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乳腺炎と母乳のヒミツ

「乳腺炎と母乳のヒミツ」

先日の乳腺炎から2日経ち、熱は下がったものの、まだしこりが大きく熱を持っていたために、久しぶりに産院の母乳外来を訪れた。私の通っていた産院では、毎週月曜日に母乳外来で乳腺炎などの母乳トラブルのケアを行っているので、非常に心強いのだ。

昨日は休日だった事も忘れ、電話をして見てもらう事にした。懐かしい新生児室の隣の授乳室で、婦長さんに搾乳とマッサージをしてもらった。やはり、プロがやってくれると全然違う!自分では絞りきれなかったうつ乳が出るわ出るわ。「今朝も乳腺炎で40度ぐらい熱が出た方が見えたわよ」と話てくれた婦長さん。「私は37度くらいだから、まだまだですねぇ」なんて冗談を言いながら、何が原因だったのか説明してくれた。

私の場合、乳腺がとても細く元々詰まりやすかったのだが、授乳間隔が空いた事や、たまった欝乳の重みで乳腺がねじれてしまった事が原因で、乳腺炎を起こしてしまったようだ。また、冷やせば良いと思って、しこりが取れないうちに冷やしすぎた事で、余計にしこりが固まってしまい、逆効果になってしまったらしい。そこで、婦長さんに、色々と疑問に思っている事を聞いてみた。

★乳腺炎のケアについて★

乳腺炎を起こしたら、まずしっかり搾乳をする事。冷やす事でおっぱいの熱や炎症は抑えられても、しこりがさらに固まってしまうので、ほどほどにした方が良い。熱が出て自分では搾乳できない場合は、素人判断はせずに、母乳外来のある産院などで早目にケアをしてもらうのが一番との事。

★母乳に良くない食べ物は?★

母乳の成分は血液なので、一般的に血液をドロドロにしてしまうといわれている食べ物(高カロリー、動物性たんぱく質、糖分の高いもの)は、要注意。食べたら圧抜きをしたり、しっかり搾乳するなどのケアを心がけるようにとの事。

★母乳だけで離乳食を与えなくても平気?★

答えはノー。究極的に母乳の栄養だけでも1歳までは平気といえるが、離乳食は母乳やミルク以外の食べ物に慣れるだけでなく、食べ物を飲み込む、咀嚼するなどの行為を学ぶ大切なステップなので、1歳を過ぎてからドロドロの流動食から始めるというのは、赤ちゃんにもストレスになるとの事。

★6ヶ月を過ぎたら母乳の栄養はないと言うが本当?★

答えはノー。粉ミルク会社が製品を買ってもらおうとするPRから出た言葉だそうだ。母乳は非常に良くできていて、赤ちゃんの成長に合わせて、その時に必要な栄養が取れるように変化していくとの事。その中でも初乳が最も重要で、ミルクオンリーにするママたちも、初乳だけは飲ませて欲しいとの事。1歳を過ぎるくらいには、だいぶ水っぽく酸性に傾くものの、栄養がないというのはありえないとの事。3歳くらいまで飲ませるのもOKなのだそうだ。

★母乳の殺菌効果★

母乳にはとても強い殺菌効果があり、昔は乳首の周りを消毒するように言われていたが、現在は母乳の殺菌力で消毒されているので、わざわざ清浄綿で拭いたりする必要はないとの事。目にゴミが入ったら、母乳で洗ったりする習慣もあったそうだ。

その他にも、母乳で育った子供はミルクの子に比べてIQが30%高かったり、病気になりにくかったり、犯罪を起こしたりする可能性が低いそうだ。これは、母乳を与える事で、母と子の密着度が多くなることから、子供の精神面でとても良い効果があるからだとか。たくさん赤ちゃんと接して、コミュニケーションをとって、楽しい母乳育児をしてねとアドバイスを受けた。乳腺炎がきっかけで、とても勉強になったeddieeであった。


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