おしゃれ手紙

2009.10.24
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カテゴリ: 映画
パンドラの匣 :あらすじ 音が出ます。

死と恋と自分

結核を患う少年・ひばり(染谷将太)は終戦を機に、「健康道場」と称する風変わりな療養所に入所する。
そこで出会う、気まぐれな看護婦・マア坊(仲里依紗)と、美人婦長の竹さん(川上未映子)、おかしな療養者たちとの日々。
やがてひばりは生きる活力を取り戻していく――。
生誕100周年となる太宰治の同名小説の映画化。
療養所の日々の中で少年に芽生えていく恋心と希望をユーモアたっぷりに描く。

今年は太宰治の生誕100年ということで2つの映画が上映されている。
ひとつは、「『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」ともうひとつが、「パンドラの匣」。
なぜ「パンドラの匣」を選んだのかというと

太宰治の一番ポップな青春小説、キラキラとあざやかに完全映画化!

というコピーにひかれたから。

ポップといっても時代は終戦直後。
レトロ感満載なのだ。

主人公の少年は、結核を患っている。
当時、結核は、死の病。
病気を治す「健康道場」に向かうバスには、車掌さんがレトロ・・・。

(窪塚洋介、久しぶり。「GO」、「ピンポン」などで大好きだったのに最近見なかった。)
患者も看護婦(?)も下駄や草履をはいている。
喋ることも古く、
「がんばれよ!」と言うと
「よしきた!」という返事。

こんなにも昭和20年って古い時代ですか?と思わず言うくらいに古いというかレトロ感漂う映画だった。

面白いのは、皆があだ名で呼び合うこと。
ひばり、竹さん、つくし、かっぽれ・・・。
ハンドルネームみたいだ。

ふと気がついてみると、もう昔の僕ではなかった。

新しい男に、生まれ変わったのだ

終戦で、去年まで、いや昨日までの価値観が変わった。
新しい箱を開けたけれど、そこには、どんな喜びと希望と失望と悲しみが待っているのだろうか?


いや、それどころの騒ぎではないほど、終戦というのは、大変革だった。
「パンドラの匣」というタイトルは終戦直後の日本人をあらわしたのかもしれない。
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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★10月23日 *道頓堀ダイブ /トリビアの井戸:道普請 *






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Last updated  2009.10.25 13:46:28
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