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7月の純米酒として取り上げるのは次の3銘柄(写真は上左から)。 ○一ノ蔵「山廃特別純米酒 円融」 アルコール度数:15-16、使用米:「環境保全米」としての宮城県産米、精米率:60%、日本酒度:0~+2。宮城県大崎市の(株)一ノ蔵醸造。720ml:1130円。 ○李白「やまたのおろち」(特別純米酒) アルコール度数:15-16、使用米:五百万石など、 精米率:58%。島根県松江市の李白酒造製。「低温発酵」と「出雲杜氏」が売り。720ml:1260円。 ○梅錦「杜氏の純米酒」 アルコール度数:15-16、使用米:標記なし、 精米率:65% 、日本酒度:+3.5。愛媛県四国中央市の梅錦山川(株)醸造。 720ml:1013円。 たまたまだが、選択が東北、中国、四国と散らばっているにもかかわらず、すべてが香りがさほど強くなく、味が濃いタイプだった。ただ李白は、「やまたのおろち」というブランドと関係があるのかないのか、実にいろいろな味を含んでいたと思う。それの評価は難しい。 対して一ノ蔵と梅錦は、十日をかけて少しずつ飲んでいくとした場合、「入り」の風味がソフト。しかしそのあとが違っていて、梅錦が変化しない味を出しているのに比べ、一ノ蔵はいったん「軟調」を経てきわめて濃醇な味になった。
2011年07月31日
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シラタマユリは鹿の子ユリの白花。7年前に買った球根だが、殖えもせず、植え換えもせず何とか寿命を保っている。鹿の子ユリは花弁がくるりと巻くのが特徴的。花柱も花糸もいちじるしく長い。
2011年07月29日
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ミニカトレアの鉢をウッドデッキに置いていたら、シロアリ(おそらくイエシロアリ)が鉢底から侵入し、さらにウッドデッキとの狭い空間を要塞化して、材木を穿ち始めた。慌てて鉢を横に動かしたら、そこで素早く工作を始める。それなら、シロアリ用の農薬をということになるがここで一呼吸。 シロアリは退治が大変な代物というイメージが強いものの、手持ちの農薬をまずは試してみよう。その結果、直接薬が当たりさえすれば、ベニカXスプレー(殺虫殺菌剤)でシロアリがクニャッとすることを発見。有効成分はペルメトリンとミクロブタニルだが、水性剤なので「界面活性剤」も入っている。むろん、どれが効いたかは不明。 しかしシロアリはその場で倒れるわけではないので、何匹かは周辺に広がる。意外なことにそこへアリがやってきた。 ベニカXスプレーはアリたちには無関係なようで、オオクロアリは弱ったシロアリをひょいと担ぎ上げ、運んでいく。やがて砂糖壺に群がるような小さいアリが集まってきて、シロアリを運び去る。シロアリは、名前の一部に「アリ」を冠しながら、他のアリには弱いらしい。 こうして薬に直接触れるシロアリは退治できるけど、ミニカトレアの鉢深く潜ったシロアリは退治できない。鉢から株を抜いてみても絶望的。考えた苦肉の策は、根の部分をすっぽり水没させること。普通のアリのように水面に浮いて脱出する個体はなく、一晩で完全に水死した。 そのあと、古い水苔を除き、ミニカトレアの根を水洗し、新しい水苔で鉢を整えた。古い水苔にはシロアリの死骸がごろごろしていたのだろう、やがて小さいアリの隊列が延々と続いた。
2011年07月27日
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実は野生のサギソウを見たことがない。山行で訪れた湿地は、高度的に、あるいは季節的にずれていたのだろうか。 長い花茎の先につくサギソウの花はまさに飛ぶ白鷺のイメージ。それのミニチュアだから可愛い。対して、春に咲くムラサキサギゴケの方はいつも名前が気になっている。花が鳥に見えなくはないが、ずいぶんとサイケデリックだ。
2011年07月25日
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ボタンクサギが咲き始めた。去年写した時には、すべての小花がすでに咲いていたが、この写真だと1つ1つの小花が強調されて、それぞれの存在感がはっきりしている。ボタンクサギの花形を再認識する面白さもあった。
2011年07月22日
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われわれにとって、気温を含めたお天気の話は日常茶飯だが、ときにそれを植物に当てはめ、擬人化してしまうのはあまり感心しない。 今度の台風(6号)で当地は風ばかり。ほとんど雨が降らなかった。風向きが東から北に回ったせいか、気温は30度を超えない涼しさとなった。しかしこのことは人と同じように、庭の植物に生気を取り戻させたようだ。 当然ながら、植物にも生長や生活に適温がある。ただ、いろいろな園芸植物があるにもかかわらず、それが分かりやすく表示されているとは思えない。「熱帯植物」も曖昧だし(「寒帯植物」ってあったっけ?)、「原産地の気候を想ってください」と言われても簡単には想像できない。 植物の生育限界を示唆する「耐暑性」や「耐寒性」にしても、それを表現する人に個人差があるようで、園芸植物の選択で大いに悩ませられる。もっとも、当地が西日本ながら晩冬の寒さが厳しいことから、仙人は「耐寒性」に敏感になっていて、その目から見ると、最近のカタログはかなり正確に記載されるようになった。(ただし実証試験はしている) 正確になったと言えば種子の発芽温度もそうで、種袋には当たり前のように「発芽温度」が書かれ、ついでに「生育温度」も載っている。だから種から苗を育てれば、「ポット苗」購入では分からない情報が得られる次第。 こうして世の中がだんだん便利なった行くのだろうが、たぶん限界が来るに違いない。いろいろな「酵母」を培養した経験からすると、酵母にもいろいろな適温がある。そして「兄弟」と言うべき近縁でも適温が違っていたりする。これは園芸植物でも品種によって、適温が微妙に異なるのと同様。つまり「データの完全さ」を追求しても、大量の情報に圧倒されて使いきれなくなってしまうと思う。
2011年07月20日
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このサルビアは種から育てた。5月19日の「覚え書き」に書いたように、室内の発芽から急に外に出したら、おそらく紫外線障害のために6、7割が枯れてしまったいわくつきのものである。 花は白い萼から深紅の唇形花が覗く珍しいもの。種袋の写真ではそんなにも感じなかったが、実物を見るとかなり違和感がある。花言葉「私の心は燃えている」に照らすと、かなりエロチック。
2011年07月17日
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去年よりはマシなようだけど、今年も高温期になった。 そして、テレビは熱中症対策として、高齢者に絶えず水を補給するよう叫び続ける。しかしこのご親切がどうも腑に落ちない。 外に出る老人は別として、家の中の老人もそんなに「水不足」なのだろうか。ヒトにはどう考えても、一定量の「水タンク」があるはずであり、これが老化で縮んでいるとしてもゼロになることはないだろう。そこへ「予防的に」水を注ぎ込んでも、尿として流れ出てしまうのではないか?つまり、ただでさえ近いトイレがなお近くなる。 一方水はあっても、汗腺が老化して汗の量が減ると言うことはないのか。熱帯育ちには汗腺が多いという話は聞いたことがあるので、考えられなくはない。冷房に甘んじ汗を出す「トレーニング」をサボると、熱中症になりやすいと言うことはないのか。 テレビの画面で連呼する皆様、仙人に代わって調べて頂けませんか。
2011年07月14日
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ギボウシの苗は値段が高い気がするけど、なぜだろうか。これも850円。 この品種(フレグラントブルー)の売りは、香りのある白い花と青緑色の葉とのコントラストだという。ご近所でよく見かけるギボウシに比べると、確かにコンパクトで品がいい。ただし香りは確認できず。
2011年07月12日
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蔓の巻き方を左巻と右巻で表現すると混乱が起こると論じられている。対して、アルファベットの字形で表現する「Z巻」と「S巻」は、見たそのままだから判りやすい。 蔓植物ではないが、うちの庭でも咲いているネジバナの花の配列には、Z巻とS巻の両方がある。しかし写真のネジバナでは、ほとんど回転しないで中立を保っている。ただ最終的にはS巻。(写っている指はオートフォーカスのためだが、引くのを忘れてしまった。笑) ネジバナにしても、アサガオの蔓にしても回転方向を決めているのは、遺伝子と想像されるが、最後に細胞が配列されるまでの仕組みを考えると、簡単な問題ではなさそう。
2011年07月10日
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花の大きさは2,3センチと小さいのだが、どこかで会ったような顔をしている。あれこれ考えているうちに、オトギリソウ(ヒペリカム)属にたどり着いた。花が小さく、姿が矮性である点は、コボウズオトギリによく似ているものの、こんなに白い花の撮影例にはお目にかかれない。はて?
2011年07月07日
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ひと頃のブログには、アジサイの色は土壌が酸性なら青色、アルカリ性ならピンク色という荒っぽい説が流布していた。このpH(水素イオン濃度)と色の関係は、ちょうどリトマス試験紙と逆で紛らわしい。 しかし最近では説明が細密になり、アジサイの色は主にアントシアニンと補助色素とアルミニウムイオンで決まるとなっている。そして土壌のpHが、アジサイに吸収されるアルミニウムイオンの量に影響を与えるとされる。つまりpHの効果が間接的となった。 ただ、アントシアニンは分かるとしても、「補助色素」がいまいち曖昧。調べたら、これがイソクロロゲン酸であると書いている方がいた。この物質は無色だが、色があるように記していた人もいるから、「アントシアニンの発色を補助する因子」と言い換えた方が、誤解が少ないかも知れない。一方、クロロゲン酸は植物の代謝で重要な物質だという。 ところで、化学で中性といえばpH7を指す。酸性はこれより小さい値の場合を意味し、アルカリ性は逆である。確か人の血液はpH7より少し上だったと思う。 純水は中性ということになっているが、日常では空気中の二酸化炭素が溶け込んで、pH6くらいの弱い酸性になっている。アジサイ栽培にとっては、実はこのpHが「中性」に相当しているらしい。だから、これより下だと「酸性」で赤紫から青色、これより上だと「アルカリ性」で青味を帯びたピンクからピンク色になるらしい。 つまり化学上の酸性、アルカリ性と、アジサイ栽培の「酸性」「アルカリ性」とは食い違っているということで納得した。同じことは人の血液の「酸性化」でも言えるかも知れない。
2011年07月05日
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わが家には黄花のシャスターデージー「ゴールド・ラッシュ」がある。矮性で、もう少し背が高ければと思ったりする。去年と開花がほぼ同じで「極寒」の影響もなくなったと考えていたら、なんと去年のブログには一昨年より10日遅れたと書いてあった。「酷暑」の前触れでないことを祈る(中国電力は電力が足りているが)。
2011年07月03日
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この花の名は、学名のアルセアより、タチアオイとか、ホリホックの方がよっぽど馴染みがあるかも。はっきりしないが「コンフォート」は商品名なのだろうか。 高性の?タチアオイは植えたことがないからそれと比較できないけど、矮性のありがたみはどのあたりにあるだろうか。ただ夏花壇の有力な候補ではある。今のところ、わが庭の虫たちにやられた気配はない。
2011年07月01日
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