おしゃれ手紙

2021.03.13
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カテゴリ: 映画
痛くない死に方 ■♪音が出ます!!

人間を好きになれ。

在宅医療に従事する河田仁(柄本佑)は、日々仕事に追われ、家庭崩壊の危機に陥っていた。
そんな折、末期の肺がん患者・井上敏夫(下元史朗)と出会う。
娘・智美(坂井真紀)の意向で、痛みを伴いながらも延命治療を続ける入院ではなく痛くない在宅医を選択した敏夫だったが、河田は電話での対応に終始し、ついに敏夫は苦しみ続けたまま死んでしまう。
智美は河田を前に、痛くない在宅医を選んだはずなのに結局痛い在宅医になり、それなら病院にいさせた方が良かったのか、病院から自宅に連れ戻した自分が殺したことになるのかと、自責の念を吐露する。
河田が在宅医の先輩である長野浩平(奥田瑛二)に相談すると、病院からのカルテではなく本人を見て、肺がんよりも肺気腫を疑い処置すべきだったと指摘される。
 在宅医療のスペシャリストで、現在も在宅医として活動する長尾和宏の同名ベストセラーを、『禅 ZEN』や『赤い玉、』などで知られる高橋伴明監督が映画化した人間ドラマ。
どこで最期を迎えるのか、どのような死に方を選択するのかの葛藤を、在宅医師と患者とその家族の交流を通じて描き出す。
映画に登場する、奥田瑛二さん演じる在宅医は、長尾さんがモデルになっているとのこと。

 「本当に末期の方の場合、過度な点滴や栄養剤は不要どころか苦痛を増すだけです。
終末期の脱水を許容すると、やせて枯れていきます。
脱水を自然なこととみて上手に見守ることができれば、大きな苦痛を伴わずに穏やかな最後期を迎えることはできるんです。」と長尾医師。

脱水が自然の麻薬の役割し、安らかに死ねるをいう
 医療の進歩で延命治療が可能になり、昔に比べて患者の選択肢が広がりましたが、人はどう死ぬべきなのでしょうか? 
自分の死に方を選ぶ自由はあるのでしょうか? 
この作品がストレートに投げかけます。

この映画は、医者にも患者にも家族にも見て欲しい映画だった。
 いい医者とはどんな医者なのかということが分かる映画だった。

しかし、治らない病気となれば、いい医者とはどんな医者なのか・・・。

「患者の患部や症状を見るだけでなく、その人がどんな社会的なことで困っているのか調べること」とある医者が、講演会で言っていたのを書類で読んだ。

その病気があるだけで、病気で嫌な思いをしただけでなく、社会から偏見の目で見られたり、
給料が少なくて暮らしていけなかったり・・・。

河田仁(柄本佑)は、先輩の医者に、他の病院が送ってきたデータだけを見るのではなく、
人間を見なさいと言われ、患者に寄りそう医者になる。
 人間、いつ死ぬか分からない。

死ななくても、意識が無くなることが、いつあるかもしれない。
そんな時、必要なのが「リヴィング・ウィルス」。

リビング・ウィルのもとは英語のliving willです。
リビングは「生きている」あるいは「現生している」という意味であり、ウィルは「意思」あるいは「遺言」のことです。

終末期の医療・ケアについての意思表明書(リビング・ウィル)の例文

 私が、高齢となり意識を失うような状態におちいったり、あるいは、たとえ呼びかけには応じても 意識は朦朧としている状態になったり、あるいは、意識はあっても自分の意思を伝えることができない状態となり、自分で身の回りのことができなくなり、自分で飲むことも食べることもできなくなったときには、以下のようにしてください。

 私が自分の力では水も飲めず、食べ物も食べられなくなったら、無理に飲ませたり、食べさせたり、点滴や栄養補給をしないでください。
ましてや、鼻管を入れたり、胃瘻を作ったりは、絶対しないでください。
私が自分の力で呼吸ができなくなっても、人工呼吸器をつけないでください。

 万一、人工呼吸器がつけられている場合でも、一旦、電源を切っていただき、私の自発呼吸が戻らなかったら、人工呼吸器を取り外してください。
 少々意識があっても、場所や日時をはっきり言うことができなければ、同じように扱ってください。
 そうなったら、昇圧薬も輸血も人工透析も血漿交換などもやめてください。

 私の苦しくみえる状態を緩和していただける治療をしてくださるなら、喜んでお受けします。 ただし、昇圧薬や脳圧低下薬などの延命のための治療はやめてください。


 私の命を長らえるために努力をしてくださっている、お医者さん、看護師さんや医療・介護スタッフの方達には、心から感謝しています。
 努力してくださっている方たちには、たいへん申し訳ありませんが、どうか、私の意思を尊重してください。

 私はこの終末期の医療・ケアについての私の意思表明書を、意識も清明で、書いている内容を十分理解している状態で書いています。
 どうか、私の意思を尊重してください。  
 以下、書いた年月日や本人の署名(自筆)年齢など
ここに詳しい
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Last updated  2021.03.13 00:06:03
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