男の隠れ家

道具選び


三歳でスキーをはじめた時には、木の板にかまぼこ状の革の帯びがついたものでした。勿論長靴で突っ掛けるだけのものです。長さは60Cmぐらいでした。

物持ちの良い我が家は結構長く置いてあって、私もはっきりと記憶しています。
小学校低学年の時には、紐のついた革の靴にエッジのない木だけの板もありました。

はじめてエッジ付きの板は、今のような細くて一本のエッジではなく、太短いエッジが何本もビス止めされていたのを憶えています。

靴にようやくバックルがついたのもこの頃ですか、紐から三本バックルに変わったときは嬉しかったのを憶えています。

ワックスも銀パラが主流でした。結構厚塗りしていた様に記憶しています。

ジーパンの上にオーバーズボン(アディダスの三本線が入った)を履いていましたが、もちろん、朝から滑ると昼には、ジーパンはびしょぬれでした。ストーブの前で乾かすと湯気が一杯上がってきました。

30年以上前の事がついこの間の事の様に思い出せます。本当に懐かしいです。

スキーはある意味、結構贅沢な遊びです。
道具だけでも、必要最低限そろえようとすれば、かなりの出費となります。

おまけに、どれにすれば良いか非常に迷います。
ある程度経験をつめば、自分に合う物を選択できる様になると思いますが、何回かは失敗を繰り返さないとダメだと思います。

参考にならないかも知れませんが、私の道具選択のポイントを紹介します。
(一般のゲレンデスキーヤー対象とします)

ブーツ:一番神経を使う買い物だと思います。失敗するとスキーをやめたくなりますから。
では、どうすれば良いのでしょう。まずは、いっぱい履いて見る事です。各メーカー、各ランクの物を、それから、雑誌などの情報はなるべく参考にしない事です。その他の道具は別ですが、ブーツだけは、参考にならないし、参考にせず、自分の感覚を大事にした方が、良いと思います。色とか値段は無視してひたすら足に合うかどうかだけを基準に選ぶのが良いと思います。そして、いくつかの候補に絞り、なるべく長い時間履いてみて、結論を出しましょう。注意したいのは、実際にスキー場で履く時と、選ぶ時では、気温に差があり、ブーツの硬さが変わる事です。どれぐらい変わるかは、ブーツにもよりますが、今持っているブーツがどれぐらい変わるか知っておくのも良いと思います。

また、無理にランクの上のブーツを履いても、滑りはレベルアップしませんので、自分の体力、技量に合ったものが良いでしょう。

万が一、選択ミスした場合は、諦めて、次の物に早目に交換しましょう。

次に板ですが、選択の幅が広く迷う所です。まず、雑誌などで情報を集め、何より自分の滑りのスタイルに合った物を選びましょう。

何本も使い分ける方は別ですが、1本の板でどこでも滑ろうとすると、ある意味中途半端な板のほうが良い場合があります。

それから、デザイン。結構重要な要素だと思っています。自分の滑りのスタイルと共に自分のウェアーとのマッチングも大切です。なぜなら、スキーは、技術、体力、気分だからです。好みのデザインを選びましょう。上達の第1歩になります。

板の性能、特性には当然差がありますが、結局の所、その性能に合わせた滑りが出来るのが、技術とも言えます。逆説的ですが、自分の技術に合った板を選ぶなんて言うことが出来る人は、そんなにたくさんいないように思います。だとすれば、ある程度のスタイルと、好みのデザインで選んだ板の性能、特性に合わせて、自分の滑りを変える方が良いということです。

考えてみれば、カービングスキーに変わった時にも、上手い人ほど早く対応しているではありませんか。
種目別に板を変えているのも、実は人が板に合わせた滑りをしているのです。勿論板はコースに合わせた性能、特性に仕上げての話しです。
自分の技術にぴったりの板を選ぶなんて言うのは「錯覚」だと思ってもいいと思います。

そして、少なくとも3シーズンぐらいは、同じ板で滑る方が良いと思います。出来れば、自分でチューンナップして滑り、滑ってはチューンナップするの繰り返しで、自分の体の一部の様になれば最高ですね。

基本姿勢その1





私の愛用の板は
NORDICAの板

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