Re:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
ゆか さん
win-winは無敵ですよね。。。分かるんですが
小手先ばかりで 駄目駄目です。やっぱり
直感で嗅ぎわけて行くのでしょうか。。。 (2008年09月13日 19時50分00秒)

Re:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
ろるる  さん
ひゃあああ、むずかしい選択ですね!!!
脳のしわが増えそうです。
藤山寛美さんの、松竹新喜劇を思い出しました(古いですが)
(2008年09月13日 21時11分13秒)

正しい、正しくないではありません-その1  
あきら さん
人のためにもなり、自分のためにもなる・・ひとりの人間としての立場から見れば、それは自分の行為を正当化し、自分自身に納得させる理由となりうるかもしれません。
しかし、まず自分の行いが人のためになっているのだ、自分のためになっているのだ、などと、どうやったらわかるのでしょうか。
その手品師は、男の子のために自らのチャンスを棒に振って、それで本当に心の底から、そうして良かった、と思えるのでしょうか。もしそのように思える人であるならば、他人がとやかく言う余地はありません。手品師はそれで幸せであるはずだからです。有名になり、裕福になり・・という人生には興味がなく、身近な人を楽しませて幸せであるのなら、それがその人の最大の価値であるはずでしょう。
しかし、彼は葛藤した。つまり、自分の幸せは大きなチャンスをつかんだその先にあるはずだ、という思いがどこかにあったのでしょう。だとすれば、彼の選択は、男の子のためではあったとしても、自分のためではなかった、ということです。
もし手品師が大劇場へ行っていたとすれば、その場に居合わせた多くの人を幸せにし、自分も幸せになることができたかもしれません。その際は、男の子との約束を破ってしまうことになりますが、それがいけないことか、と言われれば、私はそうではないと思います。手品師が自分のためだけに大きなチャンスを逃してまでやってきてくれた、という事実を後日知った場合、その男の子はどう思うでしょうか。ただうれしい、と思うだけでしょうか。それとも、自責の念に悩み続けることになるでしょうか。また、手品師が自分との約束を破って大劇場へ行ったことを場合、男の子はただ彼を恨むでしょうか。彼の気持ちをくんで、あきらめ、許す気持ちを持つようになるでしょうか。


(2008年09月14日 00時55分12秒)

正しい、正しくないではありません-その2  
あきら さん
手品師がどういう行動を取ったにしても、男の子はその事実を受け止め、喜び、あるいは悩み、成長することができるのではないかと思います。男の子にとっては、手品師という人物に出会ったこと自体が自分の人生を好転させるきっかけになっているわけであり、それを他人が自分の考えだけで「この少年が幸せになるにはこうあるべきだ」とレールを敷いて進ませるようなことをしてはならない、と思います。ましてや、自らが幸せでないのに人をどうやったら幸せにできるかなど、わかるはずがないのではないでしょうか。
人のためを考えて自分の日常を犠牲にする、そういう場面をほんとうに経験した人間であれば、どちらの答えでもかまわない、と言うと思います。考えてもみてください。子供たちの前でこの話をした先生ですら、一人の男の子のために大劇場を棒に振るような行いをすると思われますか?
長文、失礼いたしました。ついつい熱入れてしまいました。 (2008年09月14日 00時56分31秒)

Re[1]:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
◇■ ゆかさん♪

>win-winは無敵ですよね。。。
 分かるんですが、小手先ばかりで
 駄目駄目です。やっぱり
>直感で嗅ぎわけて行くのでしょうか。。。

win-win それがとれたときが
両者にとって、一番いいですね♪

そして、それを得るには
やっぱり、こころをここにおいて
自分に素直であることが
やっぱりスタートになるなと思います。

ありがとうございます♪
(2008年09月14日 07時59分23秒)

Re[1]:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
◇■ ろるるさん♪

>ひゃあああ、むずかしい選択ですね!!!
>脳のしわが増えそうです。
>藤山寛美さんの、松竹新喜劇を思い出しました
 (古いですが)

そうですね。。。
悩むところですよね。

しかし、日常で、こういう風に
選択を迫られる場面
何度かあると思うので

この手品師のお話は
そのきっかけになるなと思いました。

ありがとうございます♪
(2008年09月14日 08時07分37秒)

とても大切なお話ですね。  
満中マン2  さん
私はこういう教育を世界の人にも受けさせたいです。こういう道徳観は日本人のいい特徴ですよね。
で、私はどう思うかというと、まずチャンスがあったときにそれをさえぎるものがなければ本当のチャンスだと思います。そして、約束があった場合、何を優先するかといえば、順番です。そして次に内容。確かにこの場合、舞台も生活をしていくうえでは大事な仕事だし、チャンスの一つですが、それを妨げる、男の子との約束がある以上いいチャンスとは思えないのです。
よって、私も男の子との約束を優先しますね。^^; (2008年09月14日 08時10分16秒)

Re:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
サチ2989  さん
おもしろいお話です☆

下までに読まないうちに 私なら ほんとうはどうする?って。。

口先だけ 建前だけ なら 約束を守るっていいます

それと全体の雰囲気 動性を伺います

でも ほんとうに自分に引き起こったなら
わたしなら チャンスにかけます

その後 約束を破った少年に会いに行きます
誠意をもって、真剣に謝ります

人って そういう選択をする場合があるっていうことを 誠意を持って伝えます

でも 道徳の場だったら 大勢に順ずるだろうなと自分のふがいなさを思いました (2008年09月14日 08時20分22秒)

Re:正しい、正しくないではありません-その1(09/13)  
◇■ あきらさん♪

コメントありがとうございます♪

>人のためにもなり、自分のためにもなる・・
 ひとりの人間としての立場から見れば、
 それは自分の行為を正当化し、
 自分自身に納得させる理由
 となりうるかもしれません。
>しかし、まず自分の行いが
 人のためになっているのだ、
 自分のためになっているのだ、
 などと、どうやったらわかるのでしょうか。


ほんと、その通りだと思います。
自分もそのことでいろいろと考えました。


善悪で単純に
こちらの結論をする方が
より良い選択なのだという結論にするのは
問題があると思っています。

あきらさんが書かれているように


誠実さというのは
まさに心の問題ですから、

誰かが教えてこうしなさい、
こうするとこうなるよ

というような単純なものではない
と思うのです。


「男の子の所にいく」、「劇場に行く」
一見、対立するような二つの行為ですが

この対立する選択を考えることで

その行為の奥にある価値
他者への配慮や心の通い合いを

どういう気持ちで、どういう想いで
その行為をしたかによって

その後の関係も変わってくる
と思っています。

(2008年09月14日 08時33分03秒)

Re:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
自他の感情やエゴに左右されることなく、

全体が開かれていく方向の知恵を授かることを、

心がけています。

いつもありがとうございます。

(2008年09月14日 11時09分00秒)

Re:正しい、正しくないではありません-その2(09/13)  
◇■ あきらさん♪

>手品師がどういう行動を取ったにしても、
 男の子はその事実を受け止め、
 喜び、あるいは悩み、成長することが
 できるのではないかと思います。

 他人が自分の考えだけで
 「この少年が幸せになるにはこうあるべきだ」
 とレールを敷いて進ませるようなことを
 してはならない、と思います。

 ましてや、自らが幸せでないのに
 人をどうやったら幸せにできるかなど、
 わかるはずがないのではないでしょうか。
>人のためを考えて自分の日常を犠牲にする、
 そういう場面をほんとうに経験した人間であれば
 どちらの答えでもかまわない、と言うと思います。

自分が幸せであるといえるかどうか
それは、すごく奥深いものだなと思います。

あきらさんが書かれているように
他人が見た外形的なものではなく

自分の心の平和であって
楽しく仲良くいれること

これかなと思います。

そして、崇高なまでの誠実な行動をしている
手品師の姿を知ることで、多くの子どもたちが

自分の気持ち、男の子の気持ち
そして、チャンスを持ってきてくれた
友人の気持ちを推察するこころを知り

現実世界での意思決定の仕方・過程を学ぶ
きっかけになってくれればと思います。

あきらさんのコメントで
より深く考えることができました。
ありがとうございます♪
(2008年09月14日 11時17分01秒)

Re:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
何を選択するのか?の中に秘められた意図が大切だと感じます。

意図に妥協することなく選択しようと、

改めて感じました。

いつもありがとうございます♪

(2008年09月14日 11時26分13秒)

Re:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
うーん・・・ さん
男の子を観客席の一番前に連れていって、
大劇場のマジックショーに出演して、
最後にでも「私のマジックを応援してくれてありがとう」とか舞台に上げて紹介すればいいのでは?
空気読めないコメントですみません。
なんかこの問題は二者択一ではないような気がします。 (2008年09月14日 18時54分54秒)

Re:とても大切なお話ですね。(09/13)  
◇■ 満中マン2さん♪

>私はこういう教育を
 世界の人にも受けさせたいです。
 こういう道徳観は日本人のいい特徴ですよね。

そうですね♪

海外に比べて、日本人は
このあたりのサービス・配慮が高い
と、先日雑誌に書いてありました。

>で、私はどう思うかというと、
 まずチャンスがあったときに
 それをさえぎるものがなければ
 本当のチャンスだと思います。

 そして、約束があった場合、
 何を優先するかといえば、順番です。
 そして次に内容。

 確かにこの場合、舞台も
 生活をしていくうえでは大事な仕事だし、
 チャンスの一つですが、
 それを妨げる、男の子との約束がある以上
 いいチャンスとは思えないのです。
>よって、私も男の子との約束を優先しますね。


なるほど~♪

いいお話のときは
なぜかいろんなことがうまくいき

そうでないお話のときは
なぜかストップすることが起こりますよね。

そして、判断するシステムがあること
これが素晴らしいなと思います♪

ありがとうございます☆
(2008年09月15日 07時07分07秒)

Re[1]:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
◇■ サチ2989さん♪

>おもしろいお話です☆

>下までに読まないうちに
 私なら ほんとうはどうする?って。。

>口先だけ 建前だけ なら
 約束を守るっていいます
>それと全体の雰囲気 動性を伺います

>でも ほんとうに自分に引き起こったなら
>わたしなら チャンスにかけます
>その後 約束を破った少年に会いに行きます
>誠意をもって、真剣に謝ります
>人って そういう選択をする場合がある
 っていうことを 誠意を持って伝えます


なるほど~♪

サチさんが考えておられる筋道は
これについて教育大学の教授が
論文に書いておられたことと
すごく似ています。

一見、対立しているように見えて
これを架空の物語と捉えた場合と
現実的な問題と捉えた場合では

その判断は、大きく異なるだろう
と書かれてありました。

>でも 道徳の場だったら
 大勢に順ずるだろうな
 と自分のふがいなさを思いました


子どもの頃の自分なら
たぶんこの場面にいたら
体勢の空気を読んで
行動していたと思います。

日本には、こうといった同調圧力
というものがありますよね。。。

意見を求められた場面で
自分の意見を表明したこの女の子は

素晴らしいなと思っています。
(2008年09月15日 07時22分36秒)

Re[1]:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
◇■ みさきよしのさん♪

>自他の感情やエゴに左右されることなく、
>全体が開かれていく方向の知恵を授かることを、
>心がけています。
>いつもありがとうございます。

『全体が開かれていく方向の知恵を授かること』


光さすような知恵を頂きました。
素敵な言葉をありがとうございます♪
(2008年09月15日 07時26分30秒)

Re[1]:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
◇■ みさきよしのさん♪

>何を選択するのか?の中に
 秘められた意図が大切だと感じます。
>意図に妥協することなく選択しようと、
>改めて感じました。
>いつもありがとうございます♪

全体が開かれていく方向へ意識を向け

どういう形で、接するのか
どういう意識で、接していくか

これによっても、その後の関係が
全くちがってくると思います。

意図、意識を大切にしたい
と思います♪

ありがとうございます☆
(2008年09月15日 07時31分20秒)

Re[1]:「人のため」と「自分のため」.(09/13)  
◇■ うーん・・・さん♪


>男の子を観客席の一番前に連れていって、
>大劇場のマジックショーに出演して、
>最後にでも「私のマジックを
 応援してくれてありがとう」とか
 舞台に上げて紹介すればいいのでは?

>空気読めないコメントですみません。
>なんかこの問題は二者択一
 ではないような気がします。

コメントありがとうございます♪

書いて頂いた選択をすることが
自分も最もいい選択ではないか
と思っています。

そして、二者択一ではない問題
と書いておられていることは
まさに、その通りで

晩に出発せねばならず
男の子と会うことができそうできない場面で

どういう選択をしていくのか

それを考えていくこと
そこにこのことの
答えはあるのではないかと思っています。

子どもたちのなかには
自分の考えを持てない

自分の考えをどう構成すればいいか
わからない子どもがたくさんいるので

問題の中から、考えを2~3に概念化して
選択肢を主体的な考えをもって検討していく

そういう知恵を身につけていってもらえたらな
と思います。


(2008年09月15日 07時46分52秒)

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