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天地 はるな様こんにちわ。アヤシゲな天気が続きますねえ。畑もどきをしだしてから、天気予報が気になる気になる。梅雨で麦刈りがなかなか出来ず、カビさせたと思えば、今年は今年は米が豊作だーなんて喜んでいたのもつかの間、台風と長雨で、またまたカビカビ。おまけに穂が重く垂れているもんだから、倒れて水に浸かって発芽するわ、イノシシに入られるわとふんだりけったり。そして一番驚いたのが、まだ稲刈りをしていない田んぼが青々としている・・・。なんで?そう。暖かい日が続くもんだから、ひこばえが出てきている田んぼがあるのです。生まれて初めて見た、へんな、というか不思議な光景。いつまでこんなお天気が続くのでしょうか?さてさて、はるなさんに負けず劣らず、ガーデニング熱にうなされる私。先日、とある公共放送の「ガーデニング特集」をチェック。内容は・・・。「ガーデニング」の本場、イギリスに留学してきた、『イングリッシュガーデンなら私におまかせ!』というようなお姉ちゃんが出てきて、ガーデニングのウンチク(習ってきたそのまんまって感じで)を誇らしげにのたもうてくれるのですが、しかし、しかし・・・。『お庭にテラスを作りましょう。植物と人のスペースをキチンと分けましょう。例えば田んぼ(土手であろうと思われる)に座って食事するなんて不潔でしょう。』てなことを堂々という、この頭のワルさ(私よりはいいけど)。思わず、テレビに「田んぼが汚いゆうんやったら、ほな、あんたは米食ってへんのやな」とテレビに喧嘩を売ってしまいました。9月の終わる頃に、ミゾソバだらけの、もと畑と、アカマンマの葉っぱが紅葉している、プラス、アザミが群生している、もと田んぼを見かけたのですが、それはそれは美しくて、思わずしばしの間、そこにたたずんでしまいました。イングリッシュガーデンはステキです。オールドローズの咲く、お庭もなかなかのものです。でも、日本の手入れされた里山だって、イングリッシュガーデンにひけをとらないくらい素晴らしい文化だと思うのです。生意気に言わせてもらうならば、このお姉ちゃんは『緑』に対する知識・文化なぞ、ぜーんぜんおかまいなしに「イングリッシュガーデン」のノウハウだけを学んできたのではないんかえーと思うのです。かくいう私も、こんなにエラソウなことを言えるようになったのも、里山のお・か・げなのですが・・・。私のガーデニングは「ビンボーガーデニング」。あるものを使う。無ければ作るといった具合。だからテラスを作るにしても、木切れやレンガの余ったの、木っ端などを寄せ集めて作っているのです。でも、お金をかけない分、頭を使わなくてはならないので、かなりの時間を要してしまうのですが、けっこう楽しくて、すでにヤミツキになっているのです。そして、ドングリだの草苺だのフキだの苔だのを移植して、里山もどきにするのが夢なのです。来年の今ごろは、どうなっているやら。見に来てね。 浜辺 遥◆追伸◆庭の横を流れる水路に魚を入れたら、いつの間にか稚魚がスイスイ。「ビオトープ」もどきを堪能しています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・●「おしゃれ手紙」は、以前、ある所に、私と友人が書いていた手紙様式のエッセイです。◆◇◆「おしゃれ手紙」:目次◆◇◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年10月9日*月遅れの重陽の節供の宴 *・・・・・・・・・・・・・・
2011.10.09
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■浜辺 遥さま■「ローズ・デ・ロミー」。道路工事のため、あやうく命を落とすところを、ものずきな私に見つけられ、遥さんによって、再び美しい花を咲かせているバラ。その、命拾いしたバラに名前をつけるとしたら「ローズ・デ・ロミー」しかないと思うのです。私たちの共通の友人の名前をとって「ひろみのバラ」という意味。フランス語風な響きがあって、おしゃれな、遥さんにぴったりだと自画自賛。「ロ」の頭韻もあるし、やっぱりこれしかないと悦にいってます。私もこの春、花屋でツルバラを購入。赤い花をさかせてくれて私のガーデニング熱を上げるのに一役かってくれました。で、その後のバラなのですが、ものすごく成長が早く、あれよあれよという間なのです。そこで私、ハタと気がつきました、ツルバラには彼女を支えるものがいることを。今、ブームの「イングリッシュガーデン」の本を見ると、アーチに絡ませたり、塀に絡ませたりと、美しさの裏には、なみなみならぬ努力が・・・。努力という言葉の不似合いな私はこれを見て、ため息、吐息。あわれ私のツルバラは、地を這うよりしかたなく、ニョロニョロと、地面をはっています。ガーデニングは、ドロナワ式でなく、計画的にきちんとしなければいけないんですね。 とりあえず、おおいばりしているアロエに絡ませたんだけど、この後どうしよう、と思案投げ首。いいアイデアがあれば教えてください。ええかげんで、出たとこ勝負の私ですが、台所の窓から見るピラカンサは、うっとりモノです。この家に引っ越してきた10数年前、ごみを少なくしようと、裏庭(といえる広さではない)に生ごみを埋めていました。なんきんの種なんかも埋めたら律儀にちゃんと芽を出し、花が咲いたりしました。ピラカンサを花瓶に活けた後、土にかえそうと埋めたところ、偶然、芽が出て・・・。10年後のただ今、2階のベランダに届くほど大きくなってくれました。初夏には、真っ白な花が咲き、秋冬には、真赤な実がなり、おまけに、一年中みずみずしい、緑の葉が目を楽しめます。鳥もピラカンサの恩恵を受けています。真っ赤な実を求めてか、近くに大きな木がないせいか鳥がたくさん集まります。中には巣を作って卵を抱いている鳥(どうやら、キジバトみたい)までいて、賑やかです。私は、台所のテーブルに座りながらバードウォッチングできるという偶然のもたらした贅沢を楽しんでいます。そして先日読んだガーデニングの雑誌のフレーズを思い出します。◎庭作りは急いじゃいけない。 植物は、自分が成長したいように育っていくのだから。◆追伸:「ローズ・デ・ロミー」の発音は、鼻にかけてフランス語風にね。◆おしゃれ手紙◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年9月15日*サルビア歳時記:9月の三箇条*・・・・・・・・・・・・・・
2011.09.15
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■天地 はるな様■お元気そうで何よりです。はるなさんのガーデニング熱、上昇中だとか。こういう熱なら地球も喜ぶでしょう。おっしゃるとうり、コンクリートは暑い。ホント暑い。私の実家は屋根がなく、コンクリートの屋上ですが、めちゃ暑!夏はクーラーがないと倒れてしまいそう。以前、私にできるヒートアイランド退治方は何ぞや?と頭を悩ませた結果、屋上庭園なるものを作ってやろうと計画を企てたのですが・・・。土を乗せるだけの荷重に耐えられるように作られていないとのことで父が猛反対。泣く泣く、諦めたのですが、某企業が土の代わりにヤシの実の繊維で作った、マットのようなものを開発したとのこと。それやったら、ええやんと思ったのもつかの間。お値段が高すぎました。でもクーラーに使う電気代のことを思えば・・・。とりあえず、壁をツタに這っていただいて、それからまた考えるとしましょう。なにごともチープが肝心だもの。 はるなさんから譲り受けたバラもすこぶるつきの元気。工事現場で朽ち果てる運命にあった、バラと葡萄の木。バラは私が、葡萄がは、はるなさんが育てることに。工事現場ばかり目に付き、田んぼや里山が荒れ果て、消えて行くこの頃。なんともやるせない気持ちになってしまいます。田んぼだけでなく、山も消える今日この頃。そこに住む生き物たちを追いやって、人間だけがはびこるご時世。 かと思えば、先日、大阪・鶴見緑地に「里山」を再現するゾーンができたとか。「*ビオトープ*…生き物が生活できる環境を復活しよう」という活動を展開するとか。まあ、それはそれで、ええんやけれど、わざわざお金を払って田んぼの土を運ばんでも、今ある田んぼをそのまま使ったらええのに。ビオトープと言えば、私もこの夏始めてみました。私の方はただ、古い小さな水槽を畑に埋め込んだだけのものですが、これが面白いのなんのって。 最初は私の成金趣味で、金魚を入れたのだけど、ツユクサの根にからまって昇天。ドジョウだけになったのも束の間、いつしかカエルのサロンとなり多いときには6匹も。今ではタニシも加わって、なかなか賑やかな水槽、いやいやサロン。湿地大好きな私は、これだけでは飽きたらず、お次は田んぼをそのまま切り取って。古い火鉢やお茶碗に入れて眺めたり・・・。うーん、オリエンタル! ヘルマン・ヘッセが「庭仕事は瞑想である」とうたっていましたが、私も土関係のものに触れている時が至福の時。「個人」が慈しんで楽しむビオトープをいろんな人に感染させたいものです。 浜辺 遥(はるか)追伸:命拾いいたバラに名前をつけていただけませんか?**ビオトープ**生き物の生息空間・場所という造語。かつては、石垣の間や田んぼ、川、家の屋根裏、などを棲家とする小動物がたくさんいました。小動物の生息する空間や場所を大切にしようとする、世界的な動きがあります。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年8月11日*ふるさとは近くにありてつくるもの/停電今昔*・・・・・・・・・・・・・・
2011.08.11
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■浜辺 遥さま■暑中お見舞い申し上げます!暑いですね。ぐったりしていませんか。私は、すこぶるつきの元気。その元気の素は、今年の春、コンクリートをはがして作った、小さな庭の植物を見ることと、世話(といっても水やりぐらい)をすることです。信じられないでしょう?私がガーデニングをするなんて・・・。友人のルリさんがくれたミント、真知子さんからもらったチャービル、それにはるかさんからもらったアップルミント、これらはみーんな育てやすいハーブなのに枯らしてしまった、この私が庭いじりをするなんて・・・。今年の春は、異常に暑く地球温暖化をまさしく肌で感じました。で、私にできることはなんだろうと考え、出てきた答えが「庭のコンクリートをはがして植物を植えよう」でした。コンクリートは、輻射熱で地面より暑く、温度が下がりません。反対に、植物は温度を下げる働きがあります。それに、街から雑草が消えて殺伐とした風景。街から消えゆく植物をわが家に避難させようと思ったのです。フェンスに絡ませようとつる植物を、春に食べたいからイタドリを、花が可憐だからとイヌタデをと空き地や廃屋をうろついては、「雑草」を手に入れる毎日。「何してるん?」とあやしまれたことも、一度ならず、二度、三度・・・。 でも、私のガーデニング熱はさめません。いえ、ますますエスカレートして、2mもあるブドウの木が工事のために抜かれようとしているのをもらってくるしまつ。殺風景だった裏庭(と呼べるほどの広さではない)が、がぜん賑やかになりました。いろんな草のなかで私のお気に入りは、つる系の植物。いくら見ても見飽きません。いつの間にフェンスに巻きつくのだろう。今度こそ現場(?)をおさえるぞとジーっと見るのですが、いまだにその瞬間を目撃していません。ムカゴにヘクソカズラにヒルガオ・・・。その他、まだ名前も知らない植物がいっぱい増えました。そのうち、植物図鑑をみながら名前を覚えたいと思います。先日、こんな私の近況を話し、「はるか弥生の昔から脈々と受け継がれてきた先祖の血がよみがえったみたい」と言うと笑われてしまいました。今、巷で大はやりのガーデニング。私は絶対やらないと思っていたのに、どっぷりとはまってしまって・・・。 でも、朝顔の花が見たいから早起きをしたり、はやくもツクシやスカンポ、ムカゴを食べることを思い浮かべ夏バテなんて、なんのその、絶好調の夏なのです。 天地 はるな◆おしゃれ手紙◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年7月13日*食い初め/遊び唄:子とろ*・・・・・・・・・・・・・・
2011.07.13
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■天地 はるな様■ 「若い」っていいですね。それだけで充分だもの。とはいえ、私も若かりし頃、メディアに感化された時がありました。高校卒業と同時に某化粧品メーカーから「美容講習会」なもののお誘いにつられ、一式揃えたものの、結局、ほとんど使うことなく、タンスのこやしに。また、ソニプラ(正式名称ソニープラザ・心斎橋のソニータワーの中にあるドラッグストアのような雑貨屋)のコスメ姉ちゃんに、こっぴどく説教され、とても不愉快に思いながら「やっぱり、せなあかんのかなー」なんて落ち込んだ日も。でも、今の私は、ほぼスッピン。素顔で勝負よ!なんてかっこいいもんではなく、年を重ねるごとに、横着になってきている、といった様子。友達なんかは月に1万円以上、化粧品にお金をかけているというけれど、1万円あれば、本やCDがたくさん買えると思うと、とても化粧品にお金をかける気になれないのです。こんな風に思い出だしたらもう「トシ」なのかも知れないけど、うーん、やっぱり私は本やCDが欲しい。 そんな私が、わずかにコスメ関係に出費しているのが「マニキュア」。以前は「くちべに~」とお揃いでよく買ったのですが、最近はキッチュな色が多く、口まで「青や黄色」にする勇気がないので、「マニキュア」単独で買う時が多くなりました。試しに何色あるか数えてみたら20数色あったので、自分でもびっくり。でもこれが1000円以下、いや最近は300円以下で楽しめるのです。他のコスメ商品でもチープなものはたくさんあるんだけど、簡単な「マニキュア」ならお化粧ほど技や時間はかからないし、洋服と合わせて楽しめるというわけで、もっぱら私は「マニキュア」おたく。もちろん、お化粧だって洋服と合わせていくらでも楽しめるのだけれど、ずぼらな私にはよっぽどなにか特別な日でもない限り、続くわけもなく・・・。「外見より中身よっ!」って言えるほど、強いポリシーもこれまた持っていないし、やっぱりステキなヒトがいれば見とれてしまうし、なんとも中途半端な私。・・・・・・・・・・●「おしゃれ手紙」は、以前、友人と私が、あるところに、公開、交換手紙という形で書いていたものです。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年6月9日*買物今昔:やみかごからレジ袋 / ごちそうさん歌:にぬき*・・・・・・・・・・・・・・
2011.06.09
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5月28日、友人と宝塚ガーデンフィールズに行った。目的は、宝塚ガーデンフィールズをデザインした英国人デザイナー、ポール・スミザー氏のトークショーで「ナチュラル庭園で咲かすバラの魅力」。英国人だから、通訳がいるのかなとか、どの程度まで喋れるのかなという不安があったのだが、まったくの杞憂に終わった。日本語ぺらぺら。しかも、ユーモアとサービス精神満点。友人は数年前からの熱狂的なファンで、本も持っている。もちろん、本を持って行ってサインをお願いした。すると、サインだけでなく、ユーモアたっぷりの蛙のイラストまで添えてのサイン。雨が降ったり止んだりの天気だったが、沢山のお客さんが熱心に話を聞いていた。ポール・スミザー氏の話の内容は興味深いものだった。*薔薇選びは、形だけでなく香りも重要。*薔薇だけでく、他の花も一緒に植えると、薔薇の時期が終わっても寂しい花壇にならない。*たとえ、薔薇の葉っぱを少々の虫に喰われようとも気にしない。 曲がったキュウリを気にしないように。 *庭園には、池があるが池を作ったらトンボが来る。 そのトンボは、花につく虫を食べてくれるから、薬をまかなくていい。*薔薇が咲いた後は、お礼肥えを入れる。そんな内容の話をお笑い芸人のように面白おかしく話してくれた。もともとあった木や下草はできるだけ残す。彼の庭作りの根本的な考え方を私はいいなと思う。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年5月29日*サルビア歳時記:5月の季語 *・・・・・・・・・・・・・・
2011.05.29
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■浜辺 遥さま■養子に出した「のびのび人形」の「グローヴィ」君。よいこのしてくれてるみたいなので、なによりです。またまた、話が「アニエスb.」になって申し分けないのですが先日、行って来ました。といっても、今回は娘のレイ(19歳)が主役。私は、お供ですけど・・・。彼女のシャツを見にあちらこちらとウロウロしたのですが、「やっぱり『アニエスb.』やなぁ。」と「アニベー」好き好きミーハー親子は納得。 試着させてもらっている間、彼女のバッグを持って、待っていると、娘がなにか困惑の表情。どうやら、お店の人と間違われたらしいのです。この日の彼女の格好は、黒いTシャツ、ごく普通のGパン、髪は「Puffy」みたいなふわふわカーリーヘアで、耳に小さなピアス。ものすごーくシンプルな格好なのに、おしゃれな「アニエスb.」の店員さんに間違われるのは若さというアクセサリーのせい?買物は脇役だけど、支払いはしっかり私が主役。心も財布も軽くお店を後にしました。と言いたいのですが、不満がひとつ。あたりまえだけど、「アニエスb.」のお店には、エプロンが無いのです。里山の仕事にお気に入りの「クロワッサン」のエプロンをして行ったのですが、ドロドロに。 大きさといい、色、形と申し分ない大のお気に入りだったのに、「クロワッサン」でも、もう、扱っていないというし・・・。やっぱり、もう一枚、いえ、もう2枚買っておくべきだったと、後悔先にたたず。「アニエスb.」にも当然ながら無い。えっ、何ですか?「アニエスb.」のお客さんて、料理も出来ないの?それとも料理人がいるのかしら?プンプン。と悔し紛れに思う私。料理は上手じゃないけど、大好き。冷蔵庫の中にあるものを思い浮かべて、あれやこれや、メニューを考えるのは楽しい。だからエプロンも大好き。こだわりたいのです。「アフタヌーンティ」にはありました。でもエプロンが7,500円だなんて、高すぎると思いません?次に行った所は「天王寺MIO」というファッションビル。ここで、やっと、まあまあの妥協の品を手に入れたのです。フリーマーケット「K」のこと、うちの薔薇が咲いたこと、私の小さな庭のことなど書こうと思っていたのに、エプロンのぼやきになってしまいました。「グローヴィ」によろしく!さようなら。 天地 はるな◆◇◆「おしゃれ手紙」:目次◆◇◆◆おしゃれ手紙◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年5月23日*「純情きらり」と「私の昭和」:ちゃんちゃんこ/枇杷熟れ、桑熟れ、椋熟れて・・・。*・・・・・・・・・・・・・・
2011.05.23
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天地 はるな様「アニエスb.」。ふっふっふっ・・・。私も持っています。といっても、お洋服ではなく、でかバッグですが。ホントはちょっとした旅行用にと思って買ったはずなのに、今では本来の用途にはほど遠く、通勤に土がある場所にと、酷使される日々。泥がつこうがへっちゃらだし、デカいもんだから、ばかすか入れちゃう。何を入れるか・・・。その1♪仕事場で出た紙クズ。リサイクルに出すため。軽いけど、けっこうかさばる。その2♪通勤途中で読む本に新聞。私は「おっさん」。その3♪「スーパーD」で買った見切り品の数々、もらった野菜、その他諸々・・・。それゆえに通勤帰り、自動改札をカニ歩きする気恥ずかしさ。いえいえ、私は働く女、バッグの中は書類が詰まっているのよー、にはどう見ても見えないか。ははは。 「アニエスb.」でかバッグをゲットするまでの長い長い日々。当時はまだマイブーム(私の場合はお手製)が到来しておらず、作るよりも買うこと一辺倒。私の超ワガママな注文にかなうものは探しても探しても見つかない。そんな時、あきらめ半分でのぞいた「アニエスb.」。ところが、ところが、あるじゃな~い。足を棒にした日々が悔やまれる。こんなんやったら、最初から「アニエスb.」に行ったらよかったー。嗚呼!「華原ともみ」の高らかな笑い声が(「おしゃれ手紙」24 参照)。それにしても根強い人気の「アニエスb.」。もうすぐ神戸で「『アニエスb.』の全て」とかなんとかいう展覧会のようなものも開催されるラシイ。本場、パリでも彼女の人気は絶大だとか。いやはや、マイリました。 「買いだめ」、私もよくやります。この時を逃したらあとはない!と同じものや色違いを買い込むのです。自分でも、よーやるなーとあきれること度々。しかし、やめられないとまらない。レターセットから、ろうそくから、Tシャツから、靴下から・・・。なかなか気に入ったものがないだけに、この時とばかり買い込んで、ちょびちょび出しては満足気に使う極上の、いや、マニアックなシアワセ。はるな論、おっしゃる通り。気に入らなくて一度も着ないよりは、少しぐらい高くても気に入って何回も着る方がずっとイイ。「SALE」という甘~い言葉に誘惑されて買って失敗したものの数々。環境にもココロにもお財布にもよくない。なんでも、ショッピングをしている時の心理って専門家によれば、恋をしている状態とよく似ているそうです。欲しいモノがあっても、その場はとりあえず家に帰り、冷静になって買うか買わざるべきかよーく考えると衝動買いが予防できるとか。でも、その間に売れてしまったら「逃がした魚は大きい」状態になるし・・・。買物は自分とモノとの勝負なりけり。恋も同じく。それはそうと、はるなさんから頂いた・・・いえいえぶんどった「のびのび人形」元気にしています。今も私のデスクに寝転んでいます。見て、触って楽しめる私のお気に入り。一目ぼれしたこの人形、麻ひもで編まれた*「グローバルヴィレジ」*製。カタログは見ていて飽きないモノばかり。これなら衝動買いしないし、みんながヨロコブ。はるなさんの家には、気になるものばかり。何気なく、でも何かを訴えている。私もそんな部屋作りを目指し、まずは自分を磨こうと、なぜか新聞に埋もれる日々。やっぱり私は「おっさん」。 浜辺 遥**「グローバルヴィレッジ」**環境と南北問題に取り組む国際協力NGO。フェアートレード組織。◆おしゃれ手紙◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年4月19日*植物物語:柳/ジャンクスタイル:「純情きらり」桜子の陶椀*・・・・・・・・・・・・・・
2011.04.19
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■浜辺 遥さま■バレンタインだ、ハートだと騒いでいるうちに、もう「春でぴよ。」あれ、うつっちゃった。先日、植生調査をしようとK井さんと待ち合わせ。待ち合わせ場所が、なんと「浜辺 遥さま御用達」のあの「スーパー」。その日がちょうど閉店日で、お店は、押すな押すなの大にぎわい。遥さんは、いつもステキな服を安く買っていらっしゃいますが、その原点はここにあったのかとしばし見てしまいました。遥さんも「チープシック」がお好きなんですね。私もチープシック大好き人間です。高いお金を出せば、いいものが買えるのは当たり前。チープ(安くて、あわよくばタダ)でシックなものをゲットする、これこそ、本当の「おしゃれびと」ですよね。私が「チープシック」という言葉を知ったのは、今から30年前。暇で、近くの本屋さんに入り浸っていた頃、出会った雑誌が『私の部屋』。今、巷に何種類ものインテリア雑誌が出ていますが『私の部屋』は、その草分け、はしりとも言うべき本です。そして30年たった今見てもインテリアはもちろんのこと、暮らしのアイデアや考え方など、ちっとも古くないのです。今でこそ、すっかりお馴染みになった 「パッチワーク」、「ポプリ」、「DO IT YOUR SELF」そして「チープシック」・・・。これらをはじめて知ったのはこの本でした。以来、私は「チープシック教」の熱心な信者に。教典は、もちろん『私の部屋』。でも、チープシックって難しい。ヘタをすると単なる安物買いになってしまいますもの。パッチワークだって暇つぶしか、単なる手芸好きと思われるし・・・。 I田さんが、四国から来阪されたとき近所のKさん、S田さんと、わが家でお茶会をした時・・・。清水の舞台から飛び降りたつもりでお茶碗用にと買った高価な器より実家からもらってきた、大きな「片口」の方が「茶粥にあいそう・・・」「ポトフにも似合いそう・・・」と人気がありました。だから今は値段が高いか安いかで買うのではなく、心に響いたものだけを買おうと決めました。ブランドものだって値段が許せばOK!実は、昨年の秋、パリジェンヌ御用達ブランド「アアニエスb.」のセーターを買ってしまいました。それも同じ物を2枚も・・・。ものすごく気に入って、この秋冬は親のカタキのように、そればかり着ていたので1枚は、だいぶクタビレてきました。やっぱり、2枚買っといてよかった。少しくらい高くても、気に入って何回も着れば気に入らなくて1度も着ない服よりずーっと、チープ。遥さん御用達の「Sスーパー」はなくなったけど、遥さんのおしゃれセンスがなくならない限り、チープシックな生活はできます。これからもステキなものを見つけて「おしゃれ手紙」に書いてくださいね。 天地 はるな◆◇◆「おしゃれ手紙」:目次◆◇◆◆おしゃれ手紙◆●四国のI田さん、受験生のR君と来阪。うちに泊まってもらって、M子も加わって、受験生R君のこと、すっかり忘れて久々の楽しい会話。また、来てね♪・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年2月25日*サルビア歳時記:2月の季語/サルビア歳時記:2月の三箇条*・・・・・・・・・・・・・・
2011.02.25
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■天地 はるな様■やってきました、バレンタイン!何を隠そう、このウンチクたれのワタシも学生時代には、1ヶ月前から、ひたすらウンウン悩んで授業なんかそっちのけ。「今年のマイブームはこれよ!」などと趣向を凝らしたものです。父から叔父から憧れのドクターから・・・。えーっと、えっーと15個はくだらない時もありました。それにひきかえ、今の私はバレンタインデーのチョコ紛争に紛れ込んだ美味しそうなチョコを、自分で買って食べる日々。はたから見れば「お気の毒」かもしれないけど、何のポリシーもなくチャラチャラしていた頃よりずっとヨイ(これぞ、自己満足の世界!)。しかし、日本という国は、ホント「造られたイベント」が好きですよね。バレンタインからホワイトデーにクリスマス、その他諸々。まあ、そんなイベントに私も乗っかってきたし、日本経済のはしくれでも支えてはいるんだろうからそれはそれでいいんだけど「なんかポリシーあれへんなー」と思うのは私だけでしょうか。 「ハート」。こんな私でも結構好きです!ハートのフォトスタンド、ロウソク、クッション、ロケットペンダント。 そして、去年の暮れに自分で買った、「KOOKAI」のリング。アクセサリーの中でこれが、今一番お気に入り。デカイ手の私には、小さな宝石が、ちまちまついている華奢なリングはあまりにも似つかわしくなくて、シルバーのごっついリングになってしまうのです。カワイイ女のコが「このリング、カワイイ」とチマチマリングをカレにおねだりしているのを横目で見ながら「えーの、えーの、私は自分で買うから」と、ごっついリングを買う私。ひょっとしなくても、こんな私ってやっぱり、お気の毒?ひがむのは、これくらいにしてー。ラブラブバレンタインな2月!!でも私にとっては、ちょっと残念な2月。というのは、私がガキ時代から御用達の「某スーパー」が今月で閉店するからです。私が5歳の時にオープンした「S」。開店当初はスゴイもんで、押すな押すなの大繁盛。しかし時代の流れには逆らえず、最近、日本各地げ「郊外型スーパー」が大ブレイクする中「S」の閉店は、スーパー版「平家物語」の栄枯盛衰を見ているようで、もの悲しく思えたり、私の「チープ」な品は、「S」で仕入れたものが大半を占めているだけに、これからの入手先を案じたりと、何かと複雑な心境なのですー。しかし、転んでもタダでは起きない私は「頭」を変えることにしました。企業のお世話になるのは、もうやめよう。これからは、自分で作ったらええやん。もともとは、みんな自分で作ってたんやしーと、ここ最近の私のマイブームは「お手製」。転んで拾ったマイブーム。「お手製」で思い出したけど、先日「ベーコンもどき」を作りました。ダンボール箱を使ってスモークしたのですが、これがメチャウマ。去年の12月に仕込んだ「味噌」もぼちぼちだし、布をどんぐりで染めたり、保存食を作ったり・・・。うーん「お手製」は楽しい。よくよく、考えてみると、自分で作るものって、全てが「自己の表現」で「アート」なんですよね。今ごろ気づくなんて遅すぎるんだけど、最近の私「生きてる!」って気がしてます。金銭的には、ビンボーなんだけど心は豊かです。こういう奴にかぎって「にわか成金」だったりして。ははは。もうすぐ、■春でぴよ。■種蒔きの季節、忙しくなりそうです。 浜辺 遥HOME◆おしゃれ手紙TOP◆「殴られるのは生活の一部。ココアの袋を担がされて、落としてしまっても、誰も助けてくれない。もう一度担ぎ直すまで殴られ続ける。」元奴隷だった少年の言葉。チョコレートを知らない子供の奴隷達によって、あの甘くほろ苦いチョコレートは作られていると知りました。甘くかつ苦き孤独を噛みしめてゐる 聖バレンタインの夜も 星川 孝●70万ヒット、御礼。m(_ _)m・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年2月13日*雛は2月の風に・・・。*・・・・・・・・・・・・・・
2011.02.13
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■浜辺 遥様■もういくつ寝るとバレンタインバレンタインのおかざりは 赤いハートのピンクッションハートの籠に赤りんご こんもり盛っておきましょかやぶれちまった哀しみの ぎざぎざハートはどこに置く白くて細いリボンかけ、ぶるーな海に流しましょうそしたら、ぶるーな思い出は 海で静かにくらすでしょう by はるな もうすぐバレンタインデーですね♪こんなことをいうからK氏に「元祖アンノン族といわれるのでしょうか。あれは、お菓子屋さんの陰謀。私には関係ないと思いつつ、玄関のコーナーにハートグッズを飾ります。捜せばあるんですね、ハートのものって・・・。ピンクッションに籠、クッキーが入っていた缶。麦わら細工のクリスマスのオーナメントもみーんなハート形。鍵穴のふた(というのでしょうか)がハートの形をした古いタンスは、友人3人(香港珍道中トリオ)で京都に行ったとき買ったもの。大好きだけど、これは、玄関にはちょっと無理。 そうそう、それに大好きな台所用はかりも飾ります。金と黒のクラシックなデザインで、アンティーク風ですが、20年前、新品で買ったもの。当時、雑誌で、このはかりいを見て、これだ!これしかない!と一目惚れ!!ちょうど運よく?それまで使っていたはかりが壊れました。そこで、とっておいた、雑誌の切り抜きをみてメーカーに直接電話。商品が届くまでの待遠しかったこと。この頃は、このはかり、よく見かけます。雑誌「サライ」の表紙に登場したこともある人気者になりました。「このはかりのどこがハートやねん」と思ったら今度、家にいらっしゃった時、とくと、ごろうじろ。はかりの針の下の部分がハートになっているのです。 私にとって、忘れられないバレンタインデーといえば2年前。I川さんと遥さんと私の3人で過ごしたあの日の夜。どうしたら、みんなに読んでもらえる紙面が作れるんだろうという話をしていて「手紙形式もいいですよねぇ」と遥さんがおっしゃいましたよね。私も前から温めていたことなので「それ、それ!イラストも入れてね」と即決定!あのバレンタインデーの夜が「おしゃれ手紙記念日」。この件にしろ、「アンアン」を同時に買うにしろ、私たちって年の離れた『ふたりっこ』??*2月は、いつも離れ離れになっているハートの大集合の月なのです。 天地 はるなHOME◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年2月3日*イワシの頭も信心から/年越しのお化け *・・・・・・・・・・・・・・
2011.02.03
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■天地 はるな様■おとな、おとな、やっぱり、はるなさんは「おとな」です。そう、怒るなら、あの体育館ですよね。見るたびに、こっちが恥ずかしくなってきて、思わず見て見ぬふりをしてしまいます。自分の収めた税金が自分の納得することに使われてたらいちばん!なのですが。そしたらあそこまでスバラシイ趣味の建物は建たないと思うんだけど・・・。 今日、味噌を仕込みました。口にしてきたわりには作ったことがないという、典型的な「きょうび(いまどき)の子」なのです。私にとって「糠床」はペットであり「秘密の小箱」。何が入ってるかお楽しみなのです。大根のシッポだったり、キャベツの芯だったり・・・。「糠漬け」ってホント、エコロジーだと思いません?今日から「味噌」もマイペット。でも、近所のおばちゃんたちは、私のことをケチと思ってるようです。まあ、「糠漬けも作るえらいきょーびの子」とも思ってはくれるのですが・・・。私のポリシーは「納得プライス」。自分にとって納得のいく値段だったら、高かろうが、安かろうが買ってしまいます。もちろん、値がはるものは、よくよく考えて、時間をかけて。学生の頃から「チープシック」が好きだったのですが、年齢と共にますます「安物」買いに拍車がかかっています。一応、そればかりではなく、カシミアのストールをその「安物」に合わせたりして、自分では「納得」のいくおしゃれをしているつもりで、悦に入ってはいるのですが、大人のムード漂う「コンサバ」にはほど遠く、悲しいかな、もっぱら「カジュアル系」ばかり。ドレスアップして出かけて行く機会がめっきり減ってしまったのもあるのですがそれにしても、ちょっとなー。うーん、これは問題だ。 はるなさんが、よくおっしゃる「ハレとケ」。 今の私に必要なのは「ハレ」。お正月くらい、ちょっと「ハレ」の装いをしてみるか!とは言え、もともと、「お正月だからなんとか~」という気持ちは皆無。職業柄、お正月も何もあったもんじゃなかったのも手伝って全然、日本人らしくないのです。初詣もキライ、おせちもキライ、年賀状もキライ、好きなのは、お年玉だけ。なんてオキノドクな日本人。でも、なんでキライなのか、ただ今、原因を模索中。「スキキライ」って不思議。瞬時に、そして無意識に自分で判断しているんですから。そしてその「スキキライ」が個性なのかも。最近、「スキキライがはっきりしてるねー」と言われたのですが、もともと、あやふやな私は、宙ぶらりんなことが多く、自分の意志をはっきりと言わないことが多かったので私にとってそれは新鮮なおコトバでした。自分の意志を主張して気まづくなるよりは、黙っているほうがいいやと思っていたのです。でも、それって「つまんない」ことが分って、ここ最近の私は「言いたい放題」。そして案の定、最近ある人かに「ウルサイ女」と言われ、しばし落ち込んでいたのですが「それが本来のじぶんなんだ」と自分で「納得」し、すぐに復帰。この年になって、やっと「自己の確立」が出来そうです。ということで、話がめちゃくちゃ飛びまくってしまいましたが、いろいろあったけど「人生、山あり谷あり」で、まっ、いいかー。はるなさんの「天使のメッセージ」を心の糧に、がんばるのだ!! 浜辺 遥HOME◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年1月10日*トリビアの井戸:十日戎(とおかえびす) *・・・・・・・・・・・・・・
2011.01.11
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■ルーシー・リー展■ディム(大英帝国二等勲爵士)の称号を持つルーシー・リーは、バーナード・リーチやハンス・コパーと並び、20世紀を代表する陶芸家の一人です。ウィーンに生まれイギリス人として半生を生きた彼女は、70年近くにもわたる創作活動の中で多くの作品を作り、独自のスタイルで陶芸の世界に新しい風を吹き込みました。無駄のないシンプルなフォルム、自由な色彩、優雅で洗練された装飾との見事な融合…。それは大都市の中の小さな工房で、一人器と向き合い続けた彼女の生き方にも似ているように思えます。 去年10月からたてつづけに、ルーシー・リーに出会った。最初は、■関東の友人■宅に泊まった時だった。友人は、衣食住、おしゃれに暮らす人。その彼女の家の和室に置かれた、IKEAの赤い箪笥の上に飾られた美しい小物たち。その中で、見たこともないような器の写真を額に入れて飾ってあった。数日後、うちでテレビを見ていたら、その時の写真が・・・。その器を作ったのは、ルーシー・リーという人だと初めて知った。また、*こんなところにも*ルーシー・リーが・・・。これまでも見ていたサイトなのに気をつけると、見つかるものだ。そして、そして、ルーシー・リー展を見つけてしまった。行こうと思っていたら、関東の友人から、1月4日~6日まで大阪に来るというメール。というわけで、1月5日、大阪市立東洋陶磁美術館で見てきた。ルーシー・リーの作風は3つに分けらる。■ウィーン時代工業美術学校に入学し、作家として活動を始めたウィーンのもの。優雅な曲線を描く器形、華やかな色使いといった点に、装飾性を強めたウィーン工房後期の特徴が見出せる。■形成期(ロンドン時代)数々の国際展で受賞を重ね、大陸での評価を確立しつつあった矢先のロンドンへの亡命。バーナード・リーチに代表される重厚な器が人気だったイギリスで苦戦するルーシー・リー。苦しい時代を彼女はボタン作りでしのいだ。■円熟期ルーシー・リーの高い評価は国内のみならず、海外にも及ぶようになります。ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館の学芸員で、イギリスのスタジオ・ポタリーの擁護者であったウィングフィールド=ディグヴィは、同展カタログに寄せた文章でルーシーを「都市に生きる陶芸家」と称し、当時イギリスにおいて支配的だったリーチ・スタイルに対する違いを明確にしました。それはルーシーの作品の重要な特質が初めて定義された瞬間でもあり、また同時に、彼女が揺るぎない表現を確立したことを示すものでした。続く20年間に、ルーシーはゆっくりとかたちと装飾を洗練させ、作風を完成させます。決してその器で物を食べたいとは思わせない、シャープな形と初めて見た色。薄くて軽やかなのに、見たら絶対に忘れない強い印象の器たちだ。 ■ルーシー・リー展■■会場■大阪市立東洋陶磁美術館大阪市立東洋陶磁美術館 大阪市北区中之島1-1-26■会期■平成22年12月11日(土)~平成23年2月13日(日)■アクセス■・京阪中之島線「なにわ橋」駅下車すぐ・地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」、地下鉄堺筋線・京阪本線「北浜」各駅から約400m ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2011年1月5日*トリビアの井戸:初夢にはなぜ茄子があるのか。*・・・・・・・・・・・・・・
2011.01.05
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娘のレイは今年もクリスマスをイギリスで過ごす。去年、レイからきた、画像付きメールによると・・・。イギリスでは、クリスマスに女王が演説する。日本では、お正月に天皇家があいさつしている映像をテレビで見るが、あんな感じなのだろうか。レイたちは、知り合いのイギリス人の家に招かれてランチを御馳走になった。家には、大きなツリー。 その下には沢山のクリスマスプレゼントの包。ランチのテーブルは、真ん中にリースを飾り、その中にローソクを立てている。きれいにセットされた、皿やスプーン、フォーク・・・。トリの丸焼きをはじめ、沢山の御馳走・・・。送られてきた写真は、美しく、やっぱり、クリスマスの本場やな・・・と感心してします。 ヨーロッパは、今、大寒波が押し寄せているらしい。レイのところも、最低気温は-6度とか・・・。でも、来年のクリスマスは、日本で過ごすはずだから、寒くても思い出に残る日であった欲しい。メリー・クリスマス!■レイのイギリス暮らし■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年12月23日*トリビアの井戸:カボチャの語源/「サランカのやろ」 *・・・・・・・・・・・・・・
2010.12.25
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■浜辺 遥さま■ ふふふ。遥さんがいかにも「ブランドでござい」といったタオルや砂糖などなどに「許せない!、許せない!、許せない!」と怒り狂って(失礼!)ようすに思わず笑いがこみ上げてきました。私も実はそんなとこ、おおありなんですけどね。そんな私も「いいこぶりっこ」するわけではないのですが、この頃少し変わりました。アムロがカルチェ(だったかな)のラブリングを買ったって、小室ファミリーの「華原ともちゃん」が「子どもが生まれたら『グッチ』を着せる」と言ったって、「ふーん」なのです。それより、私が許せないのは、自然を壊して公共という名のもとに建物をばんばん建てる政治家、いえ、政治屋。許せない!許せない!許せない!もひとつおまけに許せない!アムロやともちゃんは、自分で働いたお金を使ってブランドもんを買うんでしょう。そして彼女たちがそれを買ったって、誰も損はしないんですもん。それにひきかえ、政治屋さんたちは、他人のお金(税金)を使って、施設を建てる。市民が望んでいないのにですよ。その見本が**緑地の跡に出来た体育館。たった3~4日の国体のために1万坪の緑とそこに住んでいた生き物たちを殺すなんて、絶対、許さない!**緑地の跡に経った体育館も、その大きさゆえに管理に困っています。こんなこと、建てる前から分っていたことなのにね。市民運動の基本エネルギーは「怒り」なのだそうです。たっぷり怒った私はエネルギー満タン状態。今日も絶好調なのです。 怒りと反対のエネルギーに「よろこび」のエネルギーがあります。私の「よろこび」は、ほんのささいなこと。例えば、今まで分らなかったことが分ったり、たまった食器を洗いあがったり・・・。そうそう、おしゃべりも大好きです。「貧乏暇なし」というけれど、私は「貧乏、暇あり」。いつでも遊びに来て下さいね。自分のまわりの小さな「よろこびの種」を見つけて、それを育てたり増やしたりしたいと思っています。そんな時見つけたのが「天使にメッセージ」。「神も仏もありゃあしない」とふだん思ってる私も、前向きに過ごすためのおまじないのような77のメッセージに、いちいちうなづいています。例えば1.いつも「やさしさ」で心を満たしておきましょう。 あなたとかかわる人々がそれを受けとるでしょう。2.人生はあなたの「選択」がもとになって創られます。 あなたの夢を実現する人生を「選択」することです。3.美しいものを見て、美しいことを語りましょう。 美しい心で生きて、美しい人生を育てましょう。「感性」って、そこから生まれるのではないでしょうか。 天地 はるな ◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年12月20日*節季払い松迎え/*・・・・・・・・・・・・・・
2010.12.21
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■天地 春菜(はるな)■様お父上とのやりとり、オツですね。はるなさんは「さりげなく」がお上手。見習うところです。先日、お家に伺った時もさりげなく「おむすび&具だくさんミソスープ」でもてなしてくださってカンゲキ!ご馳走さまでした。「さりげなく」って難しい。おしゃれにしろ、身のこなしにしろ、とにかく力が入りすぎたり、無防備だったり・・・。「衣食住」の全てにおいて、さりげなくできたら、めちゃおしゃれやん!と思うのですが、日本てなんでこんなにムサイねん!とぶーたれてしまいます。例えば「タオル」にしろなかなか欲しいのがない。典型的なのは、お返しに使われるロゴ入りタオル。許せない、許せない、許せない!のは私だけでしょうか?もらったって、ちっとも嬉しくない。もともと、お返しなんて儀式があんまり好きじゃないけど(「さりげなく」は例外ですが)そんなタオルなんかを頂いたものなら、なおさら嬉しくないのです(ブランド好きの方、ごめんなさい)。私は海外には一回しか行ったことがないのですが、その時出かけたスーパーには色とりどりのタオルがずらーっと並べられていました。サイズも豊富。もちろんブランドのロゴ入りタオルは、まったくありませんでした。友だちが「DUTY FREE SHOP」でコスメやバッグやスカーフを買い漁っている間、私はシーツやタオルをせっせと買い込み・・・。友だちは「あんた、何、買(こ)-たん?」とあきれ顔。 タオルなんか海外で買うほどのもんでもないと言われればそれまでですがリーズナブルかつ、私が思っている「おしゃれ」なものってなかなかないのです。しいて言えば、白いタオルぐらいなもんでしょうか。でも、それって「何のへんてつもない」なのかなあ・・・。「SIMPLE is BEST」は永遠の憧れなんだけど(のワリには部屋はごたごた)。うーん。つい先日、何よりも驚いたのは、ブランドのロゴの入った砂糖。実家で見つけたのですが、やはり例のお返しのようで、ここまで来ると、許せないを通り越して「そのセンスに拍手」。それにしても日本の「ブランド信仰」はすごい。 小室ファミリーの、今をときめく「華原ともみちゃん」も雑誌のインタビューで「子どもが生まれたら『グッチ』を着せるとおっしゃってましたからねー。不思議な国、ニッポン。タオルの話からえらいズレてしまいましたが、こうなったらもう自分で作るしかないということで、カーテンまで自分で作ることに決めました。でも人間って、もともと何でも自分で作っていたんですよねー。お恥ずかしい話ですが、少し前までは味噌やポン酢や醤油なんていうものは「なんとか屋さん」が作り、それをみんなが買うもんだと思ってました。なんてお粗末な発想!なんですが、それが全てに共通していたのです。まあ、自分でちょこっとアクセサリーなぞを作って楽しんでいましたが、とりあえず「ビンボー」な発想だったことは確かです。「お金」を出せば、おしゃれで贅沢というきらいがあるけど、決してそうじゃないんですよね。そう、何をするにしても「感性」が大切だと思うのです。「感性」は、お金じゃ買えない。この「感性」を豊かにすることが一番むずかしくって、一番おしゃれだと思うのですが。何が「感性」を育てるのでしょうか? 浜辺 遥HOME◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年11月25日*芋たこなんきん:「昭和恋々(れんれん)」*・・・・・・・・・・・・・・
2010.11.25
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4泊したパリのホテルは、狭い道に建つ小さな建物だった。荷物を持ったら2人しか入れないエレベーターと真っ暗な廊下。(自分で電気をつけ、一定の時間がきたら勝手に消えるというエコなもの。)地下に食堂があって、カフェオレとジュースや2種類のパンの朝ごはんという質素なものだった。しかし、場所がメトロの駅に近く、便利だった。 私たちの部屋から、狭い道の向こうの建物の白い扉のついた、*フランス窓*が見えた。**フランス窓**フランス窓とは、天井から床までの高さがある窓のことを言います。フランス窓は、ガラス面は、正方形の格子になっていることが多く、框(かまち)にガラスがはめ込まれ、通常は2枚を一対とした両開きの形式になっています。フランス窓は、バルコニー、ポーチ、テラスに面した場所などに、多く用いられています。 ある窓辺には、ツタがぐるりと窓を囲むように植えられていて、可愛らしい。「これ、マネできそう!!」と私と娘は、シャッターを押したが、しかし、うちにはフランス窓はない・・・。_| ̄|○■ロンドン:パリ■■9月7日 夜、関空発■9月8日 ロンドン着■9月9日 (ここから現地時間) ロンドン市内観光バスとヴィクトリア&アルバート館→リトル・ベニス■2010年9月10日(金)ウィンザー城 → コッツウォルズ・ブロードウェイ →コッツウォルズ・バイブリー■2010年9月11日(土)ユーロスターで、ロンドンからパリへ。→モンマルトルの丘■2010年9月12(日) ヴァンヴの蚤の市 → バスで市内観光■2010年9月13(月) ギマールの建築のある16区へ。(アール・ヌーボー、アール・デコの建築を見た) → 「メルシー」でランチ。→ リュクサンブール公園。 → 凱旋門。■2010年9月14日(火) 妹とオルセー美術館へ。(娘と姪は各自自由行動) →午後から、姪も一緒にサン・ジェルマン・デ・プレ界隈を歩く。 →夜、「ムーラン・ルージュ」にて、ディナー・ショー。■2010年9月16日(水)■2010年9月17日(木)帰国・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年11月3日*七五三のトリビア*・・・・・・・・・・・・・・
2010.11.03
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■ギマールの造ったアール・ヌーボーの建築■が多くある16区は、パリ一の高級住宅街で、緑が多い。 ギマールのアール・ヌーボー様式の建物を見ながら歩いていると、突然現れたのが、アール・デコ様式の邸宅。アール・ヌーボーが、植物などをモチーフにした曲線的なデザインに対して、アール・デコは、直線の繰り返しが多い。 「お母さん、ほら、数字もアール・デコ!!」と娘。■アール・ヌーボーもいいけど■アール・デコもいいわ・・・。 この近所にギマールのメトロのデザインを模した造りのお店があると思って、写真に撮った。後で調べたら、パッシーセンターというショッピングセンターだそうだ。アール・ヌーボー様式の邸宅とアール・デコ様式の邸宅が一度に見られるというなんとも贅沢な一日となった。■アール・デコ(仏:Art D?co)とは、■一般にアール・ヌーヴォーの時代に続き、ヨーロッパおよびアメリカ(ニューヨーク)を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向。原義は装飾美術。幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などの特徴を持つが、その装飾の度合いや様式は多様である。アール・デコは1925年に開催されたパリ万国装飾美術博覧会で花開いた。博覧会の正式名称は「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」(Exposition Internationale des Arts Decoratifs et Industriels modernes)、略称をアール・デコ博といい、この略称にちなんで一般に「アール・デコ」と呼ばれるようになった。また「1925年様式」と呼ばれることもある。■ロンドン:パリ■■9月7日 夜、関空発■9月8日 ロンドン着■9月9日 (ここから現地時間) ロンドン市内観光バスとヴィクトリア&アルバート館→リトル・ベニス■2010年9月10日(金)ウィンザー城 → コッツウォルズ・ブロードウェイ →コッツウォルズ・バイブリー■2010年9月11日(土)ユーロスターで、ロンドンからパリへ。→モンマルトルの丘■2010年9月12(日) ヴァンヴの蚤の市 → バスで市内観光■2010年9月13(月) ギマールの建築のある16区へ。→ アール・デコの邸宅発見。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年10月26日*「霜降」だけど・・・/父の麦わら帽子:目次*・・・・・・・・・・・・・・
2010.10.27
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浜辺 遥さま ほんと秋ですねー。夏にあんなに活躍した「デュラレックス」のグラスは今は牛乳を飲むときに使うくらい。かわって、お気に入りの湯のみで熱いお茶を飲んだり、これまた、お気に入りのカップで紅茶やコーヒーを飲むとき「しあわせ、しあわせ」とちびまるこちゃんしてしまいます。私は先日、岡山県にある生家を父母から譲り受けました(妹と共同名義なのですが)。古くて小さい家ですが、父や祖父母が建てた家、私たち、きょうだいが生まれた家、父や叔父、伯母が結婚した家。そして祖父母と伯母が死んだ家・・・。ずしりと重みを感じます。この春まで、明治生まれの父と大正生まれの母がふたりきりで住んでいたのですが、とうとう老人ホームに入ることになったのです。妹とふたりで、ときどき家に連れて帰っているのですが、年をとると敷居や段差がある家は大変。私としては父母にはずーっと、あの家に住んでもらいたかったのですが・・・。公共事業には巨費を投じるのに福祉に冷たい日本の政治に悲しくなってしまいます。妹はあまりの古さと使い勝手の悪さに、恐れをなしているので私があの家を好きに飾ることにしました。飾るといってもコテコテに飾るのではなく、今あるものを取り去ることから始めます。プラスチィックのものは無くして自然素材のものだけを中心におきます。食器なんかも、なるべく少なくして、シンプルをよしとします。その代わり、盛り付けには気を使って・・・。 先月は、お隣りから栗とふかし芋の差し入れ。さっそく、大き目の鉢に庭にあるイチジクの葉と一緒に盛り付けました。私が作って持って行った、巻き寿司は、バランがないから(植えなければ)10m程」先に山にある大きな笹の葉を敷いて・・・。 お酒が大好きな父には「かたくち」にお酒を入れて・・・。父「これは、なに?」私「御酒(ごしゅ)にございます」父「おお、御酒か、かたじけない」と思わず親子で*「にわか」*をしてしまいました。古くて不便だけど、自然がいっぱいの私の家です。その古さと不便さを楽しもうと思っています。 天地 はるな --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--**にわか**にわかとは、にわかに出来た、笑い種。といわれるように即席のお笑い。漫才の原型ともいわれる。HOME◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年10月21日*雨の名前/ハロウィンといのこ*・・・・・・・・・・・・・・
2010.10.24
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9月12日(日)は、蚤の市に行った。私たちのホテルからだと*13番線*で乗り換えなし。ポルト ド ヴァンヴ(Porte de Vanves)駅で下車。駅の近くの路上には、アンティークがいっぱい。上の写真の食器のお店、もっと見たかった、買いたかった。パリの蚤の市で一番、有名なのは、クリニャンクールのマーケット。しかし、ヴァンヴのマーケットは、ほどよい大きさ。午前中に廻ってしまいたかった私たちには、ピッタリの大きさだった。 ▲古い子ども用の椅子やままごとの乳母車。 パリに暮らし始めて13年、蚤の市に店を出し始めて10年という日本女性からカフェオレ・ボールをゲット♪アール・ヌーボーの写真立てと共に、■パリのお土産♪■もちろん、私用!!「フランス人は、モノを大事にしますよ。日本人のように、めったやたらに、捨てません」とカフェオレ・ボールを買った店の人。次の時代に渡せるような、いいものを少しだけ持ちたい。■ロンドン:パリ■■9月7日 夜、関空発■9月8日 ロンドン着■9月9日 (ここから現地時間) ロンドン市内観光バスとヴィクトリア&アルバート館→リトル・ベニス■2010年9月10日(金) ウィンザー城 → コッツウォルズ・ブロードウェイ →コッツウォルズ・バイブリー■2010年9月11日(土) ユーロスターで、ロンドンからパリへ。→モンマルトルの丘■2010年9月12(日) ヴァンヴの蚤の市 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年10月10日**・・・・・・・・・・・・・・
2010.10.19
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天地 はるなさま秋ですねー。すっかり風が変わって「いとおかし」を堪能している今日この頃、如何お過ごしですか?「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。いろんな虫があっちこっちでシャカシャカ、リンリンと秋の夜長を楽しませてくれます。あー、「ロウソク」が恋しい。 季節が変わってしまったけど、はるなさんは「麦茶」だそうで。私が今楽しみながら飲んでいるのは自家製の「梅シロップの発酵したもの」。もちろん、はるなさんも私も愛用の例の「デュラレックスのグラス」で飲んでいます。現在、大・中、小、特小サイズの4サイズ持っているんですが、私も偶然!2個ずつしか持ってないのです。お酒が飲めないくせにチープなものから勇気を出して買ったショットグラスやなんとかグラスがなぜか所狭し棚にごちゃごちゃと・・・。しかし!しかし、しかし!その中でも「デュラレックス」のグラスの出番は非常に多く、コップとしては勿論、花瓶に、野菜のスティック入れなどに重宝。「デュラレックス」さまさまなのです。たかがグラス、されどグラス!! 実りの秋。おいしい季節がやってきました。私が最近、口にした秋といえばクリにナンキンにサツマイモにトウモロコシに・・・。柿も蜜柑ももうすぐ。先日、**(里山)でカラスウリを見つけました。まだ色づいていなかったのですが、青いカラスウリもけっこう可愛くて、しばし眺めてしまいました。ご存知だとは思うのですがカラスウリの花って夕方に咲くんですね。レースみたいな花ですごく繊細。夏に花を見たのですが、いつの間にか実が出来ていたなんて・・・。私が見ていない間に毎日毎日、ぷくぷくと大きくなっていくなんて・・・。なんだかこんなところでも自然ってすごいなーと感動してしまうのです。彼岸花だって「よっしゃ、そろそろ花を咲かすか」とか言いながらみんないっせいに花を咲かせる・・・。今日は、何月何日で何をするとか言われなくても自分でちゃんとわかっているんだもんなー。人間が一番優れているなんてゼッタイオカシイ!秋はツルや実もんがたくさんあって、リースを作ったり花や木の枝を天井から吊るしたりと、部屋はまるで「雑木林」。葉っぱや花びらがあちこちに、見たこともない虫がサナギになっったり巣を作ったりと家族からは不評。でも懲りずに気分は「秋」なのです。「シンプルイズベスト」、ならず「ごてごてイズワースト」。 今年で2回目。「おもちゃなんきん」を植えました。小さくていろんな形や色の組合わせがあって、とってもかわいいんです。ハロウイン用の「でかなんきん」も植えました。「農」に興味を持ち始めてベランダでハーブを育てたり、畑もどきをしたりしているのですが、植物が育つというのは不思議でならないのです。あんなに小さな種からあんなに大きな木になったり野菜になったり・・・。うーん。不思議だ。 そろそろコワレてきた 浜辺 遥HOME◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年9月7日*父の麦わら帽子:会いたくて、会いたくて・・・。/泣かにゃ笛吹く隣の子*・・・・・・・・・・・・・・
2010.09.25
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9月7日の夜出発して、16日の夕方帰国。 帰ってから息つく暇もないほどの、忙しさに写真の整理がまだできていない。少しずつアップするとして、今日は、買って帰ったものの一部を。 パリ・ヴァンブーの蚤の市で買った、アールヌーボーの写真立て。周りを女性と植物で飾ったもので、見つけた時は、思わず足が止まった。20ユーロを15ユーロにしてもらって、大事に持ち帰った。モノクロの写真を入れよう。 同じく、蚤の市で買った、カフェオレ・ボール。日本人が売っていて、これは1940年代のものとのこと。30ユーロ。食卓が華やかになる♪ ヨーロッパの缶詰めは、かわいいものが多い。缶の鳥のイラストの可愛らしさに、つい。 ホテルの近くのスーパーでかった缶づめ。これも缶の可愛さにかったお土産。沢山、買ってきたから友達にもあげよう。少しの間、キッチンに飾っておいてから開けよう。 有名なデパート、ハロッズのエコバッグ。どれも、ヨーロッパのかおりがする。また行きたいな~♪・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年9月7日*父の麦わら帽子:会いたくて、会いたくて・・・。/泣かにゃ笛吹く隣の子*・・・・・・・・・・・・・・
2010.09.19
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昔のドラマを見ているとこの水差しを見ることがある。枕元にあったり、演説する弁士の前にあったりする。上の蓋のようなものが、コップになっていて、弁士は、蓋=コップをとって水を注ぎ飲む。また、夜中に目が覚めて床の上に起き上がって、水を飲む、そんなシーンに使われるのがこの水差しなのだ。私がこの水差しをもらったのは、2005年の5月、近所の友人宅。友人の実家の古い家が新しく建てかえることになって沢山の古い食器を処分することになった。それを、友人が私たちのために持ってきてくれたのだ。沢山のお皿、鉢などと一緒に、この水差しも持って来てくれ、皆で山分けにしたのだが、私は、これをもらった。狙っていたのだ。ペットボトルなどなかった昔はこの水差しに水を入れ、枕元に置いていた。もっとも、それは、ある程度、豊かな家で、貧しかった、私の家には、なかったが・・・。骨董というには、まだ早いが、昭和の時代には、確かにあったのに、今はもうなくなった、こういうものに私は、めっぽう弱いのだ。そうそう、朝、コップいっぱいの水を飲むと、血液がさらさらになると健康オタクの夫が言っていたな・・・。昔の人もこれで血液さらさらをねらっていたのかなぁ( ̄▽ ̄) この水差しで飲むお茶や水は、ペットボトルのように使い捨てではないからエコ。中古だから、作るエネルギーがいらないからエコ。そしてなによりも、おしゃれだと思う。■器歳時記■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2010年9月1日*まいまいこんこん*・・・・・・・・・・・・・・
2010.09.01
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■浜辺 遥(はるか)様■ 残暑お見舞い申し上げます。もうすぐ9月。といっても、まだまだ暑さは健在。毎日、汗をタラタラ。すると当然、喉が渇いて・・・。そんな時、遥さんは何をお飲みでしょうか。「よっし、もっと黒ラベル」のビールでしょうか。それとも「イチロー、イチオシ、三ツ矢サイダー」かな。私ですか?私は、麦茶。冷たーく冷やした麦茶が私の「夏の元気の素」なのです。 そして、そのとき使うのが絵のグラス。ずーっと、以前、雑誌で見て欲しくてたまらなかったのですが、当時は東京にしか売っていませんでした。このグラスを買いに東京に行こうかと思うくらい欲しかったのです。そんなに憧れていたのに買ったのはたったの2個だけ。というのは、このグラス、丈夫なんです。グラスというと、はかなげ~なところが魅力なんですが、このグラス業務用だから強いのです。他にこのグラスのいいところは形がシンプルなのにそっけなくない。収納が便利(重ねられる)といいことづくめなのです。 ほんとは、はかなげーなグラスにも憧れるのですが、そそっかしい私は丈夫で長持ちのこのグラスがおにあい。 先日、漫画「おいしい関係」を読んでいたら、このグラスが出ていました。私はこの漫画が大好きなので「作者も、このグラスが好きなんだ」と勝手に決めて喜んでいます。遥さんもこのグラスが好きと見た。以前、このグラスのイラストを描いているのを覚えています。この夏は、このグラスで麦茶の他に「しそシロップ」を楽しみました。梅干を漬けるときに使うあの紫のシソ。あれで作ったシロップです。といっても作ったのは私ではなく、市内では数少ない農業を営むKさんからいただいたのです。お隣のIさんと恐る恐る飲んだのですが、これが絶品!!赤紫の甘いシロップに氷を浮かべて、お気に入りのグラスに入れて飲む。これぞ、夏の幸せなのです。まだまだ、きびしい暑さが続きます。お体、大切に・・・。 天地 春菜(はるな)◆◇◆おしゃれ手・紙BBS◆◇◆★きるしゅさん>「デュラレックス」は、若い方が一人暮らしをするときに準備するとよい食器に、あげられていたのを、何かで読んだことがあります。それ以後、お店で見ると、買おうかな、と思うのですが、なにしろうちには、グラスだの湯飲みだのが、ごろごろしているので・・・・(笑)どれかが割れてしまったら、買おうかと思っていると、全然割れない(笑)代わりに、この間ご飯茶碗を割ってしまいました(^^;)-----★はるなチープでシックなグラスですもんね。若い人のひとり暮らしにぴったり。娘もうちから持ち去った食器です。私のうちも、食器がゴロゴロ。そして割れるのは決まってお気に入り。( ̄- ̄;)(9月20日22時11分) ◆器歳時記:デュラレックスのグラス ◆HOME◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年8月27日*父の麦わら帽子/雨の名前:盆の雨*・・・・・・・・・・・・・・
2010.08.27
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赤い金魚と緑色の藻が涼しげな「金魚の絵皿」。日本は四季がはっきりした国、でした・・・。古来より、暑い夏をどう涼しくするか、いろいろ考えられてきました。暑い夏を涼しく過ごそうとするために、食器には、涼しげなものが一番。「金魚の絵皿」もそんな思いから作られたのかな。コーヒーのお皿くらいの大きさで、薄い・・・。一枚づつ、模様が違うし、ビミョーに円がゆがんでいて、それがまた、いいアジになってます。このお皿、30年以上前に、大きな家の納屋で眠っていた。10枚の皿を妹と5枚づつわけ、もらったもの。夏に、果物や、水羊羹を入れたりして使われていたんではないかと想像すると楽しい♪戦前から使われていたのかも知れない。 金魚の絵皿に乗せるものは、和菓子というより、暑い夏、塩分をとるには梅干しの方がいいかも。冷茶と一緒に、夏を乗り越えたい。それにしても、昔の物って、アジがありますよね。 ■器歳時記■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年8月3日*三尺流れて水清し/草取り:雑草*・・・・・・・・・・・・・・
2010.08.03
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美しいフォルムと使いやすさからカフェで人気のグラス。DURALEX(デュラレックス)は、全面耐熱・強化ガラスなので衝撃にも強く、100℃の熱湯を注いだり、-25℃の冷却といった温度にも耐えることができます!食器洗浄器や、電子レンジにもOKというありえないくらいすごいガラスです。 飽きの来ないデザイン性と使いやすさ!業務用、家庭用に愛されるロングセラー商品です。 今やどこのカフェに行っても目にするDURALEXのグラス。 このグラスを日本で初めて輸入したのはF.O.B COOP。 F.O.B COOPオーナー益永みつ枝氏が、約20年前ロスアンジェルスのCafeで衝撃的な出会いをし、その後F.O.B COOPがフランス製品を輸入するきっかけとなったDURALEXのグラス。DURALEXを製造していたフランスのサン・コヴァン社は、ガラス造りで300年の歴史を持ち車のフロントガラス製造の技術を活かし、実用性に優れた、この広口の耐熱強化グラスを造り上げました。その強固さ、デザイン、使い心地の良さから、フランスのレストラン・カフェなどの業務用として昔から変わらず広く愛されています。昔ながらの技法でグラスを作り続ける職人達と、それを支援して使い続けた人たちのフランス文化の奥深さが伝わる商品。F.O.B COOPが直輸入したことがきっかけとなり、その後日本でも、「DURALEX」の名で広く知られるようになりました。 (以上、F.O.B COOPのHPより) 私は、雑誌で見て、欲しくて欲しくて東京まで買いに行こうかと思ったくらい。F.O.B COOPが、大阪にできたときは、真っ先に買いに走ったものだ。F.O.B COOPのオーナー、益永みつ枝氏が、店で一番のお気に入り商品だというこのグラスは、夏の定番。いや、季節、関係なく使っている。安くて、かっこいい!これぞ、チープシック!■F.O.B COOP■■器歳時記■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年7月21日*父の麦わら帽子:ドンブラコ、ドンブラコ・・・/天気のことわざ2*・・・・・・・・・・・・・・
2010.07.29
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■天地 はるな様■夢の香港!堪能されたようですね。去年はN・Y、今年は香港とうらやましい限りです。私は香港には行ったことはありませんが「バードストリート」が消えてしまう前に一度いってみたい(まだ、あるのかなー)。ふと思い出したのですが、かつての香港には私の好奇心を最大限にそそる「九龍城(クーロンじょう)」がありました。なんでも、一度入ったら出てこれない「東洋の魔窟」だったとか。ずっと前になりますが、雑誌の「九龍城に潜入!」と題した記事を読み、その妖しさにハマってしまったのです。しかし、解体された今、ためしてみることも出来ず「九龍城」は幻の「九龍城」に。巨大な迷路のような、ひしめきあったごちゃごちゃの建物に、約5万人も暮していたという「街」。この妖しげな「街」に惹かれたのは私だけではなかったはず。そんな「九龍城」を立体化した「飛び出す絵本」が先日、出版されたとのこと、早速、潜入してみようと思っています。「再見!九龍」旅行と言えば行ってみたいところは、たくさんあります。キューバに南米にスペインに。もちろん「ビンボー旅行」。でも、私の過去の統計(そんなもん、ないない)から「リッチ旅行」よりも「ビンボー旅行」の方が、美味しいハプニングが断然多かったように思うのですが(そういえば、はるなさんは、ハプニング大好きでしたよね)。「ラテン」な国がお気に入りな私。食べて、飲んで、歌って、踊って、笑って、眠って・・・。そして、ちょっぴり働いて。当然ながら「恋」も忘れずに!ついでに。学生の頃から何回か「沖縄」に通ったのを思い出しました。初めての沖縄は高校の修学旅行。完璧な観光旅行でした。学生時代は船の旅。就職してからは、飛行機の旅。でも船の旅が一番楽しかった。私の知人は甲板で「牛」と共に一夜を明かしたそうですが、かくいう私も船内「バー」とおぼしきこころに、シーツをのぺーっと敷いただけの即席客室に「男」と背中あわせに寝返りも打てない「芋の子状態?」で眠った記憶が。そういえば、この頃からローカルもんが好きだったようで、沖縄の民芸品の「張り子」作家に会いにいったり、平和市場や路地裏をうろうろしたものです。ところが、日本がバブリーになり、至る所にリゾートホテルだのゴルフ場だのが建設され、すっかり変貌してしまった沖縄を見て「私みたいな観光客は環境破壊の根源だ!」と思い、それ以来、ぷっつりと行かなくなってしまい・・・。戦争や米軍基地のことなど他にもいろいろと理由はあったんですけどね。でも避けているだけじゃ何も始まらない。そんな沖縄を自分はどう感じ、どう考えるのか。こんなことを書いていると、なんだか久しぶりに沖縄に行ってみたくなりました。いつも、ちゃらけたお手紙を書いているけど、こんな私でも考えるときは考えるのです。そうそう、返還前の「香港」ならず「沖縄」、行ってみたかったなー。最近分ったことなのですが「自分さえその気ならなんでも出来るってこと」。旅行だって、なんだってそう。「自分さえその気ならなんでも出来るってこと」。「~したいんだけど」じゃあ、いつまでたっても「らち」があかない。ということで「やりたいことは、やっぱり、やっておこう」という結論に達した私なのです。「あとは野となれ山となれ」。来年あたり「高飛び」すっか。 浜辺 遥◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年7月21日*父の麦わら帽子:ドンブラコ、ドンブラコ・・・/天気のことわざ2*・・・・・・・・・・・・・・
2010.07.21
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■浜辺 遥さま■遥さんの「ほめ殺し」をのがれて香港へ高とび!?なぁんちゃって・・・。遥さんは「香港」と聞いて何を思い浮かべますか?ブランド漁りとグルメ三昧?私の香港のイメージも、そんなところでした。だから、これまでパンフレットなども気にとめなかったのです。でも返還を一ヵ月後にひかえた香港を見てみたい。見なければ、ミーハーの王道をゆく天地 はるなんの名がすたる?と友人のRさんとSさんの3人で出掛けたのです。3人とも香港は初めてだったのですが、「街歩きの達人」Sさんが一緒なので彼女におんぶにだっこ状態。らくちんな3泊4日の旅でした。凝り性のSさんは、インターネットで観光情報からお天気情報までチェック。完璧な旅になるはずでした。でした、というのは失敗も多かったからです(それもいい思い出なのですが・・・)。空港では、日本語ペラペラのハンサムな香港青年がお出迎え。車でホテルまで案内してくれました。車が止まって「ここからホテルまで歩いてください」といわれ、指差す方をみれば「ゲッ!!こんなところに・・・。」そう、我らがホテルは、はるか坂の上!それも、ものすごく急な坂です。いつも行く里山の坂なんかメじゃない「胸突き八丁」。にわか登山部と化した3人は、フーフー言いながら、やっとこさのことで登りきりましたが、この坂には帰るまで泣かされました。 「猿岩石」なみとまでは、いかないけれどビンボー旅行。でもとても楽しい4日でした。楽しかったことは、いっぱいありすぎるのですが、百万ドルの夜景を見ながらのリッチなディナー(だって一生に一度のことですもの)。山頂の超ラブリーなカフェのテラスで、小鳥の声と緑に囲まれての、おしゃれなランチ(だって非日常なんですもの)。一流ホテルでのアフタヌーンティー(一生に一度のことだもの)。九龍公園での太極拳(もどきですが・・・)をしたこと。私なんか、絹の着物で作ったモンペにTシャツの太極拳ルックできめ、隣のご老人のまねをして手を出したり足をあげたり、気分は、すっかり香港人。太極拳で中国四千年の歴史に浸るS&はるなのそばでIさんが大木の下で樹林気功で、これまた中国四千年の歴史にひたっていました。「お粥屋」での朝ご飯に飲茶(やむちゃ)のお昼・・・etc.etc.・・・。そうそう、私たち2日目の昼から半日だけ別行動したんですよ。バスに乗っていると、どこかでみた顔。「Iさん!」「はるなさん!」と二人で大喜び。知らない人ばかりのなかで知った人に出会うなんて大感激ですよね。「1年の福をいっぺんに使いはたした感じ」とSさん。なにかをするたびに「一生に一度」と「非日常」を「水戸黄門のいんろう」のように使っての、とんだ「香港やじきた珍道中」。帰りの飛行機の中でも楽しい余韻に浸っていました。そして思ったのです。一緒につき合ってくれる友人がいることと、帰る家があること・・・。これこそ、かけがえの無い幸せだなって・・・。再見!香港・・・。 天地 はるなHOME◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年6月11日*時計のない暮らし/里山の歌・夏はきぬ*・・・・・・・・・・・・・・
2010.06.19
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朝夕は涼しい。いや、寒くさえある。しかし、6月だ。季節を大事にする日本人としては、お菓子も夏のものを出すのがいいのだろう。そんなとき、この水羊羹はいかがだろうか?青竹に入って、笹の葉でふたをした■「甘露竹■は、目にも涼しげ。こういう上等なお菓子は、上等な器で食べるに限る。で、塗りの菓子皿にいれてみた。これは、京都の東寺で毎月21日に開かれる骨董市で手に入れたもの。100円也。これぞ、チープシックならぬ、チープ漆器。そのうえ、新しく作ったものと違って、古いものは、作る時にエネルギーを使わないから環境にも優しい。塗りものは木地師、塗り師の手を経てやっと完成する。高価で使い方も、神経を使う。そんなわけで、塗りのお椀は、はやばやと、プラスチックに変わった。私はプラスチックのお椀は無理なので、■陶器の汁椀■をを使っているがやはり、塗りによさは、見逃せない。「いいよね、塗りは・・・」と友人と話をした。すると友人いわく「軽いしね♪これから歳をとってくると、軽いに限るわ。」なるほど、そうきたか・・・。( ̄▽ ̄)■器歳時記■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年6月1日*方言・あほう *・・・・・・・・・・・・・・
2010.06.01
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■天地 はるな様■デートは如何でしたか?実は私も先日、ブラインドデートなるものをしてきたのです。お相手は環境問題の雑誌を出版されているOさん。JR天王寺駅の天女の像の下でということで、私のいでたちだけを彼女に告げて(まるでテレクラデートみたいと一人で悦にいってました)待ち合わせたのですが、気分はかくれんぼ。何だか妙にウキウキしてしまいました。いつも電話で声を聞いていたものの思っていた以上にラブリーな方でした。この日のOさんは、とっても忙しくて原稿の受け渡しだけだったのですが、アヤシイものの売買をしている密売人にでもなった。ような気がしてホント楽しかったです。はるなさんもそうですが、私も市民団体の事務局をしているので、ブラインドデートもどきは、よくあります。電話を頂いた時に、こんな人かなーって想像して、実際にあった時のギャップを楽しむのです(イヤな奴)。私の場合は「思ったより~」とおホメを頂くことが多く「それって?」と思うここが結構あるんです。ま、ギャップのある女ってええやんと自分で得意気なのですが・・・。私がはるなさんを初めて知ったのは、数年前の「Y新聞」の記事。「こんなステキな人が近くにいたんだ」ってとにかく嬉しくって、たまらなかったのを覚えています。**緑地のことがきっかけで、たぐりよせられたはるなさんと私の「緑の糸」。**緑地はなくなってしまったけれど、人のつながりは残ったと思っています。「緑の糸」とくれば■「緑の如雨露」■。はるな邸で発見!しました。「すてーき」の一言に尽きます。私も如雨露なるものを探しているのですが、大きく手頃な値段で、すてーきでという如雨露に、なかなか出会えないのです。ブリキあたりで探しているのですが・・・。小さい、小さいベランダに「ガーデナー遥」ならず「ベランダー遥」は足の踏み場も無いほど(ほんと、抜き足差し足状態なのです)ごちゃごちゃと緑もんを育ててはいるものの、お気に入りの如雨露がない故「ペットボトル」で水やりをしている毎日。ドバトが飛んできてフンをするは、植木鉢に座り込んで花を折るは、植木鉢を蹴り倒すは、種を食べるは。青虫がチャービルを坊主にするは、ハダニがアブラムシが・・・と「ベランダー遥」は悪戦苦闘の日々(真剣に怒っていた私)。「他の動物と共生しつつ・・・」なんて思っていたくせにとんでもない。少しだけど、お百姓さんの苦労が分ったような気がしました。ああ、**山を背景に花が咲き乱れる中、ハーブティーを飲みながら、カウチに寝そべり、本を読む夢の日々は、何時やってくるのか・・・。 浜辺 遥■おしゃれ手紙■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年5月22日*竹の襲撃*・・・・・・・・・・・・・・
2010.05.23
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♪夏も近づく八十八夜・・・。八十八夜は雑節の一つで、立春を起算日(第1日目)として88日目の日。毎年5月2日ごろ。夏も近づくというのに、今年は肌寒い日がある。そんな時には、あたたかいお茶を飲む。そしてそんな時に使うのが、上の写真の湯のみ。せっかく、写真を撮ったのに、ピンボケ。(ノД‘)写真の湯のみを買ったのは、今から15年程前。当時通っていた、会議や活動をスムーズに行くための連続講義を終えた記念に買ったもの。値段忘れてしまったが当時の状景はよく覚えている。古い食器のよさは、このように手に入れた時のことを鮮明に覚えていることだ。4月に帰国した娘のレイがこれに日本酒を入れて飲んでいた。ちょっとカッコよかった。(^-^) そして、これとまったく一緒の湯のみも持っているがそれも気にいっている。上の2枚の湯のみと比べてみると大きさは半分くらいの小さめ。これには、小さめの茶卓に乗せる。これは、■バショウの葉の小鉢■と一緒に拾ったもの。15個も拾ったが、友人に少しづつ分けて、でもまだ5個残っている。楽天でみたら、ひとつ3900円もするのだ!!古いものというだけで捨てられた湯のみ。しかし、ヘタな新品よりも高いとは・・・。古道具好き冥利につきる湯のみだ。八十八夜に摘んだお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれている。今夜は、どの湯のみを使おうか・・・。■器歳時記■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年4月日**・・・・・・・・・・・・・・
2010.05.03
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■浜辺 遥さま■お手紙拝見。ガーデナー遥が頑張っている様子、ほほえましく読ませていただきました。ところで「チャービル」ってどんな植物でしょうか。「ノビル」の親戚だったら美味しいでしょうけどと、S氏が採ってきてくれたノビルの味がまだ忘れられない、食いしん坊の私。私は昨年、すてーき(最近読んだ「徳川慶喜家の子供部屋」という本の影響です)な如雨露(じょーろ)を買いました。深い緑のホーローでやや小ぶり、取っ手も、とっても、いい感じ(しゃれでいってるのではありません)。梅田の阪急百貨店の近くにある*「ナショナルトラスト」*のお店をご存知ですか?私のすてーきな(まだ言ってる)如雨露は、そこでゲットしたのです。もちろん色も形も気に入ったから買ったのですが「ナショナルトラスト」のお店で買う、というここにも大いに満足しています。ポリシーのあるお店は応援したいですよね。といって買ったものの、この如雨露、あまり使っていないのです。家と会社の往復の毎日。広い庭もないしね・・・。あー、広い庭が欲しい・・・。四季折々の花の咲く木や草花、鳥たちのための実のなる木も欲しい。「今日は天気がいいから朝食は、庭でしましょう。」なーんて言ってみたい。そしたら、この如雨露も大活躍することでしょう。でもこれは言い訳。本当にまめな人は、どんな狭い庭でも、どんなに忙しくてもやってるもんね。というわけで私も今年からは心を入れ替えガーデナー目指すのだ!昨年知り合った若い知人からスミレの種をもらったので蒔いてみようと思っています。うまく芽が出たらいいのですが・・・。ところで、先日の「里山の日」、雨で翌日に延期になりました。前日から泊り込んで皆でワイワイ楽しもうと思ったのに残念。でも、昨年3月、四国に引っ越されたIさんが久しぶりに来阪。Iさんとは、長い付き合いですが、個性的なのにクセがなくてとてもいい人。引っ越されて彼女にいてくれたときのありがたさがジワジワと心に沁みてきました。後でジワーっと効く漢方薬のような人です。私もこんな人になりたいと思ったのですが、まぁムリでしょう。それと、以前からお会いしたかったTさんとも会えてうれしい。彼女も私も雑貨が好き、本が好き、そしてなにより自然が好き。さっそくデートすることになりました。そんなこんなで今年も春は、うきうきと過ぎていきます。 天地 はるな■おしゃれ手紙■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年4月日**・・・・・・・・・・・・・・
2010.04.13
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春になると無性に食べたくなるものがある。それは、ワケギのヌタ。ぬたとは、野菜を茹で、味噌に酢を加えたものをドレッシングとしてかけたもの。ケチャップやマヨネーズなどの調味料のなかった昔は、よく作っていた。特に、子どもの頃の4月3日の雛祭の御馳走は、ワケギのぬたと決まっていた。で、3月3日の雛祭の頃から、何回も作っている。材料は、ワケギと白味噌、それに酢だけというシンプルなところも手軽の作れるゆえんだろう。私は、昔、母がしていたように、油揚げを焼いて切って入れ、あればタコやチリメンジャコも入れる。そんな、ぬたを入れる食器には、このバショウの葉の小鉢がいかが?この食器、家の近くで20年近く前に発見!!その家は、大きな納屋を持つ旧家だった。けれどその納屋を潰して新しく家を建て替えるというのだそうだ。さっそく、私はこの処分する食器たちを下さいと交渉。もちろん、その家のお婆さんは、二つ返事で承諾してくれた。当時、ケイタイがなかったので、私は早速、家に飛んで帰り古いもの好きの友人に電話。見に来た友人が喜んだのは、もちろんだが、あまりに多いお宝の数々にもう一人助っ人を呼んだ。呼ばれた助っ人の彼女は、軽トラでやってきて、沢山のお宝をゲット!!私たちが、目を輝かせて選んでいるのを見て、その家のお婆さんは、「もっと早く、分かっていたら、よかったのに・・・。この何倍も処分したのに・・・」と言った。この小鉢は、大小2つの組みになっている。いらない人にとってはごみでも私にとって、古い食器や家具は宝。この小鉢も私の宝物だ。■器歳時記■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年4月3日*「山遊び」:雛祭りの日の花見/トリビアの井戸:4月3日もピクニックの日だった。*・・・・・・・・・・・・・・
2010.04.03
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天地 はるな様このお手紙がはるなさんのもとに届く頃、私たちの大好きな桜は、今か今かと咲くのを待ちわびているのではないでしょうか。へへへっ、去年の「おしゃれ手紙」と比べると、ちょっと大人びた出だしでしょ。なんたって去年は■「春でぴよ」■でしたからねー。そう、もう1年も経ったなんて、はやいはやい。あっという間でした。いつ「おしゃれ手紙」が打ち切りになるかと思いながらも(打ち切りになんてならない、させないと思っていたけど)嬉しい1年。継続は力なり。それにしても、はるなさんとの「おしゃれ手紙」は楽しい。まさかはるなさんと「文通」が出切るなんて、思いもよらなかったことですからねー。通信に書かせてもらうようになったのがきっかけで、今ではすっかり文章もどきを書くのが自己表現の手段となりつつあります。口下手にコンプレックスを持っていた私。あの人のようにうまく話せたらなーと、それがますますコンプレックスを助長して・・・。でも、書くことが私にとっての一番らくちんな表現方法だということに気づいてからは、話すこともそんなに苦じゃなくなりました。とは言え、大勢の人の前でなんか、まだまだ話せませんけどね。きっと自分の価値観や、やりたいことがはっきりと見えてきたから自分なりに自信が出てきたのではないかと思うのです。人は自分のことをどう思っているのかが、いつも気になっていて「いいこちゃん」をしていたのですが、もうヤンピにしました。やっと、やっと自分が取り戻せたような気がします。どれもこれも「人」と「緑」があったから。どちらも自分になくてはならないような気がします。なんだか、ますます態度がでかくなっていきそうな雰囲気。アブナイ。はるなさんと同じで、私も書きたいことが沢山ありすぎて、毎回、悩んでしまうのです。今回は、自分のモノの価値観について書こうと思っていたのに、横道にそれてしまいました。こうして、1つ、また1つと「書きたいこと」は増えていくのです・・・。 今日「チャービル」が芽を出しました。嬉しい。いろんな種をしこたま買い漁り、気温と相談しながら蒔いていく。「チャービル」は早く蒔いたので、部屋の中で見ていたのだけれど、どうやら彼らにとっては、部屋の中は春爛漫だったらしい(騙してごめんね)。 「イタリアンパセリ」と「ナスタチウム」は外に出しておいたら、やはり寒いのか眠ったまま。いやはや、植物は正直である。最近、ことに思うのだけれど、なんであんなに小さい種から根と芽が出るのか、不思議でたまらない。大地の恵みに、生命の神秘に驚かされてばかり。狭い小さなベランダで、おもちゃのようなスコップを片手にせっせと土いじりしていると子どもの頃、ガーデニングもどきをした記憶が蘇ってきます。クロッカスはここに、チューリップはここに・・・。ツクシが食べたくて「スギナ」を移植。栗も埋めたっけ。そんなことを思い出しながら、ふと気がつけば、もう、お昼。4月に入ったら種蒔きで忙しくなるけど、楽しみでたまらない。フーチバージューシー(沖縄のよもぎご飯)を作ろう。はこべのお浸しも食べよう。去年とは、また違った春の楽しみが1つ増えてなんだか、とっても贅沢をしてるなーと「人」と「緑」に感謝の毎日です。 浜辺 遥 ◆おしゃれ手紙◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年3月17日*お彼岸のトリビア:お彼岸は、ピクニックの日であった。 *・・・・・・・・・・・・・・
2010.03.17
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部屋の中に緑が欲しいなと思っているが、怪我と病気続きで物入り。花やグリーンも買えない。(ノД`) 買ったとしても、重くて持って帰れないし・・・。そんな時、台所の隅に置いている人参に小さな緑を見つけた。人参を使った後、残った小さな緑を育てた。(左)散歩の時に採ったミントをグラスに入れた。(右) よく目につく、台所の流しの前に置いた。花のない季節に貴重な小さな緑・・・。そんな1月と2月が過ぎ、今日、桜のピンクの固い蕾とツクシを見つけた。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★2020年3月15日*お手玉の唄/「ALWAYS 三丁目の夕日」と「パッチギ」 *・・・・・・・・・・・・・・
2010.03.15
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三月は、ピーターラビットのマグカップ。なぜ?? ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」という本の中に、三月ウサギというキャラクターが出てくる。 三月ウサギ(さんがつウサギ、March Hare)は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』のお茶会の場面に登場する架空のキャラクターである。「三月のウサギのように気が狂っている(Mad as a March hare)」は、キャロルの時代によく知られていた慣用句。この慣用句は、2月の終りから9月にかけての長い繁殖期の始まりに野うさぎが見せるという振る舞いに対する、イギリスの言い伝えに基づいている。繁殖期の初期において、過敏になった雌はいきり立った雄をしばしば前足を使ってはねつける。この争いは雄同士の繁殖の権利を巡る戦いであると、誤まって信じ込まれてきた。まあ、そんなわけで、私の中では、3月といえば、ウサギでしょう、ウサギといえば、ピーターラビットでしょうというわけで、今月の器は、ピーターラビットのマグカップとなったのさ。このマグカップのいいところは、ほどよい大きさ。持ちやすいハンドル。そして、暖かい可愛らしいイラスト・・・。 ピーターラビットが好きな理由はまだある。「ピーターラビット」の舞台となったのは、イギリスの湖水地方。 子ども時代を過ごした、美しい景色が開発のためになくなりそうになった時、ポターは、「ピーターラビット」の本の印税をはたいて、周りの土地を買い占めた。自然を守るために・・・。それが今では英国民の20人にひとり、およそ300万人がその会員という、ナショナル・トラスト(The National Trust)の始まり。ピーターラビットとポター嬢がいなければ湖水地方の景色は守られなかったのだ。そんなことを思うと、ますますピーターラビットのマグカップが好きになる。■器歳時記■■おまけ■去年の9月からイギリスで暮らしている娘のレイは、先日、ロンドンで、ピーターラビットのバレエを見たそうだ。羨ましい!!■ピーターラビットの世界へようこそ■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★11月19日*「オリヲン座からの招待状」に見る昭和*・・・・・・・・・・・・・・
2010.03.01
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浜辺 遥さまお手紙、グラシアス!私の知ってる数少ないスペイン語です、セニョリータ!私も30年以上前、英語をかじったことがあります。楽器か外国語ができれば人生は2倍楽しい、というのをなにかで読んだのがきっかけ。まず、家にあったギターをポロロン♪けれども、手が小さい私にはギターは不向き(本当は不器用というべきか)。やるのも早いが、あきらめるのも早い私。そこで、外国語(英語)となったのです。こちらも、ものにならなかったけれど(NYでヒスパニックに間違われるほど)。でも、いろんな人に会えて楽しい日々でした。先日、「新世界」で買ったというマフラーをしてらっしゃったけど「ええやん!!」あれが、ほんまに250円?私も欲しい、欲しい。それにジーンズもすてきだったし、もう「PAAFFY」も、まっさおって感じ。コギャルの間では、安室 奈美恵の真似をする「アムラー」が流行ってるけど私も、遥さんの真似をして「ハルカー」になろうかと思ったけど、やっぱり、やーめた。遥さんと私では歳も姿かたちも違うんだもんムリがあるもんね。カモメは、カモメ、私は私(何のこっちゃ)。 ところで、昨年の4月から始まった「おしゃれ手紙」、今月でもう1年です。友人に「よう書くことあるね」と言われるけど、毎回どれを書こうかと迷うくらいです。友人との旅、色と形がかわいい如雨露、グラス、古い着物で作ったパンツ、飴色のつやつやしたべっこうの髪飾り(アンティーク)、簡単で美味しい料理、グリーンのセーターやおもしろい本、里山活動になくてはならない長靴やリュックサック…。これじゃ「おしゃれ手紙」じゃなくて「おしゃべり手紙」。手紙には、不思議な力があるんですね。だって楽しいんですもん。先日、「何もしていない20代より、手入れをした40代・50代こそ美しい」というコピーにつられて雑誌「クロワッサン」を買いました。(コピーにつられて行動するあたり30年前と同じ)。そこで、美しい40代の代表として脚本家の内館牧子さんが登場。いわく★「好きなことなら、年齢も流行も気にしないで追っかけ、やればいいのよ。絶対、豊かになるって!」★「友達と『交換エッセイ』を書くと、生き方がていねいになる。おすすめです。」「これが私の生きる道」とおもわずPAFFYの歌で悟った名言でした。アディオス セニョリータ! 天地 はるな追伸:友人のS田さんがオリジナルの便せんを2種類デザインしてくれました。HOME◆おしゃれ手紙TOP◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★11月19日*「オリヲン座からの招待状」に見る昭和*・・・・・・・・・・・・・・
2010.02.21
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この、茶色とモスグリーンの陶器、これは、昭和の汁椀だ。数年前のNHKの朝の■連続ドラマ「純情きらり」■でも、昭和初期という設定でこの汁椀が使われていた。この汁椀は、もはや、骨董に近いのだ。私の子どもの頃の、昭和も30年代頃までしか使っていなかったと思う。だから、このお椀を見て、懐かしいと思う人は、50代以上の人だ。それまでは、どこの家にもあった、このお椀がなくなったのはなぜか?安くて軽くて大量生産が出来、壊れない、合成樹脂のお椀が出来、人々は飛びついたのだ。しかし、昭和30年代に子どもだった私にとって、合成樹脂のお椀は、しっくりこなかった。なぜ、あの茶色とモスグリーンの陶器のお椀がなくなったのかと、いつも残念で仕方がなかった。しかし、念ずれば通ず。今から15年くらい前に再び、この陶椀と巡り合えた。会社へと向かう道の途中、それが、よその家の前に、ドンと置いてあった。不燃物の日に、捨てるために、捨てようとしていたのだ。ちょっと待ったー!!と、私は、ちょっと待ったコールを叫び、自転車を降りた。その家は、引っ越しでもするのか、大量の食器を捨てていた。しかも、私からすれば、ヨダレが出るようなものばかりを・・・。自転車なので、大量に運べない。会社に行く時間は迫る。運べる分だけをその場で、仕分け。「この分は、私が責任を持って取りに来ますから残しておいて下さい」と電話番号を書いて渡し、後は、泣く泣く処分してもらった。というわけで、この汁椀は、その時の戦利品。これと同じものが、5個あるが、どれも少しずつ違う。 私たち夫婦は、普段の味噌汁用のお椀にカフェオレボールを使用している。しかし、娘や妹が来た時には、これが汁椀として活躍している。この汁椀があった昭和30年代を知っている私の妹は、来るたびに、「お姉ちゃん、これ、あったよなぁ・・・」と懐かしそうに言う。寒い冬には、暖かい味噌汁が美味しい。それが、気にいったお椀でならなおさらだ。■器歳時記■・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★11月19日*「オリヲン座からの招待状」に見る昭和*・・・・・・・・・・・・・・
2010.02.01
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天地 はるな様ふぇりす あにょ ねぇぼ!「明けましておめでとうございます」のスペイン語バージョンです。お恥ずかしながら、ワタクシ、去年からほんの少しだけ、スペイン語をかじりはじめているのです。「て きえろ(好きだよ) せにょりーた」なんて言われる日も遠くないかも。きゃー。ほんと、昨年は、いろいろいろといろんなことがありましたが、どれもこれもわたしにとって「芸のこやし」ちゃうちゃう「心の糧」になることばかりでした。悔しいこともあったけど(はるなさんならお分かりでしょう)。このお返しは、いつかきっと必ず・・・。ふっふっふっ。 それはそうと、お正月はNHKの朝ドラ「ふたりっ子」(欠かさず見ているのだ)の舞台になっている、かの有名な「新世界」に行って来ました。生まれも育ちも大阪のくせに1度も行ったことがなくて、いつかいつかと夢見ていたのです。で、やっと行く機会が出来て、「ちょっと、ドキドキ」しながら「通天閣」を目指したのですが、思った通り混み混みで泣く泣くあきらめることに。でも、その混み混みの泣く泣くあ思わぬ方向に・・・。人生というのは分らないものです(何のこちゃ)。その思わぬ方向とは。「通天閣」のすぐ横にある歌謡劇場が目にとまり、出演者を見てみると、その「ふたりっ子」に出てくる「オーロラ輝子」のモデルになっている?叶麗子」の名前が。せっかくここまで来たんだからと観ることに。感想?緑を保全する市民運動に入って価値観が変わったように、自分の価値観がいかに固執したものであるかを改めて思い知らされました。と言うのは、「演歌」は正直申し上げて「ダサダサで大キライ」だったんですが、ドサ回りしている演歌歌手の歌にかける情熱を目の当たりにして、なんだか感動してしまったのです。何の気取りもない歌い手とお客を見ていると、私の言う「ダサダサ」って一体何なんだろうと(うーん、なんて哲学的)。 とにかく「新世界」はパワフル。「250円也」のマフラーを買ったり(自分では「ええやん」と思ってるんですが・・・。今度して行きますね)、ジャンジャン横丁で、串カツ&ドテ焼きを食べたりと、めいっぱい楽しんできました。来月は通天閣に登って「叶麗子ショー」&「コーンコレクション」を観て・・・。どうやら、すっかり「新世界」にハマってしまったようです。いやはや、人生というのは分らないものです。 もうひとつ、お正月で「グー」だったのがTV。NHKで「映像の時代ー20世紀の記録なんとか」というのを幾日かに渡って放送していたのですが、大ヒット!でした。私が見たのは政治・戦争モノで、何がどうなってこうなったとか全く理解出来ていなかった歴史オンチの私にとっては(「安保」がなんなのかも最近分ったくらいのバカタレなのです)とても分りやすく作られていました。また、その当時の音楽の特集(これは年末かな)を見た後だったので、どうしてこの時代にこの音楽が・・・というのも重ねて見ることが出来(相乗効果というのでしょうか)、今までにない、ラッキーなお正月が過ごせました。人生というのは分らないものです。ホンマに(ええ加減、しつこいでー)。今年は一体どんな年になるのか想像もつきませんが、やりたいことをやっていこうと思っています。と書くと、今以上やりたいことやってどないすんねんと言われそうですが。ははは。今年もどうぞよろしくお願いします。 浜辺 遥追伸:新世界はパリの「エトワール広場」、通天閣は「エフェッル塔」をイメージして作ったそうです。◆「おしゃれ手紙」は今から15年ほど前に書いたものです。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★11月19日*「オリヲン座からの招待状」に見る昭和*・・・・・・・・・・・・・・
2010.01.23
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浜辺 遥さま昨年は、■「**緑地を、ふるさと公園に」■という長年の夢があんなことになって・・・。でも、遥さんからのキャピキャピのお便りに、はげまされ、それなりにいい年でした。今年こそ、なにかいいことがあって欲しい年・・・。今年、私は年女なんですもの。この一年、有意義に過ごしたいと思っています。だって次に年女になるまで12年もかかるんですもんね。毎年、お正月になると、わが家の食器ががらりと変わります。いつもは藍の器が好きなので、そればっかり使っているのですが、お正月は赤がメイン。遥さんの気に入ってくださった「さりげなく」から「それなりにデコラティブ」となります。大皿、手塩皿、塗りの椀、湯飲み茶碗に急須は久谷焼き。富士山の絵のお盆も赤。それに椿の模様の小ぶりの重箱も。藍のものもありますが、松竹梅の図柄のめでたづくし。いくら生活の中から「ハレ」と「ケ」がなくなったといっても、お正月は「ハレ中のハレ」の日。ついつい、リキが入るのです。というと、ものすごく食器に凝っているようにきこえますが、これらは、みんなもらったものばかり。「どの子」もみんなお気に入りですが、さすがに普段は使いません。「この子」たちは、お正月の数日間のために1年のほとんどを戸棚で暮しているのです。なんだか、セミのようでしょう?そんな、彼らをいとおしく思っています。 それに、これらの食器を譲り受けた人たちのことや、そのときの思い出なんかもあって、そこつ者の私も慎重です。とはいっても壊れることはあって、そんな時は、超悲しい。だって、思い出の証が壊れたような気になるんですもの。器ひとつでも、こんなに悲しいのですから阪神大震災で被災された方たちのことを思うと胸が痛みます。器だけでなく、写真も家も庭も、街も、親しかった人たちまでも、いなくなるなんて・・・。いつもノウテンキな私ですが、ちょっとシンミリしてしまいました。ところで、遥さんは、どんなお正月を過ごされたのでしょうか。私の理想のお正月はあ向田邦子の原作で毎年1月に放送されるドラマ(黒柳徹子のナレーションのあれ)のようなきちんとしたお正月。お正月のために家中で大掃除をしたり、お餅を搗いたり、晴れ着を着たり、お年始に行ったり、百年一首をしたり、火鉢でお餅を焼いたり・・・。でも、もうTVドラマの中でしか残ってないんのでしょうね、あんな本物のお正月。そんな、ほんまもんのお正月に憧れながらも「TVとこたつの日々」。ウソっぽいお正月を毎年過ごしている私。そんなこんなで、今年もミーハーの王道をゆく、はるなです。今年もどうぞ、よろしくね。 天地 はるな◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆器歳時記:鶴の皿◆「おしゃれ手紙」は、今から15年ほど前に書いたものです。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★11月19日*「オリヲン座からの招待状」に見る昭和*・・・・・・・・・・・・・・
2010.01.11
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あけましておめでとうございます!!2004年から毎月、月のはじめには、本から選んでその月にふさわしい文章をと考えてアップしていました。■やさしい生活■2004年■園芸家12ヵ月■2005年■インテリア歳時記■2006年■昭和恋々■2007年■サルビア歳時記:季語■2008年■サルビア歳時記:三カ条■2009年今年は、なににしようと考えた末、「器歳時記」というのを書くことに。私たちは、毎日、3度の食事をします。その時、何気なく使う食器をは、どういういきさつで手に入れたものか、どんな思いでがあるのか・・・。いつの時代のものか、どんな時に使うのか・・・。器、特に、昔の器の大好きな私は、いろんな所で手に入れた器に感謝を込めてここに、アップしていきたいと思います。記念すべき、最初の器は*丹頂鶴*の絵の皿。作られた時代は不明。鶴といえば、めでたいものの象徴。正月に使うににピッタリ。そう思って、近所の保育園のバザーで1枚、70円か80円で6~7枚買ったもの。もう30年近く前になります。お正月のおせち料理を重箱から取り出す時に使うのに使います。家には松竹梅の模様の「てしょう」と呼ばれる小さな皿もあるのですが、この皿は「てしょう」より一回り大きい。大ぶりの紅茶のソーサーくらい。だから、取り皿にピッタリなのです。おまけに、白い部分が多いから、料理が映える!鶴の絵は、頭にてっぺん、口ばしと胸、それに尾の部分のみが描かれ他は描かれていません。でも羽に当たる部分に羽らしい凹凸があって、描かれない方が「深い」のです。本当は描いた方が簡単なのに、わざわざ、こんな手の込んだことをするなんて、ニクイ!!毎年、そんなことを思いながら、使っています。**丹頂鶴**タンチョウ(丹頂、学名:Grus japonensis)は、ツル目ツル科の鳥類である。丹頂鶴(たんちょうづる)とも呼ばれる。「丹」は「赤い」、「頂」は「頭頂部」の意。 アイヌはタンチョウをサルルンカムイ(湿原の神)と呼ぶ。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★11月19日*「オリヲン座からの招待状」に見る昭和*・・・・・・・・・・・・・・
2010.01.01
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天地 はるな様はるなさんは「スイカ」を見ると「シゲさん」を思い出されるのですね。私も「わらび餅」を食べると今は亡き祖父を思い出すのです。ころんころんのわらび餅じゃなくて、のたーっとした、ぺらぺらのわらび餅をご存知ですか?白いわらび餅の中に、どぎつい悪趣味の「いかにもぴんくー」という、わらび餅が混ざっているものなのですが、祖父は亡くなる前に何故かあの「ぺらぺらのわらび餅」が食べたいと言っていたそうです。結局、食べてあの世に行ったのかどうかは分りませんが、スーパーなんかで見かけると、いつも思い出してしまうのです。以前、雑誌に「最後に何を食べて死にたいか」というテーマで著名人にインタビューしていた記事を読んだのですが「味噌汁にご飯」という方が多かったように思います。その時、私も真剣に考えたのですが、結局、これが食べたいという答えは出てきませんでした。忙しいとついつい、手抜きをするのですが「食べること」って大事ですよね。最近「命は食」という言葉をTVで聞き(「思いっきりテレビ」ではありません)、ほんまにその通りだわーと感心していたのですが、食べる食材はもちろんだけども、食べる環境も大切だと思うのです。今日はこの色で揃えようとか箸置きを小枝にしてみようとか、ちょっとした心がけで「ゆとり」が出てくると思うのです。一緒に食べる人が、そんなことに無関心だったら、これまた虚しいんですけどね。ま、そんなことはおいておいて、はるなさんチの食器の使い方、好きです。「いかにもアンティークです」と気取ってないところが素敵。私は、アンティークのものは、ほとんど持ってません。というのも、飾り棚なんかに飾って「どこどこの、なになに~」扱いするのってなんだか抵抗があったのです。でも、はるなさんのような使い方ならいいなぁ。実は、私も食器に狂っていた時がありまして、いろいろと買い集めました。でも、阪神大震災があって割れた食器を見て、なんだか物欲にまみれた自分が虚しくなって、処分したものも沢山あるのですが、やっぱり食器が大好き。以前は、形とか色で選んでいたところが多かったのですが、最近は「食べ物」が美味しく見えるかどうかを考えて購入するようになってきました。とは言っても、まだまだ食器を使いこなすことは出来ないのですが・・・。はるなさんのように「さりげなく」を目指している私なのだー。 浜辺 遥HOME◆おしゃれ手紙TOP◆◎◎◎◎◎◎12月19日、PCがやっと復活。約1ヵ月間、パソコンのない生活だった。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★11月19日*「オリヲン座からの招待状」に見る昭和*・・・・・・・・・・・・・・b
2009.12.15
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浜辺 遥さまヘルマン・ヘッセの「庭仕事の愉しみ」、ゲットされたんですね。私も前から読みたくて近くの本屋さんに行くたびにみているのですが、みあたりません。聞いてみたところ「品切れ状態なんです。どうしてでしょう。」と反対に聞かれてしまいました。これからも、あきらめずに待ってみようと思っています。 ところで、遥さんは「宮沢賢治」は、お好きですか?今年は賢治生誕100年とかで、TVに映画にと空前の「賢治ブーム」。本もたくさん出ていますが、私が知っているのといえば『雨にも負けず』と『永訣の朝』だけ。両方とも教科書に載っていた詩です。よく暗唱したのですが『永訣の朝』を暗唱すると涙が自然に出てきます。賢治の妹、トシが死にゆくその日、熱で乾いた口を潤そうとして言う「あめゆじゅ、とてちてけんじゃ」、その言葉が、私の父と父の妹、シゲにオーバーラップするからです。父の妹(私の伯母)シゲは今から60年ほど前に結婚しました。結婚して間もなく実家の稲刈りの手伝いという口実で里帰りしました。同じ、岡山県内に嫁いだといっても、電話も車もない時代。シゲも、私の祖父母も、父も彼女の里帰りをどんなに喜んだことでしょう。 ところが、シゲは風邪をこじらせ肺炎になってしまったのです。当時、肺炎は死の病。祖母は秋も深まる寒い中、*「水ごり」*をとり必死で看病しましたがシゲの具合は悪くなるばかり。どんどん衰弱していくシゲに家族は「なにか食いたい物はないか」と聞きました。「スイカが食いたい。」熱で乾いた口を潤したかったのか、シゲは答えました。稲刈りも終わった後の季節にスイカがあるはずもなく、けれども家族みんなで、スイカを捜して歩き回りました。「なんとかして、シゲにスイカを食べさせとうてな。」父は今もこの話をする度、つらそうに言うのです。「あめゆじゅ とてちてけんじゃ」と言って死んだトシ。「スイカが食いたい」と言って死んだシゲ。もちろん、私はシゲに会ったことはないのですが小さい時から何回となく聞いたシゲの話に「永訣の朝」のトシがだぶり、この時期スーパーでスイカを見ると、ふと涙が出てくるのです。朝夕はめっきり冷え込んできました。お風邪など、めされませんように・・・。 天地 はるな ◆◇◆◇◆●◆「おしゃれ手紙」◆は、以前、友人と私が公開交換手紙という形であるところに書いていたものです。●この後、賢治に名作、「ヨタカの星」が大好きになりました。●シゲの時代交通の便の悪かったので、半日かけて、実家まで歩いて帰ったそうです。**水ごり**「水垢離をとる」水をかぶって、神仏に祈る。◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◆12月19日、PCがやっと復活。約1ヵ月間、パソコンのない生活だった。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★11月16日*父の麦わら帽子:永訣の朝 *・・・・・・・・・・・・・・
2009.11.25
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天地 はるな様そう、はるなさんと私は「緑の糸」で結ばれていたのです。今までいろんな色の糸で結ばれていた人はいたのですが、赤い糸を緑の糸を持った人には、なかなか出会えなかったのです。今の私はシアワセ者です。里山保全の会に出会えて沢山の気づきがあったのですから。「自然保護」だなんだかんだと言って、自分の身近にある自然に目を向けていなかった、おばかさんな私。でも今は、悲観することもなく、現実を見つめ、その中で自分が何をしていけばいいのか、何をしたいのか、何をしたいのかという方向性が見出せてきたので、とてもらくちんです。俗に言う「雑草」で花束を作ったり、かぼちゃでプリンを作ったり、ハーブをお風呂に浮かべたり、草刈りしたり・・・。 はるなさんもご存知の「私の部屋ビズ」という、みどりもんの雑誌が好きで、定期購読しているのですが、今年の夏の号に「ヘルマン・ヘッセ」という作家の紹介がなされていました。ドイツ最大の抒情詩人らしいのですが、お恥ずかしいことに私は全く知らなくて・・・。彼の絵と詩が載っていたのですが、すっかりファンになってしまいました。この夏、大阪のどこかのデパートで「ヘルマン・ヘッセ展」が開催されていたようなのですが、全く気づかず残念なことをしました。本もいくつか出版されていて「車輪の下」なんかが有名らしいのです。最近「庭仕事の愉しみ」という本が出版されたとのこと。さっそく購入して読みました。この本は、なんと「ベストセラー」に入ってるそうです。今、ガーデニングが流行りなので売れ筋らしいけど、このまま定着してくれたらいいのになー。 私は思うのです。一人で環境を守ろうと熱くなるのもいいんだけど、人とのつながりが、とても大切だと思うのです。いくら、これはいいことだと熱くなってみても、誰も賛同がなければ折角の熱い心がもったいないもの。だから、流行のガーデニングでも、なんでもかんでも、それが「自然」を考えるきっかけになったら言うことなし!だと思うのです。たった1人が10のことをするより、10人がたった2のことをする力のほうが、はるかに大きいのですから・・・。・・・ということで「楽しく生活することが一番やで」と悟った私は、軟弱な遥スタイルを確立し??、継続していくことに決めたのです。そうすると不思議なことに、こんな私でも「感性」が豊かになってきたような気がして、いろんな発想をしだすようになったのです。「台風は、なぜ起こるのかではなく何のために起こるのか」とか、「葉っぱは、なぜその色と形を選んだのか?それは、その葉っぱが、おしゃれだと思ったからなのか」などと、聞いていたら「???」と思われる人が多いでしょうが、真剣に考えるようになったきたのです。あー、また変わりモノ扱いされるだろうけど楽しい! 最近、農業にハマっていて「**農場」に行くことが多くなったきたのですが畑で取れたものを料理してみんなで食べるのって、とても楽しいし、美味しいのです。先日も行って「トマトバジルのサラダ」、「モロヘイヤのおひたし」、「野菜のピッツア」、「かぼちゃといんげんのバターソテー」、「トマトソースの野菜スパゲッティ」、「かぼちゃのプリン」、「バナナケーキ」など、みんなで作って食べたのですが、美味しかったのなんのって。家の狭くて暗い台所と違って料理することが楽しいこと。また次回も行くぞーと意気込んでいるのです。こんなことばかりして遊んでいるのですが、今のところ、これが私のぴったりなのです。 浜辺 遥◆おしゃれ手紙◆は以前、公開往復書簡として書いたものです。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★10月21日*「昭和恋々」:七輪 /柿の木あれこれ*・・・・・・・・・・・・・・
2009.10.21
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9月10日にイギリスに旅たった次女のレイ。私は手ぬぐいを2枚渡した。模様は鶴とナス。「手ぬぐい、ハンカチ代わりに使って。きれいな色やから首元に、巻いてもいいわ。体を洗う時にも使えるし、頭に巻いてもいいし。洗ってもすぐ乾く、スグレモノ。日本の誇るものやと思うわ」と私。鶴はめでたい鳥。ナスも縁起物。日本ではナスの色を「茄子紺」と言う。英語で言えば「エッグプラント・ブルー」。なんて、知り合いになった外人との話のネタになるかも。今日、2回目のメールが来た。寮の同じ階には、ナイジェリア、イタリア、スイスの女の子達とスペインの男の子が生活していていろいろ教えてくれること。日曜日は寮の子達と蚤の市や教会に行ったことなどを知らせてきた。なーんだ、私がネタを提供しなくても上手くやっていけるんや。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★9月15日*案山子/まいまいこんこん*・・・・・・・・・・・・・・
2009.09.15
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浜辺 遥さまO-157にオリンピック。なにかと賑やかだった夏が終わろうとしています。遥さんが、国際親善のツワーをきっかけに私たちと一緒に活動し始めて2年。今も新鮮に当時の思い出が残っています。スラリとした長身、若さ(学生だと思った)、おしゃれセンス。私にはないものばかりをもったステキな人、と「おしゃれ発展途上人」の私はしっかりチェックをしてたんですよ。あの時、おみやげに紙のケース入りの卵を持ってきてくれましたよね。私は、このケースが大好きでケース目当てに卵を買ったことがあるくらい。「おしゃれびと」。私が、遥さんから受けた第一印象です。遥さんと私の共通点をみたのは、それから数ヵ月後。遥さんの「通信デビュー」となった文章。自然に対してあまりにも、えげつない状態に怒ったり、自分の無力さに落ち込んだり、この場から逃げることを考えたり・・・。あの文の中の『私』、あれは、市民活動に出会う前の私です。あの文章を読んで急に遥さんが身近な人に思えたのです。同じ怒り、同じ悩み、同じ喜びを共有した者どうしという親密感。これって、市民運動をやっている者にしか分らない喜びですよね。年も、育った環境も違う私たちが、こうして文通するなんて、私たちって生まれつき赤い糸、いえ緑の糸で結ばれていたのでしょうか・・・。なーんちゃって。 以前からお付き合いのある横浜の市民グループのJさんが先日、来阪されました。Jさんと単身赴任で大阪暮しの代表のIさんそれに大阪のメンバーが5人の計7名、楽しいひとときをもったのです。いつも会ってるわけではないけれど、そこは同じ怒り、同じ悩み、同じ喜びを持つ者どうし。同じといっても、横浜の方がレベルが高いのですが・・・。Jさんとお会いするのは、これで3回目。アイデアよし、しゃべってよし、書いてよしと「自然保護界のイチロー」といったステキな人です。手作りのコマをおみやげにいただいたのですが軸がものすごく細かったので私は「爪楊枝を使っているんですか?」といつもの天然ボケでみんな笑われてしまいました。Jさんさんや、まだ見ぬ横浜の人たちとも「緑の糸」で結ばれていると思うと、とても嬉しくなったくるのです。 天地 はるな◆おしゃれ手紙◆は以前、公開往復書簡として書いたものです。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★9月5日*大阪しぐれ:彦八/彦八まつり*・・・・・・・・・・・・・・
2009.09.05
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天地 はるな様お帰りなさい!先日、はるなさんに会って嬉しいオドロキ!いつもステキなんだけど、プラス、チャーミングになったような。やはり「恋の魔力」はスゴイ・・・。NYは偉大なり。「デリ」なんてめちゃオシャレ!実は私も学生の頃、芦屋で有名な「いかりスーパー」や「神戸大丸」でサンドイッチやデザートを買い込んで、神戸のポートアイランドの南公園で「ランチごっこ」をした懐かしい思い出があります。バケットやハム、チーズを入れて悦にいってました。海が埋め立てられてしまい、今となっては、そこからは海は望めないけれど、あの頃はちょっとリッチな気分でした。 夏休みが終わった公園は、人もまばらで秋の気配が漂っていました。わざわざランチ用に、かごを買ったんですよ。ははは。如何にも・・・というのじゃなくて、さりげないスタイルって難しい。大人の女を目指して背伸びしていた、お茶目なひとときでした。就職しても「神戸」にハマってました。数えきれないほどの思い出があります。お気に入りの場所やお店が沢山ありました。天王寺で友達と待ち合わせ、夕方の5時くらいから神戸へ車をとばし、お茶をしたり買い物をしたり・・・。インド料理や中華料理、夜景が見えるバーなどなど。よくもまあ、あんなに遊んだものです。あの頃の私はデカダンな生活に酔ってました。正直言って「神戸」は「ドラッグ」のようなものでした。でも「神戸」は私を優しく受け入れてくれました。ところがあの地震。私は呆然とするしかありませんでした。心のよりどころが一瞬のうちに崩れてしまったのです。もし、私が自然保護団体でみんなと出会わなかったらいつまでも嘆いてばかりいたでしょう。もちろん悲しい出来事がたくさんたくさんあったけど、前を向いて歩いて行こうと思えたのです。過去にしがみついていた手が離せました。振り出しに戻っただけ。また新しい思い出を作っていけばいいんじゃないかと思えるようになりました。私は大阪に住んでいるからこんなに簡単に割り切ってしまえるのだろうけど・・・。「自然」が私に生きる勇気を与えてくれたのです。閑話休題、草刈りのシーズン。先日、草刈りに行ってきました。草を刈る男のカッコいいこと。これだから「草刈り」はやめられまへんなのです。 浜辺 遥◆おしゃれ手紙◆◆「おしゃれ手紙」は以前、友人の浜辺 遥さんとの間で交わした公開手紙です。◆フリーページを移したものを整理するために、こちらに移動します。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★8月23日*大阪しぐれ:北国(ほっこく)の雷 /「◎日本ちょっと昔話◎」始まります!! *・・・・・・・・・・・・・・
2009.08.23
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浜辺 遥様I love NY.私はニューヨークが好きです。別に今日は「ノバの日」ではありません。6月下旬の1週間、NYに行ってきました。我が愛する緑地との仲を引き裂かれたセンチメンタルジャーニーなのです。そして私はNYに恋したのです。「どうしてNY?」と行く前に友人のルリさんに聞かれた私は「都市と自然の共存、古さと新しさの共栄、貧もありゃ富もある、いろんな人種が、いろんな目的でやってくる街だから・・・。」とNY観光局の回し者のようにスラスラと答えたのですが、実際行ってみて、わけの分からない魅力にとりつかれました。「恋の鉄人」、遥さんには、この気持ち分かっていただけることと思います。 NYには、1980年にも行ったのですが、その頃は治安が悪く、名物のらくがきいっぱいの地下鉄には乗っては行けないと言われていた時代。それにもかかわらず、私は一人で乗車。昼間というのに車両には私を入れて2名。「死ぬほど怖い目にあいたい症候群」の私も次の駅で飛び降りた記憶があります。今回は地下鉄OK!片手に地図を持った観光客だらけ。安心して地下鉄でいろんな所に行きました。NYで写真展をする友人にとバラの花束を抱いて歩いたり、時差ボケと天然ボケの頭で友人のホテルに電話して「ヒスパニック」に間違われ、スペイン語でまくしたてられたり、「のみの市」で値切ったりミュージカル「美女と野獣」を観たり・・・。失敗さえも楽しく、同行の娘と毎日、笑ってばかりの5日間でした。いっぱいあった楽しさの最後にセントラルパークのことを・・・。公園とはなんぞやという講座を受けたり、本を読んだり、環境保護運動のなかで公園については、ちょっとうるさい私。大富豪もビンボー人もいるNY。でもセントラルパークは公平に緑のやすらぎを与えてくれます。人間ばかりではなく、リスや小鳥にまでも…。そこで人々は散歩したり、日光浴や、ローラースケート、スポーツ・・・。いろんな楽しみ方ができます。バードウオッチングや野草を食べるツワーもあって、NYに住んでいたら、幸せだろうなと、羨ましいのなんのって・・・。私はといえばデリ(お総菜やさん)で仕入れた食べ物を持って早朝のセントラルパークへ。ジョギングする人を見たり、小鳥やリス、それに緑の樹々に囲まれて貧しくも贅沢な朝食を楽しみました。「『ティファニーで朝食を』なんてもう古い。これからは『セントラルパークで朝食を』よ」と、おしゃれ~に決めたのでした(どこがじゃ)。 天地 はるな 追伸 おみやげに買ったのは、スーパーモデル御用達、MACの口紅。 どこまでも、ミーハー親子・・・。◆おしゃれ手紙◆◆「おしゃれ手紙」は以前、友人の浜辺 遥さんとの間で交わした公開手紙です。◆フリーページを移したものを整理するために、こちらに移動します。・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★8月7日*父の麦わら帽子:ふるさと遠く/七夕*・・・・・・・・・・・・・・
2009.08.07
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天地 はるな様昨日も雨。今日も雨。明日も雨。ずーっと雨。梅雨の真っ只中、いかがお過ごしですか?じめじめしてあまり快適な日々ではないけれど、私の大好きな「けろたん」と「カタツムーリ(「ム」にアクセントを!)」は元気もりもり。また、私にとっても、うれし、たのし季節。なんたって、けろたんの歌が聞けるんですもの!うくく・・・。「苔をつたってつぎつぎ生まれるしずく、静かな水溜り、さわさわ流れる沢、水が潜んでいる湿地・・・。」これは、■京大の演習林がある「芦生(あしゅう)」■で目にした「水」です。「春は恋の季節でぴよ」なんて、たわけたことを書きましたが、まさしくワタクシ「芦生」に恋してしまったのです。はるなさんは、去年の秋に彼?に会われたので、ご理解いただけると思いますが、彼のことがずっと、ずっと忘れられないんでぴよ。彼の存在を知ったのが約1年前。やっと彼に会えることになりその日が来るのが待ちどうしかったのなんのって。数日前からドキドキものだったのですが、実際に彼に会ってクラクラ。なんて凛々しくて、気取らなくてワイルドで繊細で優しいんでしょう。昼間はトロッコ道を散策し、うっとり。夜は宿舎を抜け出し「密会」。しかし、その夜の暗いこと、怖いこと。クマちゃんも住んでいるというので、真剣にビビってしまいました。次の日は、お散歩やなんちゃってトレッキング。こうしてほんのひとときを彼を過ごしたのですが、ふと、私には数えきれない程のライバルがいることに気づいたのです。彼に会った人はみんな彼に恋してしまうんです。嗚呼!かなわぬ恋よ…。 しかし、それ以上に大きな障害が!そう、彼は「関西電力」に狙われているのです。原発絡みのダム建設計画。今頃「ダム」だなんて笑ってしまいます。ぷぷぷっ。「障害のある恋は燃え上がる」なんて言うけど、彼なくしての「恋」なんてありえません。彼の生命の源である豊かな「水」のために彼が狙われるなんて、絶対に許せない。そんな計画は「水」に流したろやないの。プンプン!!!(師匠、座布団いただけますか?」)ちょっち怒ってしまいました。気持ちを落ち着かせ「ところで」で話を変えましょう。 ところで…と「ガラスのマドラー」いいですね。去年の夏は「簪(かんざし)」が流行りましたが、そんなに大したのじゃなくても「ええ値段やなあ」だったので、ビンボーな私は「ほな作ったる」と、ブドウのつるを簪に。はたから見れば「?」だったと思うけど自分では、「これ、ヒットやん!」と勝手に盛り上がって、今年も夏に向け現在「新作」を思案中なのです。乞うご期待、なんちてー。浜辺 遥◆おしゃれ手紙◆-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*~雨水は しみこんで行き 誰彼を 救っていると 知ることのなく~ びおら ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★7月27日*京のしまつ:にばんや*・・・・・・・・・・・・・・
2009.07.27
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浜辺 遥様「そうだ、ゆかた着よう!」遥さんからのお便りで私の心は決まりです。私くらいの年齢になると、確固たる自分を持っていてテコでも動かぬ「おしゃれ哲学」が確立していないといけないのですが、人に感化されやすくて・・・。K氏には、「ミーハー」とからかわれるけど、「素直」と自分で言っておきましょう。ほんとうに着物が着こなせたら(ここポイント!!)いいでしょうね。4月にお会いした、G・Rさんは、シブイ着物(いたんだところをパッチワークしていて、これがまた、シブイ!!)をゆうるりと着こなしていらっしゃいました。会場で会った若い女性の着物に対する情熱にも感化されたし、私のまわりに着物フリークの波がヒタヒタと押し寄せて来たところでした。そこへ、遥さんからのトドメのお便り。「そうだ、ゆかた着よう!」になるわけですよね。そうなると、街に出たときも目のつけ所が変わってきます。先日、「アフタヌーンティー」という雑貨屋さんに行って、ガラスのマドラーを見つけたときのこと。「ゆかたに、ガラスのマドラー、似合うかな?」なんて、かんざしに見立ててみたりして・・・。手にとって、何気なく回してみたら、らせん状になったところがクルクルまわって目が回りそうになりました。トンボの気持ちがよく分ります。まったく、なにをしてるんだか・・・。まっ、これで私も「ゆかたデビュー」という目標ができたわけで、張り切っている今日この頃なのです。 天地 はるな◆追伸 先日は、アップルミント、どうもありがとう。鉢植えにしました。元気に、すくすく育っています。あまい香りがしています。◆おしゃれ手紙◆・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★7月5日*食い初め(くいぞめ)/遊び唄:子とろ*・・・・・・・・・・・・・・
2009.07.05
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