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「金田一耕助の帰還」と「金田一耕助の新冒険」という文庫本を古本
(108円)で買いました。
共に短篇集で光文社文庫。古本ですが傷みも汚れもないきれいな本です。
「金田一耕助の帰還」 2002年4月30日 初版2刷発行
「毒の矢」
「トランプ台上の首」
「貸しボート十三号」
「支那扇の女」
「壺の中の女」
「渦の中の女」
「扉の中の女」
「迷路荘の怪人」 の8篇
「金田一耕助の新冒険」 2002年11月30日 初版2刷発行
「悪魔の降誕祭」
「死神の矢」
「霧の別荘」
「百唇譜」
「青蜥蜴」
「魔女の暦」
「ハートのクイン」 の7篇
どこかで目にしたようなタイトルばかりなので、角川文庫版に収録されている短篇を再編したものかと思って買ったのですが、そうではないようです。
これらの作品はすべて角川文庫には収められていないもので、この光文社文庫でしか読めない珍しい作品なのだとか。というのは、横溝正史さんは短篇を元にして中篇や長編に書き直すことが多かったそうです。角川文庫に収められている作品の、これはその原型ということで、この光文社文庫の2冊は横溝正史ミステリのファンには貴重な本ではないかと。知らずに買ったのですが、得したような気分がする。
「金田一耕助の帰還」の巻末には横溝正史さんによる「金田一耕助誕生記」という文が載っているし、「新冒険」のほうには、金田一耕助登場作品の全リストが載っている。これらもファンには嬉しい内容です。
金田一耕助について、つづく。
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