女の子のあかちゃん
そして、この超音波検査にはもう１つ大切なお楽しみがついてきます。男の子か女の子かの性別を確認できるのです。いつものごとく、この日も主人は病院につきそってくれました。いつもよりわくわくしながら．．．．．．。
先生がモニターをみながら、”元気のいいあかちゃんね。おなかをおすとけりかえしてくるのよ。”と、笑っていいました。そして”さ、女の子か男の子かしらべましょうか。どちらがほしいと思っているの？”と聞きました。”妻は女の子がほしいみたいですけど”と主人が答えると、”そう、ピンクのお洋服がたくさんいるわね。”と先生はモニターをじっと見たまま言いました。主人は”もうかっちゃいました。ピンクの服”。苦笑いする主人に先生は”９０％女の子でしょう”と笑いながら教えてくれました。私はうれしくってうれしくって飛び跳ねたい気分でした。主人は目頭があつくなったようでした。
それから、先生は何枚か写真をプリントしてくれました。そして、”これでティーシャツを作るので貸してもらいますね”といって１番よくとれている写真をファイルにしまいました。いまでも大切にとってあります。そのとき作ってもらったティーシャツ。”いない いない ばあ ママのおなかにいたとき”とかいてあるティーシャツは、着るとちょうどおなかのあたりに写真がくるようにできています。大切な思い出の品の１つです。
この日から私達は”あいちゃん”と呼ぶようになりました。名前は”アイラナ”に決定です。
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