男の隠れ家

腕の使い方



一般的なスキーはポールを持って滑っています。
このポールはかなり重要で腕の一部といっても良いと思います。という事は体と一体になっているのが望ましく、神経も行き届いている方がよいのですが、意外とおろそかにされているのが現実です。

スキーを始めてすぐの頃は、転んでしまった時にこのポールが反って邪魔になり、ポールから手を離して立ちあがり、再びポールを持ち直すという経験を誰もがされていると思います。

しかし、立っている時も歩く時も登る時もこのポールの助けなしでは大変です。しっかりと体の一部にしてしまいましょう。

その為にはリフトを使わず自分の滑る分は自分の足で登るのが一番なんですが、そんな事は今の時代なかなかやりませんね。スキーを履いたまま山を登らせるとだいたいどれぐらいの脚前かわかります。無駄な力が入らずに、一定のリズムで綺麗なフォームで登る人は滑らせても上手です。

1日に一回ぐらいは、10ターン分ぐらいの距離を登るのも良いかもしれません。朝一にやるか、お昼前後にやるか、1日の最後にやるかはいろいろ試してみても良いと思います。

なぜ、そんな事をお勧めするかと言えば、スキーが全身運動で、上半身のバランスも非常に大切だからです。そして、上半身のバランスは、ほとんど腕でとります。

私が実戦しているイメージは、「大きなボールを抱えている感じで両腕を前に出し懐を深くして」と言うのが基本にあります。

基本姿勢からいろいろ腕を意識的に使ってみると滑りが変わると思います。バランスをとるだけではなく、先行動作に使ったり、危険回避のためのリズム変化等に使えれば、滑りに幅が出てきます。

また、たまにはポールを持たず滑るのも楽しいものです。腕の使い方を再発見できるかもしれません。




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