オトタンの『あっぱれ人生』

オトタンの『あっぱれ人生』

美味しんぼ??



シリーズの初頭に出てくる話しで東西新聞が『究極のテーマ』と言う文化欄を
設けるにあたって、社内より人選する
その白羽の矢が立てられたが本編の主人公である山岡と栗田であるが社外にも
お願いするにあたり各界の著名人やグルメを集めた、その中の一人がフランス
より世界の3大珍味である『フォアグラ』を取り寄せるで話が盛り上がる。

しかし山岡はそれより遥かに美味いものを準備すると言う。
それがアンコウ肝、即ち『アンキモ』である

ストーリ内ではフランスより空輸された『フォアグラ』と捕れたたての
『アンキモ』では鮮度の違いで『アンキモ』の方が美味しい!!
『究極のメニュー』は似非グルメでやるのではなく社員でやる。

と言うことになった。。。

ストーリー的に壮快で面白いが、本当に『アンキモ』が『フォアグラ』より
美味しいのであろうか??

答えは明らかに『No』である。

と言うより、新鮮な『アンキモ』を手に入れる事は難しいのである、元来
アンコウは深海に生息しており、本編のように実際に自分で釣り上げるか
漁師にわけて貰うか競り落すことになる。

肝は鮮度が命である、鮮度、保存状態に優劣がつけられない状況下では
『フォアグラ』『アンキモ』の美味さは比べることができない

情報だけが一人歩きして『アンキモの方がフォアグラより美味い』は問題
であり、作者が言いたかった事もそこには無いはずである。

実際『アンキモ』を食べてみると、そんなに美味いものではない。当然と
言えば当然であり一般流通してきて切り身でなど売っているもの、それなり
の味である。

一事が万事ではない。しっかりしたフランス料理屋で『フォアグラ』は美味しい
し腕のいい職人さんの『アンキモ』も美味しいものである



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