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我が謎は紅き空に飛び立つ
天空のワルキューレ 第三部・完
黒い大きなバックパックを積まず、代わりに大きなブラスト砲を背負っているほうは、ガリオン。そしてスターウッドを使い大成させた大剣をつんでいるほうがファリオムという。
ガリオンパイロットのゲミルが口を開く
「おーどんぱちやってるな、今日はワルキューレとか言う青いやつは出てくるのか?スターリウムソードを奪われたから取り返さないといけないんだがな。」
もう片方のパイロットベルムはそれに対してこう言う。
「僕が思うに、今回の戦闘ではソードを出す確率は少ないと思うよ。確かスターウッドの残量が後戦闘一回分だし、それに気づいてる可能性のほうが高い、ああ見えて人間は案外利口だからね。」
この二人は、見かけは人間そのものだけれど中身はグラップの同列またはそれ以上であってグラップの中でも進化したほうの種類に入る。グラップの中の世界では人方に近いほど、英知に近いものを得れるという伝説がある。だから彼等のように人方に近いものは地位は高いほうなのだ。
人方のグラップは人数が少ないから、多くの任務をこなさないといけないだから手駒となるグラップは多く持っている。その人方には、PTを一人一機づつ分け与えられていて。二人一組で近距離遠距離の二役をこなしているこの場合ゲミルが近距離ベルムは遠距離の役割だ。
モニタに蒼い戦闘機を拡大させて場所を確認するとゲミルはゴーグルを下ろしガリオンがブラスト砲を構えてターゲットを絞っていく。ターゲット枠が黄色から赤に変わりロックオンの文字を表出させると、トリガーをガリオンがひいた。青白い閃光が走り戦闘が激化している場所に走っていく。
沙耶はガーリウスを全速力で飛ばしていた、思いっきりかかったGに身体を震わせてたのは数秒今はそれが心地よいくらいだった。
「早い、何この機体・・・ワルキューレより全然早い・・コレは支援機って言うより・・・」
高速型の機体ワルキューレを凌ぐ速さを持つガーリウス、戦闘機独特のフォルムに装甲を犠牲にして軽さと速さを追求された機体。並みのパイロットでは到底扱えない機体である、扱えても操縦するだけでだいぶ体力を浪費する。高速機の扱いと操縦のハンドリングに長けている沙耶のために作られた機体といってもいい。研究者は支援機といったが、中距離からは主役級の動きを見せることも可能である。
「やっとついた・・全ドナーに報告します、今からガーリウスが戦闘参加します。」
そう沙耶は告げると、まずウィルをとばしてアギトの背後を取っていたグラップを撃破する。
「サンキュ沙耶」
それが終わると、アギト側にガーリウスは動くアギトの背後に着くと機体を反転背中合わせのような隊形になる。アギトとワルキューレのような機動性を重視して武装が少ない機体は全方位に対しての攻撃が出来ないため背中合わせで戦わないとだいぶきついのだった。
そのときだった、レーダに熱源が入る。ブラスト砲のようだった。
「輝!熱源が来るわ避けて!」
ガーリウスが急降下してよけると、アギトがとっさに後ろに飛ぶ。二機を囲んでいたグラップたちが避けきれず大型のブラスト砲の餌食になる。
「輝、残りのグラップは頼むわ。私は向こうにいく。」
「オイ待て、支援機の癖にそんな深追いまでするなよ。罠だったらどうする?。」
「ならどうするの?」
「お前馬鹿か、俺もいく。アギトならお前の性能にも十分ついていけるからな。」
「あっ・そうか・・」
「ほらいくぞ」
二機は熱源が放たれた方向に飛んでいく、レーダーに引っかかったのは先日の大戦で当たったPTだった。モニタに視認できるほどまで近づくと、両方二機は散会して一対一の体系を取った。
「ほーらカモメちゃん、スターウッドをとられた恨み喰らってもらうぜぇ」
ゲミルがそういうと主砲を背中に積みなおし、ブラストソードを両手で抜き二刀流の構えで突っ込んでくる。
「っ!ンなめんじゃないわよ!。」
ガーリウスも旋回して急降下で交わし、ウィルをソード形態にしてすごい速度で動き出す。いっせいにウィルが襲い掛かったと思うとガリオンはそれを切り払ってほとんどを撃退する、撃退できなかったものは足を刺しその場で茶色い液体を漏らしブラストを消して落ちていく、燃料タンクをつぶしたのだった。
「ちっ小娘が・・もう足がうごかねぇなくそが!」
そういって、離れたかと思うと有線のウィルを飛ばしコードでガリオンを捕まえようとする。
「同じ手は二度も食らわないのよ」
かわしながら、翼先についているバルカンでコードを断ち切るように威嚇する。何本かを断ち切りながら、旋回してガリオンと距離を詰める最高潮までこの機体がスピードに乗れば並みの機体ではついて来れないガリオンも同様だった、自分の横を高速で通り過ぎるガーリウスを見送る・・はずだった。いきなりの衝撃がガリオンを襲い、何かが体を閉めるように回る。腹の痛みに絶句している暇もなく、それはガリオンをきつく締め上げる。腹の痛みを抑え、ゲミルがモニタを開く。
「これは・・有線ウィル?」
そう、ガリオンの体を締め上げていたのは有線ウィルなどに使われるコードだった。
「ほっかく成功!そこのパイロット、おとなしくしなさい。抵抗するとコックピットにブラストソードが突き刺さるわよ。」
コードの先には、ダブルウエポンがついてソード形態をとっている。これは、接近戦などの対応のためガーリウスのみに設けられた有線式ダブルウエポン。博士達の考えではこれは、接近戦のときにつばぜり合いの体系をとりブラスト砲ゼロ距離射撃を行うというものだった。だがこれは、非戦闘地域でののほほんとした、人間の考える安易なものだった。戦闘に出ていれば、今尽くせる最善の手を選び抜かなければならない。それだからすべての動きの応用が、沙耶達ドナーの頭をめぐっている。
そうしてから一分ガリオンの体ががっくりうなだれた。
「投降する。そこの戦闘機のパイロット、これをはずしてくれないか?これじゃ武装蜂起もできやしない。」
「あらそう、案外簡単に落ちたわね。それじゃ私の後についてきなさい。」
コードを緩め、ついて来いとでも言うようにガーリウスはきびすを返し進もうとする。そのときコードが何かにつかまれた。
「なっ何?あんた意識の同調をといたんじゃないの?」
「あぁといたさ。でもな、普通にコックピットからステアリングを握れば動かせんだよ。」
ゲミルが強暴な笑みを顔に表していった。本来、PTというのは同調することによって意識をつなげ神経をつなげ自分の手足のように動かすことができる。その同調をといたとき、またもう一度同調するには5分は要する作業だ今の間はたったの3分半同調なんてできない時間だった。
「だがしかしこれも動かしにくいな。」
いつもは意のままに動かすものでも、手だけで動かすとなるとなかなか難しいものである。空中戦だから足の動かす意味がないといっても、そこを狙われていてはじきに落ちるのは眼に見えている。
(こりゃぁ早く同調しねぇと)
コックピットの横のボードを取り出し腕・頭・腹などの体の各部分にシールのようなものを貼り付けていく。そしてそのボードに指を走らせ、数々の文字を打ち込んでいく。すべて打ち終わるまで、推定七分かかると予想してゲミルはステアリングを片手で握りガリオンを動かし、時間を稼ぐ。
「ちょっあんた逃げる気?男の癖にだらしないわねぇ」
「うるさい、そんなに逃げてほしくなかったらもう少し待て望みどおり。戦ってやるよ。」
「待つ?馬鹿いわないで、私はねぇ戦闘に正々堂々なんて言葉もいらないとおもってるのよ。」
ガーリウスが速度を上げ、ブラスト砲の砲身を前に出し突っ込んでいく。そのままよけもせず、突進してガリオンの背中をうつ。
「ぐはぁ・・ちっ無茶しやがってこのやろう。殺してやる。」
密着したところからまたガリオンがブーストを展開してまた逃げる。それを見て沙耶がゴーグルを下ろして目の前まで持ってくる、眼に映るのは緑の画面とスコープ。十分に狙いを定めて打つ。
ブラストがかすめたのは、ガーリウスの右肩。
「んにゃろう、やっと終わったぜ同調完了。システム良好、これでお前の運命は終わった。っていねぇ?」
「どこ見てんのよあんた。同調してもらったとこ悪いけどもうあんた死ぬわ。」
一瞬の閃光、ガーリウスの体が爆発に飲まれる。爆風に押されもみくちゃになりながら、ガーリウスは爆発圏から離脱する。爆風のせいでずいぶん早さがのってきているから沙耶はエネルギーを最小限までに抑える。よくみてみると、残りエネルギー残量が危険地帯まで減っている・・。
「うわぁ・・戻れるかなぁ・・。ほかのはどうなってるかな・・」
爆煙で曇っていたメインモニタが晴れてくると、頭と両腕がなくなった白と赤のPTが戦闘区域を高速で離脱していくのが目に取れた。
「逃がしたの?」
輝にそういうとこう帰ってきた。
「逃げられた・・まぁあれほど痛めつければ最終戦闘にはでてこないだろう。だけどよくもまぁあれだけやられて憑依をうまくといたものだ・・。」
「あのさ・・感心してるのはいいんだけどさ・・あたし今のでほとんどエネルギーつかっちゃったわけよ・・つかんでくれない?」
「しょうがないな・・でも少しここでおとなしくしよう。向こうの雑魚がまだ片付いてないようだ。」
ガィンとガーリウスをアギトがつかむ、そのまなざしの向こうにはまだ戦闘が続いていたが、まもなくしてすべてのグラップが海に落ち,静かに立っている二機のPTがみえる。最後のグラップが海に大きな音を立てて落ちるそれを戦闘終了の合図とし安堵の通信が交わされる。
「いきなりだなぁ今回は・・にしても弱すぎだろ・・」
「いいじゃん弱くて、手ごたえのある敵がいいとか言うのあんたは?」
ぼやいたジャンに沙耶が食いつく。
「にしたってもうあと一回ですべてが終わるんだ。ぼやく暇なんてないだろ。ほらジャンお前の荷物だお前が持って帰れ。」
ひょいとガーリウスを持ち上げる。
「何よ荷物って・・確かにガス欠だけどさーいいじゃん別に持ってくれてもぉ。」
「なんだ?俺が持ってくのが不服か?」
ジャンが沙耶に怒る。
「いいから持ってってくれ・・オレもガス欠だから・・」
「あっこら輝落ちてる落ちてる」
クエスがびっくりして輝を持ち上げる。アギトのブーストからはぷすぷすという小さな音が聞こえる。
「何あんたもガス欠だったの・・そうならそうといいなさいよ・・ジャン~早く沙耶を引き取って~」
「はいはいよ~」
ガーリウスはなんとかアギトにつかまれているがヴァルハラにはそれはとても持ちきれない。
「どうせ私は荷物かぁ・・・」
弾切れの二機がガス欠の二機を支えて基地に帰る。
「それでは最終作戦の確認だ。」
伊吹がライネ作戦会議室でPTドナー含めすべてのライネ隊員すべてを集めグラップの最終目標をつぶすための作戦確認を行っている。
「グラップはここにいる、ここから10キロメートル離れたところでライネは待機し、各PTが統括体に近づく。しかし向こうもそうやすやすと入れてくれるわけではない、統括体の周りには巨大なエネルギーフィールドというのがあるらしい、そのうえその前には幾千幾万とのグラップがでているだろう。そこでだ、このライネ最終決戦用超高出力高濃度ブラスト砲の整備調整使用許可がついさっき完了した。加えヴァルハラ・ハイドラ二機に高流子統合砲グランドリーネと超拡散ブラスト砲フレンダムの二門がそれぞれに装備される予定になっている。そしてアギトには高速決戦用ウィル×2ガ追加され、ワルキューレにはスターリウムソードを装備、そして二機とも高速移動用ブースター有線ウィルが追加される。」
ここまでを説明し終えると伊吹は背後に写っている映像を切り替え作戦用にと変える。そして隊員各自にそれぞれにあったマニュアルを配布していく。
「各自それを読んでいくように、本題だが作戦自体はさっき言ったように10キロメートル付近でライネは待機し最終決戦用超高出力高濃度ブラスト砲の準備にかかるここで約10分かかると思われる。その間ヴァルハラ・ハイドラは二機の間隔を百メートルほどあけてグランドリーネ・フレンダムの二門を各自用意してそこから三キロメートルの位置で待機このときウィルで防御幕を張ってくれ。そしてアギト・ワルキューレはその遥か下の地上五十メートルのところで待機ちょうどヴァルハラたちの下になるところでよい。各員待機場所はわかったか?」
「「「「「はい」」」」」
五人の声が重なることを確認して伊吹は続ける。
「行動だがライネのほうでチャージおよび最終確認が取れたら各自に信号を送る。そうしたらまずライネは統括体のど真ん中にブラスト砲を打ち込むそれに続いてヴァルハラ・ハイドラ両機が統括体の左右にぶち込むようにグランドリーネを打ち込んでくれ。たぶんそれで向こうの戦力を大幅に削れるがそれでもまだ向こうだって残っているだろう・・そこはフレンダムとウィルを使いうまくライネに近づかないようにしてくれ。これは第一段階だ、この砲撃の持続時間は5分というところだ。その間にアギト・ワルキューレは低空のとこを高速で移動。砲撃が終わり次第アギトがウィルで左右の砲撃ポイントを攻撃してワルキューレが中央の部分をスターリウムソードで斬る。これでフィールド内部には進行できるはずだ。そこからはこの図を見てもらう。」
そういって伊吹が背後の映像を切り替えるとそこに写っていたのは、大きく黒い塊景色から察するにゆうに1000メートルはあるだろう望遠でとった写真でもしっかりと見える。
その黒い塊にも手と顔はあるようで、微妙に長い腕と裂けた口、地のごとき赤い目を盛っていることが確認できる。体の真ん中に大きな赤い宝石のようなものが見える。血管が浮き出たように盛り上がり、それは心臓を思わせる形をしていた。その黒い塊を覆うように薄黄色の膜みたいなものが張ってあるこれフィールドのようだ。
「これが今作戦最終目標である。統合体の写真だ、だいたいこの写真を撮ったところにライネが位置するようになっている。本題はここからだ、特に沙耶よく聞いている様に。これでも見えるようにまずワルキューレがフィールドを破ったらすぐにこの赤い心臓部にスターリウムソードをつきたてる。観測によるとフィールドはここを根源に出ているらしい。その後は全軍で一斉攻撃だただしアギトはウィルなどを駆使して顔面部を狙い目などをつぶせ。以上だ。作戦は12時間後よく作戦内容・新兵器の使用方法を見ておけ。それでは解散。」
ここは格納庫書くPTが収納されている。
ワルキューレのコックピットでうなっている声を上げているのは沙耶だ。
「む~・・この説明図から行くとワルキューレは、軽量化のためにウィルをはずし携帯用の小型ブラスト砲に武装が変更されて~スターリウムソードは最初っから持ってるわけね~。んでこのブースター用ウィルがワルキューレを引っ張るのねー」
沙耶が父親からもあらったペンダントをいじりながら説明書に読みふけっていると、横から声がかかる。
「沙耶!どう?気分は?ずいぶん悩んでいるようじゃない?」
声を掛けたのはクエスだった、赤い髪を揺らしながらコックピットを覗き込む。
「まぁねぇ~、いろいろと悩む部分もありますってははは。」
「あたしが思うにさぁ~、この戦いが終わったとしても復旧とかするの大変だと思うのよね、だって写真でも見たようにあんな馬鹿でかいものを殺した後処理するんだよ。どうするのかって話さぁ」
「まぁそこは何とかなるんじゃない?あれがどんな物質かも解明されてないから・・もしかしたらナメクジと一緒で塩かけたら溶けるかも!。」
「あははそれいいね~」
「あはははは~」
二人は声を上げて笑い、緊張を解き今やることというのを再確認するように自分達の手を見る。そして手を合わせてお互いにうなずいてから。クエスは自分のやることをするために戻っていった。
それから10時間後、ライネの中綺麗なほどに張り詰められた空気が当たり一面を満たしていた。
伊吹がマイクの前で叫び全乗員に伝える。
「もう作戦の確認はしない。各自わかっているはずだ。だが失敗は許されない。少しでもミスればこの世界の希望は塵となって消える。心してかかるように。」
その通達を聞いて、ジャンの一言。
「艦長もこんなときにそんなに緊張されるようなこと言わなくてもいいのに。」
各ドナーは、自分の担当しているPTの中で待機している。作戦の確認をするものはいない、各自自分の一番リラックスする方法ですごしている。
沙耶は音楽を聴きながら小型のパソコンでなにやらゲームをしているし、クエスは料理本などを片手になにやらメモを取っている。輝は文庫本を片手に読みふけっているし、ジャンに関してはパズルをやっている。
一目見ればこれが世界をすくう鍵を持つ人間の姿には見えない。
二時間というのは短いと思えば短く長いと思えば長い、「待つ」ということをさせればこれほど長いと思わせる時間はない。それを緊張してすごせば本番には失敗してしまうだろう。それを彼等は知っているから、無理矢理でも趣味をして、自分の緊張の糸をゆるくしようとしているのだろう。
そして悪夢と幸福の入り混じる作戦開始はやってくる。
「1・2・3・4・5、ライネ最終決戦用高出力高濃度ブラスト砲チャージ完了しました。各PTドナーは作戦を開始の合図を待ってください。」
「照準あわせーよーし。これを打ったらヴァルハラ・ハイドラも続いて打ってくれ。発射一秒前・二秒前・三秒前・四・五・・・最終決戦用高出力高濃度ブラスト砲てーー。」
青白い閃光が、一瞬のうちに統合体のフィールドにたどり着いて相殺され消えていく。その横をほぼ同タイミングで紅い閃光が伸びてフィールドの左右に着弾しぐいぐいとおしフィールドの形を変形させていき。それの軌跡のために、多くのグラップが撃墜されそれでも生き残ったグラップたちはウィルやフレンダムの餌食となってその場から墜落していく。
沙耶は画面右上にあるタイマーがゼロをさすのを今か今かと待ち望んでいた。
(こんなのもう早く終わらせたい、私ができるかわからないけどこれが最後ならさっさとすぐに終わらしたい。)
紅いペンダントをギュっと握ってタイマーを見る。
(お父さんお母さん、力を貸して・・お父さん達が作ったこのPTワルキューレに力を貸して)
そう思って、ペンダントを放しハンドルを握る。
「残り・・3・2・1、いまだ!」
予告どおり五分たつと青白い光と赤い光は細くなり消えていく。それを合図にはるか下のところで爆音とともにワルキューレとアギトが飛び出していく。
スターリウムソードを突きの構えで構え・・スピードに任せてフィールドに突っ込む。
ギィィィィィィィ
火花が散ってフィールドが壊れていくそれを狙ってフィールドに集中されるグラップたちをアギトがブラスト砲と高速型のウィルで撃墜していく。
「ひらけぇーーーー」
その叫びとともに壊れさったフィールドの一部からひびが入りすべてが崩壊していく、それでも危険性のためとワルキューレは紅い球体にスターリウムソードを突きたて何度もきりつけるとそれもひびが入り壊れた。
「各砲撃部隊用意はいいか?フィールドは消えた一斉射撃を掛けろ」
そういう伊吹の指示とおり各砲門が開かれ射撃が始まったが、統合体の周辺で空気が震えた。
ばらばらと統合体の外装といえる部分が落ちていき気持ち悪い顔の部分も落ちていき細長く手の長くこれも口の裂けた物体がでてきた、砲撃はすべてもともとについていた装甲に向かってぶつかっていく。
「これが最後のラスボスってやつ?ずいぶん気持ち悪いかっこうしてるわね。切れるかしら。」
空気の振動でいったん下がったワルキューレは、またブーストを全開にして装甲がはがれた統合体に突っ込んでいく、それにあわせて統合体の腹から気持ちの悪い帯状のものが飛び出てくる。
「何これ?キモッ邪魔しないでよね。」
反転、反転、なぎ払いその順で交わし上昇して最高速で顔に向かい突っ込んでいく。
「喰らえぇぇ」
懇親の一撃は黒く大きな片手で阻まれて勢いがとまり、なぎ払われる。
「ったぁ・・何この力ありえない・・。もう一度今度は翻弄して・・」
「沙耶待て!今度は俺達が行く。」
アギトが高速用ウィルを駆使して四方八方から、ブラストの嵐を浴びせる。統合体は大きさに会わずにそのほとんどを手でガードしている。それを見極めていた輝はアギトを手と顔の前に滑り込ませる。
「喰らえ、オレの特大級のブラスト砲をよぉ」
零距離射撃のブラスト砲最大出力を顔面に食らっても統合体はびくともせずに裂けた口から舌を出してにやっと笑い黒い手でアギトをぐわっっとつかむ。
「おい放せ・・おい・・こら・・・・・うあぁぁぁぁぁっぁあ」
ボキボキという音がして、アギトが力なく地面に落ちていくそれにあわせて周りを飛び回っていたウィルもすべて落ちていく。
それを見てクエスが叫ぶ。
「ライネへ聞きます、アギトから生命反応は取れますか?」
二人のドナーはその声を聞き、先走りそうな自分の精神を必死で抑える。
そんなときだった・・一瞬の隙をついてか統合体の腕が動き指の先からビームのような光の放射線が延びて、ヴァルハラとハイドラに突き刺さる。その後、両機とも力なく地に落ちていく。
「クエスっ・・クエスっ応答して・・ジャン?ジャン!返事しなさいよ・・。」
「ワルキューレドナー斑鳩三佐落ち着いてください、三機とも生命反応はあります。しかし早急に手当てしないと間に合いません。」
取り乱し始めた沙耶の耳に冷ややかとした、オペレーターの声が入る。
「まだ生きてるの?クエスたちはまだ生きてるのね、何分くらいで何分で終わらせればいい?」
「詳しくはここからの距離ではわかりませんが、意識が飛んでいてあの状況は危険ですので最低でも30分くらいではないでしょうか?」
「そう・・わかりました。早急にこれを片付けましょう。ライネは手を出さないでください、援護射撃に当たりたくはないので・・」
それだけいって回線をオフにして、スターリウムソードにもう一度光をともす。残り一人だけになったワルキューレ、当然統合体の目標もワルキューレに向かう。
「来なさいよ・・たたっきってやる。」
距離はそこまで離されていない・・統合体はビームでなくて腕を伸ばしワルキューレに襲い掛かってきた。その腕を切り払いながら交わし、第二波としてきた、小さな手の大群も反転上昇下降を繰り返して交わしていく、そして一直線に伸びていきなぜかスルリと入れた顔面の前大きく振りかぶって思いっきり振り下ろす。切っ先から火の粉が舞い上から下えと舞っていく、そんなことももろともせずに舌を出して笑いワルキューレに向かい腕を戻してきた。沙耶はその腕を十分にひきつけてブースとを全開にして上昇、戻ってきた手を統合体の顔面にぶち当てると統合体はよろめいた。
「ホント油断も隙もないわね・・顔面切られてもびくともしないなんて・・
ん・・えっ・・ちょっ」
スターリウムソードのエネルギーのメーターを見ると見る見るうちに低下していき、見る見るうちにただの鉄の棒だけが残ってしまった。
「うわっなによこれ・・なんで?」
わけのわからない沙耶の頭に覚えのない声が飛び込んでくる。
≪我にその剣は効かぬ、貴様は知らぬのか?それはもともとわれわれの所有物だということを、そしてわが僕たちのエネルギーのすべての種類が我から流れ出ていることを・・我のエネルギーを元の我の体に戻すなどたやすいことよ≫
(そういうことね、自分の力だからそれでたたかれてもすべて吸収できるってわけね・・ってことは近づいて殴るしかできないってこと??)
今流れてきた声を沙耶は統合体から流れてきたものだと信じた、そうすればすべての辻褄があったから・・でもそれは最悪のほうにしか転ばなかった。
統合体は、両手を前に差し出し先ほどやったビームを打つ体制になった。
(くそっ)
その指先から逃れるようにワルキューレは上へ下へと空中を縦横無尽に走り回る、でもその動きには反撃のチャンスを狙う光はおろか勝とうという意思さえ消えているようだった。
(どうして?どうしてなの?いつも私は助けられてばかりだった。それなのに私は肝心なときにすべてがだめになる、何にも役に立たなくなる)
その悔しみの気持ちは次第に自分への怒りとグラップたちへの怒りと変わっていく。そして沙耶は願った・・。
ワルキューレを天に走らせ、雲の上にまで来て沙耶はワルキューレの中で叫ぶ。
「私に力を頂戴!すべてのものを守れるだけの力を・・。この身がはてようとかまわない!ただ少しの間だけ、私に力を・・だれか・・悪魔でもいい私に応えてこの宇宙の果てから私に応えて・・。」
その呼び声に・・呼応するものがいた。
それの名は『ワルキューレ』大宇宙を統べる女王。
その声は父からもらったペンダントから流れ沙耶の頭に流れ込んでいく。
≪応えましょうあなたに、私の名はワルキューレ偶然とも言いがたいですがこの機械と同じ名前。あなたに応えましょう・・あなたに力を与えましょう≫
「ワル・・キューレ?これと同じ?力をくれる?」
≪えぇ、沙耶・・あなたに私の力を与えるといっているのです。先ほどの叫びを聞き、私の中に響くものがありました。それに・・私も無関係というわけではないようなので。≫
「力をくれるというのなら、喜んでもらうわ・・でもあなたその石から出てきたほうがいいんじゃないの?」
≪そうですね・・それでは還元いたしましょう。少し目を瞑ってください≫
「わかった。」
ペンダントが神々しく光り、ワルキューレのコックピットから赤い光が漏れる。ペンダントから色が抜けその色はワルキューレの外になって生成されていく。生成された光が晴れるとそこには赤い羽衣をまとい緋色の髪を揺らしていて美人というよりもその周り一帯を芸術品に変えてしまう気品があふれるほどの綺麗な顔と体・・青い瞳は優しい裏に厳しさも見えるようだった。
その姿を見て・・統合体がうめく・・
「貴殿はワルキューレか・・なぜこの地にいる?ここは貴殿には関係のない場所だろう。我は規定も犯していないし、貴殿に敵意を表してるのではあるまい?」
それに対してワルキューレが凛とした声を響かせて言う。
「いいえ・・あなたは無国籍のこの地球の侵略をしています。規定をすべて読みましたか?」
「いや・・これは侵略ではないむしろ侵略してきたのはここの地球人だ。我が星が瀕死なのをいいことに、開拓目的でわれわれの星を侵略してきたのだ。」
「ええここの地球人があなたの星に入ったことは知っています。しかしそれの前にあなた方は絶滅したという報告が入っています。それは確かな情報です。ですがあなたがここにいるということは私達をだましたことに当てはまります。」
「それは誤解だ・・我々は生存信号も出していたし生き残りも数人いたはずだ。その先はどうなったか知らないが・・」
「知りませんねそういう報告は入ってきていません。そうそう余談ですが、その後その報告をした者は偽造工作および賄賂事件で掴まって今は刑務所の中です。」
「くっ・・やはり逃れることはできないか・・ということは我々の言ってることが嘘だということもわかっているな・・」
小声で内心でつぶやいたつもりでもワルキューレの耳には届いている。
「ええ気づいていますよ。侵略されたのではなく侵略してもらったということですよね。自ら地球の旅行会社に自分達の星のデータを転送し観察に来た人たちに寄生して地球で新たに自分達の星を作るつもりだったんでしょう?それは大罪です。我が力を貸して成敗します。」
「地獄耳だなワルキューレ女王よ・・すべてのことを把握されておるさすがこの宇宙を統べる者よ・・だが貴様一人で何ができるというのだ、いくら女王と兵なしでは我を倒すことなどできるのか?」
嘲笑し大きく腕を上げて統合体は笑う。その声はまるでサイレンのようだ。それに対して普通の人間サイズのワルキューレは表情に少し笑みを浮かべこう言い放つ。
「誰が私が直々あなたに手を下すといいました?自惚れないでください、私は手を貸すといったのです。だからこのペンダントに身を隠し、人間の元に行ったというのですよ。もちろん手を貸すのは、この私と同名のここではPTという機械とそれを操る斑鳩沙耶という少女。」
それを聞いて、統合体が笑う。
「くっくっく・・お笑いだな・・女王とあろうものでも我相手にそんな人間ごときが作り上げたものに力を与えて勝てると思うのか?頭でも狂ったのか?女王殿?」
もうそこには女王を恐れていたようなそぶりは微塵にも見せない統合体の姿がある。その勢いで統合体は指先をワルキューレと沙耶に向けビームを発射する。
「安心しなさい沙耶・・」
逃げ出そうと、アクセルのペダルを踏み込もうとした沙耶の行動よりは焼くワルキューレは沙耶に告げた。
「私達にはこの程度の攻撃は効きません。」
ビームはワルキューレ達の数十メートル前で飛散し消えていった。
「やはり効かないか・・」
「当たり前です。ですがこれであなたは、はっきりと罪人になりました。我が名においてあなたを滅却します。罪人クルーデル・ファミリオン」
「その名で呼ばれるのは久しぶりだな・・だが私とてそう簡単に捕まるわけにはいかない。」
「捕まえる気など毛頭ありません・・最初からあなたを討滅するために来たのです。」
そのやり取りに、沙耶は嫌気が差してきた。
「ワルキューレ・・女王といったかしら?討滅するのなら・・さっさとやってもいいでしょうかね?」
こんなのうのうと話しているうちに、クエスたちの命のリミットは刻一刻と過ぎていく、今の沙耶にとっては一分一秒も惜しいのだ。
「そうですね・・それでは一撃でしとめましょうか。」
やさしく微笑んで手を沙耶とワルキューレにかざしこう唱える。
『汝、我が右手にある剣よ我が声に答え数倍の大きさとしてここに還元せり。汝の力、今この地球に蔓延る悪を絶やすため我が声に答えこの沙耶という人間とそれの乗る機械に力を与えたまえ。』
脳内にワルキューレの声が走ったと思ったら、ワルキューレの手に大きな光がともり、それが膨大に広がって圧縮されていくそれが繰り返されて光が大きな剣のようにかたちどっていく。沙耶はそれをゆっくり眺めることさえできず、ワルキューレのシンクロを解かないように必死だった。
「なにこの膨大なエネルギー、このシンクロ状態じゃ維持できない・・」
自然とワルキューレと沙耶のシンクロ率が高まっていく、二つに分かれていたものがひとつにまとめられていくように。
シンクロ率が上がっていくと、普通ならだいぶ危ない状態までもっていかれることがある、強い振動や脈動をもろにくらい意識が飛んでその中に意識が封じ込められてしまう危険性だってゆうにあるのだ。それに高いシンクロには必ず拒絶反応が起こる、それは良くてもだいぶ苦痛になる。普段はその一歩手前のシンクロ率でやっているのだ。
「なんだろうこの感じ・・ワルキューレの中に私の体が解けていく感じ・・そしてワルキューレが私に溶け込んでくる感じ・・」
光はだんだん収まっていき・・剣を作り消えていく。
その形はまっすぐに伸びそりのない刀身に、大きく十字架をかたどった黄金の鍔に布が何十にも巻かれた柄。
「その剣は飛剣サザンクロス。私の右手に有されることを許された聖なる剣です。この世界でもそれほどの剣は存在しません。それならクルーデルも一撃でしとめられるでしょう。」
「ワルキューレ女王さん・・でも・・これシンクロ率を上げなけりゃ維持できない・・」
「それならあげてください・・大丈夫です。私があなたを死なせはしませんから。」
溶け込んでしまいそうな意識を、根性と踏みとどまっていた沙耶は力を抜いてシンクロ率を上げていく。稼動部分が楽に動く・・自分の思うどおりに・・
「なんか変な感じ・・」
「そんなものいまさら・・かんけいないわ!」
クルーデルの背中には大きな翼が広がりそれを広げ宙をまっていた。大きく口を開け、大きく息を吸い込む。
それを見てワルキューレの一言・・
「頭を狙ってください。ここから最高速で一直線に突き抜ければ一撃で倒せます。」
「でもそんなことしたら今からの咆哮をモロに・・」
「大丈夫です・・それは私の愛用の剣です。何の力のない剣を私が使うとでも?」
「いいえ・・それじゃあなたを信じます。」
「はい・・死に掛けたら。私の力で守って差し上げますから。」
「それでは・・最後の一撃を・・」
「がぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ」
クルーデルが耳をふさぎたくなるような雄たけびを上げる。そのときから口の前にエネルギーが収束して球体を形づくる。
「はぁぁぁぁぁぁああ・・覚悟しなさいよ統合体が・・この一撃ですべてつぶしてみせる。」
高速用のウィルが点火され火を噴き、爆発的な音な音を上げて突っ込んでいく。
「喰らえーーーーーーーーーーー。」
「うがぁぁぁぁ」
両者雄たけびを上げて、全力を形にして繰り出していく。
ワルキューレと沙耶は刺突の構えでサザンクロスを構えて、クルーデルは空中とはいえ大きな反動を受けるほどの咆哮をワルキューレに向かい一直線に飛ばす。
ぐぎゃぁぁぁぁぁ・・ばりばりばり
サザンクロスの切っ先と咆哮とがぶつかり合いすさまじい音を上げる。
ぶつかった先から咆哮ははじかれてはいくけれどまったく先には進まないワルキューレ。
「消えろ消えろ消え消えろーーーーーー」
沙耶の鼓動は高まり、それに呼応してありえない加速を見せるウィル。
「うがぁぁぁぁ」
進むワルキューレを押し戻すかのようにクルーデルも咆哮する。
「このままでは埒がありませんね。すこし手を加えますか。」
遠くで見ていたワルキューレはこのすさまじい光景に眉一つ変えず、手をかざす。
『この地球に残る、大地の精たちよ我が呼び声が届くなら力を貸していただきたい、我が名はワルキューレこの宇宙を統べるもの。力を貸していただけるのなら、我は願う我が護るひとつの命の背中を大地の精たちに後押しをしてもらいたい。』
その願いは届いたのかクルーデルの足元から巨大な岩が出現して方向を一瞬さえぎる。そのすきに沙耶は横に飛ぶ、そこはクルーデルからの死角咆哮に集中しすぎたクルーデルには見れない場所。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
気合のこもった殺意の声、ウィルの焔をまだ大きくなり爆発的な加速にワルキューレの後押しの尋常でない突風が沙耶を押す。
「くたばれーーーーーーーーーーーーーーーーー」
クルーデルがちょうどこちらを向いた・・意味のないことだったが・・
そのまま一直線に伸びたワルキューレはサザンクロスをクルーデルの眉間につきたてる。ワルキューレはくるりと体制を変えてそのままサザンクロスを握って、地面に向かって全速力で駆け抜ける。
ズサァーーーーーー
切れ終わったあと遠くから見たクルーデルは両断というのがふさわしい格好をしていた。
「き・・さま・・許さ・・んぞ・・。我が・・命つきる・・前・・に・・」
「沙耶・・のいていなさい、これからは私の役目です。」
半分にされながらもクルーデルは生きていた。それを見てワルキューレが天に手をかざし・・。
「宇宙に帰りなさい、クルーデル・ファミリオン・・」
どごぉぉぉ
と音がして大きな炎柱が落ちてきた。それがクルーデルの頭上に降り注ぎ、それが数十秒で消え去るとそこにクルーデルの姿はなかった。
「さてやることは終わりました。沙耶お別れです。いろいろありがとうございました。」
「こちらこそワルキューレ女王・・この地球を護っていただきありがとうございます。この感謝は一生忘れません。」
「私はあなたの呼び声に答えただけですよ。」
ふっと笑ってワルキューレはサザンクロスと共に消えた。
ペンダントもいつの間にか消えていた。
それから、ドナーは無事救出され。何年かのリハビリ後普通の生活に戻っていった。
5年後
復興が始まった大陸にはいまだ惨劇の傷跡が見える。上海では輝とクエスが並んで歩いていた。
クエスは赤い髪をツインテールにまとめているのがなぜかかわいらしい、一見見てしまえばデートのようだった。まぁじつはデートなのだが。
「沙耶たち遅いねー・・輝?アンタ本当に動いて大丈夫なの?」
先の戦いで一番精神的にも、肉体的にもダメージが大きかったのは輝である。一時期は本当に危なかったのだが、本人いわく残りの三人のドナーの励ましの声が薄い意識でもはっきり聞こえたから、立ち直れた。という、精神論で何とかしてしまったらしいのである。
現に今もふらふらと足取りもなかなかおぼつかない。
「せっかく医者に外出許可をもらったんだ、有効に使わないとな。」
「そりゃそうだけどさ~沙耶だって車椅子でしょ?」
そうクエスが問いかけると後ろから
「車椅子もパートナーがいれば不便じゃないわよ。」
と沙耶の声が聞こえた。
二人が振り向くと、そこには車椅子に座りジャンに車椅子を押してもらっている沙耶がいた。
「輝も車椅子にすればいいのに・・そんな足じゃ今は歩くのも難しいんじゃないの?」
「そうだけど誰がパートナーになるんだよ」
「クエス?」
「なっなんで・・私なのよ」
沙耶の視線を受けてクエスが赤面して否定する。
「別にいいじゃん、あんた達もう付き合ってるんでしょ?」
「んなっアンタってやつは・・」
「こら沙耶、そういうのはもうちょっと時間がたってから室内で問い詰めるべきだ、こんな道端でそんな話しはしないほうがいい。」
先の戦いでけが人は少なくなく、そこら辺に車椅子にのっている人たちを見かけるのでさほど目立たないが、それでも人目を引くのが彼等だった。それは髪の色からでもわかるように、赤・青・緑・黒と色とりどりの集まりだったし沙耶はどこにも外傷が見られず元気なようなのに車椅子に乗っているからだ。
それにはわけがあった。
沙耶は最後の一撃を放つためワルキューレとどうかした危険区域まで意識を憑依させワルキューレと自分の奥の奥にあるものを間で同化したのだった危険性は大、普通の人間なら魂ごと閉じ込められてしまう。それでも沙耶はワルキューレの加護や精神力で足の精神を閉じ込められただけにとどまった。だが両足だったため、やむを得ず車椅子に乗っている。
そういうわけだ・・。
「そうだね・・それじゃ行こうか。」
四人は笑顔で積もる話をして歩を進めた、時にはバスに乗りジャンは車椅子を押し、クエスは輝の手をつなぎリードして・・
山の奥に四人は来た、そこには大きな穴が綺麗にあきその周りに結界を作るようにぐるっと墓が並んでいる。そこに四人は横に並んだ。来る途中に買った白赤黄蒼の色とりどりの花を一人づつ手に持って。
「ここに眠る、多くの同志たちよ。戦いの終わりに協力してくれてありがとう。我々だけ生き残ってしまいすまない。けれども我々はあなた達の分まで精一杯生きてこの世界にもう一度過ちを残さないことを誓う。・・・それではありがとう安らかに眠ってくれ。そして華麗なる天に昇って大いなる安らぎがあらんことを・・・」
その花を高らかに穴に向かって投げ入れると落ちる前に風に乗って天に昇った。死者達の魂を祝福するように・・
END
~~~~~~~~~あとがき~~~~~~~~~
やっとおわったー
黒猫工房さんすみません遅れてしまって・・
これで喜んでいただけると嬉しいです。
なんかいい勉強になりました。
初めての長文大作なきがします・・
でも元の構想全部使うともっと増えそうな気がします
最初っから3部作の予定だったので
それにしてはよくまとまったなぁとおもいます。
だけどもなんか分とか変かも・・
怖くて読み返せない・・
それではありがとうございましや~
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