我が謎は紅き空に飛び立つ

我が謎は紅き空に飛び立つ

頂き物(小説










ぁー・・・俺このまま卒業しちゃって良いんかなぁ?

俺の名前は日高 達也。今中学校の卒業式の真っ最中だったりする。

中学3年間は今から思えば本当に「あっという間」だった

あの時こうすれば良かったとか後悔ばっかりしてしまう

現に心残りがひとつ。それは同じクラスの森川つかさちゃんに想いを伝えなかった事

どうしても勇気が出なくて、ついに卒業する事になってしまった・・・

情けない。俺のバカ。アホ。ドジ。

つかさちゃんに惚れたキッカケは、ほぼ一目惚れに近い。

美術の時間にナイフを使った授業をしていて、俺が適当にやってたら

サクっと切っちゃって・・・血がドバドバ出て・・・・

つかさちゃんは保健委員会でもないのに、俺の指をキチンと消毒し、

ちゃんと手当てをしてくれた。

・・・・俺はそんな健気な気遣いに惚れてしまった!

何て簡単な惚れ方なんだろぉ・・・・俺ってめちゃ単純じゃん。

てな感じで3年間、俺も健気にこっそりと青春していた。

つかさちゃんは美人で、頭も良くて、歌唱力もダントツと一見完璧な女の子に見えがちだが、

実はかなりの運動音痴・・・・。確か噂では50M走が12秒とか・・・・。

段差がないのに、すぐコケちゃったりして、めちゃ可愛えぇv

この俺が手取り足取り色々教えてあげたいくらいv

とにかく俺好みの女!!つかさちゃんを絶対モノにしてみせる!!!

もういい、俺はやっと決心が着いた!!俺はこの後つかさちゃんに告白する!!

「卒業生別れの歌 旅立ちの日に」

とアナウンスが入り、俺はつかさちゃんへの熱い想いを胸に閉まい、【旅立ちの日に】大熱唱!!

女子何て早くもイントロで泣いてるし・・・ぇ?おいっ!?舜太郎もかよ!!! 

ぁ、因みに舜太郎ってのは俺の幼稚園以来の大親友の名前

お前さっき絶対泣かねぇ!て宣言したじゃねーかよ!?

裏切りやがって・・・・絶対後でシバく!

とか言いつつ俺もさすがにラストの盛り上りで泣きそうになった

ここは男らしく、我慢我慢!!泣いてたまるかっ!!!!!!!!!!

涙をグっと堪えて、卒業生退場。拍手でお別れ。

俺は片手に卒業証書を持ち、胸に想いを閉まっている。



教室に向かうと、クラスの皆が泣いていた(一部除き

写真を撮ったり、アルバムにメッセージ書いたり、落書きしたり・・・・

それぞれ思い思いの事を思う存分している

俺は何だかこの教室にいるのが申し訳無くて、想わずトイレに向かった。

・・・・・・てかただトイレに行きたかっただけ。

開いているドアを閉め、トイレに行こうとしっ!?

つ、つつ、つかさちゃんがいるじゃんっ!!

何コレ?神様のお恵み?俺今まで神様何て信じてなかったけど、今やっと貴方の存在に気付きました!

ありがとう、一生忘れません!神様、つかさちゃんの次に愛してますっ

だから神様、この恋叶えてください!・・・・・ってかしろ!!

「も、もももモリ・・・森川さん!」

「ぁっ日高くん」

ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

「日高君だよね?」

そぉですけど何かぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?

「ぁ、、、あのねっ?」

いきなりフラれんのかぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?

「そ、その・・・ぉ、えとぇー・・・私、日高君の事ずっと好きです」

ーーーーーーーーーーぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!??

「だ だからっ、、そのぉ、、、、ボタン・・・・・下さい」

ギ、逆告かぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

周りに人がいないのを確認し、俺はつかさちゃんを階段に連れていった

「・・・・ダメですか?」

ギャーーーー!!!!!アンタ可愛すぎなんですけどぉ!!!!!!ヤバい、抑えろ。このままだと襲っちまう。

『・・・いや、俺もお前の事が好きだ』

『嬉しい 日高君大好きぃ』

     チューv

      ・
      ・
      ・

んな展開有り得ねぇ!!!!!つか両想いってコトだろ?

マジかよ?これ舜太郎が仕掛けたドッキリじゃねぇよな・・・・?

いやその可能性大だなぁ・・・・

どしよ・・・・俺は何つかさちゃんを疑っているんだ

「ご、ごめんなさい」

「ぇ?」

「そうだよね 日高君には別に好きな人とかいるよね?ごめん、私なにやってるんだろう・・・・」

「ぇっぇ?」

「本当ごめんね」

ヤバい!このままだとつかさちゃんが帰っちゃう!!!

「待って森川さん」

グイっと華奢な腕を掴んだ

「・・・・俺、俺もずっと・・・・森川さんが好きで好きで、いつかこうやって2人で話せればイイなって思ってた」

「だから、その、、、、、俺と付き合ってくれませんか?」

と言い俺は右手を出して、握手を求めた

「・・・・ありがとう。まさか日高君の口からそんな言葉が出てくるとは思わなかった。・・・・嬉しくて泣きそぉ」

両手で少し泣きそうになりながら僕の右手を掴んでくれた

プチ

そして僕の第2ボタンをその指で奪った

「・・・・えへへv」

・・・・・・・・・・・・・・・・・キュン死っ!!!!!つかさちゃん、、、大好きだァァァー!

「ありがとう 嬉しい日高君大好きぃ」 

チュ

「!!!」

「・・・・じゃぁ教室でね」

満開の笑顔で教室に帰るつかさちゃん・・・にキスをされた男俺。(惜しくも頬

放心状態

・・・・・・・・・・・放尿しそう

おっと危ない危ない!いざトイレに掛け込めッ!!!!

俺一人の男子便所は何だか俺を歓迎してないみたいだ

そりゃそぉだ

何たって世界一可愛いつかさちゃんに告白されて成功してチューしちまったんだもん

鏡をみて先ほどのチューを思い出す

「・・・・唇が良かったな」

とボソっと呟き第2ボタンがない学ラン姿で教室へ向かった



教室に行くと皆が俺を見た

「え!?」

「おいおい日高やるなぁ」

「は?」

「つかさをモノにするなんて凄いじゃん」

クラス中が、どうやら知っているらしい

何で知っとんねん!とツッコミを入れて見たかったが、まぁ良いとしよう

「日高くん・・・」

「ぁ?ぅん」

「ひゅーひゅー熱いねぇ★」

ヤジにうるさいっとはにかみ笑いしつつ、俺はつかさちゃんを見た

つかさちゃんは携帯の番号とアドレスを教えてくれた

だから俺も教えた

「ありがとぉv 嬉しいv」

「いつでもメールして良いよ 暇だから」

と笑いながら言ってみた

「あたしもメールとかいつでも待ってるね?」

「おぅ」

俺って何て幸せ者なんだろう!!


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