一緒に。



   それは2人初めて出会ったときの話―――――



   「オハヨー!ジロォ」

   「おはよォ~岳人。」


   2年生になってクラス変えをしてなったクラスは3組。

   嬉しいことにまえ同じクラスだった奴が4人もいた。

   その中にはジローも居る。

   話は変わるが、

   今日、新しい転校生が来るらしいのだ。

   そいつはテニスがそこそこ出来るらしくテニス部に入るだろうと言われてた。



   「おい!席につけ。お前らも二年生になったんだ。
     気を引き締めて授業をうけるように。いいな。」

   はいはい。分かってるって。それより早く転校生のおしたり?なんたら

   とか言う奴をみせろっつーの!



   「それから、転校生が来た。ほら、挨拶して。」


   「指図すんなや。せやから東京人はいやなんや。
     んじゃ改めて、忍足侑士言いますぅ。テニス部入るんでよろしゅう。」


   …………。

関西人?京都の人? どっちだよ!

   まぁ、訳わかんないけどオタクっぽいなぁ~…。

   メガネとかちょっと髪長いところとか…まぁいっか。

   「うるさいじゃない!なんなんだ君は転校早々!怒られたいのか!」

   「ただ反抗しとるだけやないかい。んで、席はどこ座ればええん。」


   反射的に手を上げてしまった。



   「オレの隣座れよ!席あいてっからさ」

   「おおきに♪」


    これが侑士とオレの初の会話だった。

    最初に思っていたよりオタクじゃなかったし、普通の奴だった。

    それからだんだん仲良くなっていって、テニスでも太郎に

    「お前達はダブルスを組め。以上。行って良し」

    って言われて、ダブルス組んだ。

    あいにく上達は早かった。

    それから侑士は氷帝の天才なんて呼ばれるようになっちゃって

    オレはただのアクロバティック野郎でさ。

    なんだかだんだん置いて行かれてるような気がして少し寂しかった。

    侑士がオレから離れていくみたいで悔しかった。

    こんな変な気持ちになる自分が歯がゆかった。

    ――――好きなのかもしれない……

    そんなことを思っていた部活の帰り道。




    「今日もつっかれたなぁー…なぁ岳人。」

    「だね。跡部ってば時期部長だからって指図しすぎだよ」

    「せやなぁー。外周30周はありえへんよなぁ」

    「あのさ、侑士。」

    「ん?なんや?」


    聞いておこうか、聞かないでおこうか……
    そんなことを思っている間に口が先に動き始めた。


    「あんさ、オレ、最近侑士に置いて行かれてる気がするんだよな…。
     侑士は【氷帝の天才】なんて言われてるけどオレはただの侑士に
     くっついてるアクロバティック野郎じゃん……。
     だからさ、オレ…オレ…侑士にやっぱり置いて行かれてる気がする…」




    オレのとっぴな発言に侑士はだいぶ驚いていたみたいだった。
    だけどすぐにいつもの顔にもどって、


    「置いて行かれてんのは俺の方やんか。」


    この発言に俺は戸惑いを隠せなかった。
    意味がわからずに侑士の顔をジッと見つめていると、

    「岳人はみんなに慕われとるけど俺はまだみんなにはしたわれとらん。
     俺は目立つためにテニスやっとんのとちゃうし【氷帝の天才】なんて
     どっかのわけわからんやつらが付けた名前やもん。
     だから、な。岳人、心配せんでも俺は岳人を置いていったりなんか
     しないから。せやからそんなこと言わんといて。分かった?岳人……」

    ―――ポロポロ……

    「うわっ!!何泣いとんねん岳人!え?俺なんか悪いこといったか?!」


     どうも俺は涙腺が弱いらしい。
     こんなことでも泣いてしまう自分が馬鹿っぽい。


    「岳人ォ~…どないしたん。な?」



    「…ゅ…侑…侑士が…好き…」


    「!!!!!!」


    「侑士が好きだから…ぉ…置いて行かれたくなかったのォ…っ…。」


    「………岳人…。」

    言ってしまった。

    こんなにも恥ずかしい言葉を言ってしまった。

    なぜか言って見ると案外すぐに終わって『はぁ…だめだもぅ…』とか

    思っちゃうわけで。

    軽蔑されるとかも思っちゃうわけで。



    「クックック…」

    「?…な゙に゙…」

    「俺も好きや。」

    「!!!!???」

    「岳人のこと大好きや。大大大大大好きや!」

    「…嘘…」

    「嘘やないよ。こんなこと嘘ついてどないすんねん。
              な?せやから泣かんといて?岳人。」

    「嘘…じゃないの?」

    「嘘じゃない。」

    「…本当に?」

    「本当やて。」

    「本当?」

    「あー!!もぅ本当やて言うてんやんか!
          ほなこれでもわからんのか?」


















     ちゅうされた。

     あの間のあいだに。

     まぁ、結局両思いだったんだけど。

     最終的にちゅうされた時点で叩いちゃった(笑)

     でも、両思いだからいいよね。

     ね。侑士。

――――――後書き―――――――
すんませんでしたぁー!!!
本当に甘くてすません…
極甘ですいません!!!!!
でも、感想とか貰えたら嬉しいです…(ポっ///何

2003.7.28





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