男の隠れ家

究極のエクスタシー

スキーをしていると、気持ち良い事とか快感は一杯あります。そうでなければ、たぶん誰もスキーをしなくなってしまいますね。

私の場合、基本的に快感の３本柱は、スピード、スリル、視線（見られている）です。

この３本柱は、御互い微妙に関係しています。たぶん脳味噌の中で何かが起こっているのでしょう。詳しいことは、学者に任せることにします。（自分で興味が湧けば詳しく調べてみたいと思います。）

しかし、私のいう「究極のエクスタシー」はこれらの快感とは,ちょっと次元違います。

スピードなりスリルと言うのは、自分でコントロール出来ます。またコントロールする事が、快感の大きな要素だと思います。

では何が一番違うかと言うと、自分ではコントロール出来ないのです。まるでスキーの神様がいてプレゼントしてくれるみたいなものです。

それは、突然やってきます。体が自然と動き、無駄な力が入らず、体と板と斜面が一体になってしまった感じで、このままずっと滑っていたいと感じ、妙にやすらかな感じがします。そして感覚はすごく覚醒していて特に耳に「シュ、シュ、シュ」と雪を削る音がいつもよりはっきりと聞こえ、そのリズムがより快感度を高めている感じです。

そして、その快感は１０ターンから２０ターンぐらい続きます。これは想像ですが、私の技術、体力、精神力がもう少し高ければ、もっと続くかもしれません。またゲレンデの状況（混み具合等）にも関係があると思います。
と言うのも、基本的に滑りの調子がよく、集中力が高く、他人と接触などの心配が無い時にいつもやってくるからです。

繰り返しますが、調子のよい滑りの時に感じる快感とはまったく違います。
調子のよい滑りというのは、自分の意思でコントロールしていますが、究極のエクスタシーを感じる時は、自分のコントロールではなく、スキーの神様が乗り移ったみたいな感じです。

ちょっと素敵でしょ。(^o^)

危険でスリリング