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2008.02.28

1000YEN ジャズ 2::ザ・ベスト・オブ・ジョン・コルトレーン

先日、京都で造園のお仕事をされている方と
お話をする機会がありました。

なんでも
仕事先の造園屋さんとは
全国各地から京の庭つくりを学びに
修行にこられるようなところと聞きました。

庭木の手入れに関して
素人の質問を…
「京都の手入れと他のとこの手入れって、やっぱ違うんですか？」

なにが違うって…
京の庭は、やっぱりこじんまりしたスペースの中に
世界を作り上げてゆく手法
で、古くから周囲の山や木立、景観を我が家の庭に取り入れてゆく
そんなものなのだそうな。

そうなると、庭木の手入れも
山の木々とできる限り同じように
自然な枝振りを施すよう手入れをすると。

「たとえば…」と、言って
ちょうど通りかかった木を見て話してくれた。
素人目には、ずいぶん手入れの届いた木だが

不自然極まりないのだそうだ。

とにかく、枝先をきれいに、きれいに丁寧に刈り込む手法
その手による木
ぱっと目にはきれいにさっぱり写るが
自然界の目からは、いびつで不健康な姿だと。

不必要なものは断ってゆく
そしてあたわった命を、その環境で
最大限に優雅で
かつ実益的に樹命を全うするのだそうだ。

京の手入れは
まず、木の懐から…

本来落ちてゆくべき枝を見極め
落とす。
極めて、自然
そしてなお、芸が木に宿る

人の心もそうかもしれない。
今の世の中
あれもこれも…
あっちもこっちも…
枝葉を切ることばかりに惑わされてはいないか
それよりも、むしろ
本来断つべきものを見極めて
旬に応じて、その懐からしっかり落として
地に返し
人本来の健やかさ、和やかさを
現してゆくべきではなかろうかと…

その京の若者が発した言霊に
少々心を奮わせたものでした。

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Last updated 2008.02.28 22:56:23
コメント(2) | コメントを書く

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■コメント

Re:まず懐から！(02/28)

mokogreen さん

ふむふむ＾＾

音吉さんの暖かい視点は健在ですねえ。
楽天に戻ってよかったなって思えます。

自分から、あまり離れずに、懐を大切に
伸びていきたいなあと思いました。

ありがとうございます。 (2008.03.07 22:01:03)

返事を書く

Re[1]:まず懐から！(02/28)

Dr.音吉さん

mokogreenさん

＞
＞音吉さんの暖かい視点は健在ですねえ。
＞楽天に戻ってよかったなって思えます。
＞
＞自分から、あまり離れずに、懐を大切に
＞伸びていきたいなあと思いました。
＞
＞ありがとうございます。
-----
コメントありがとうございます～
私も自分自身の自然体を再生させる作業中です。。。
つまり、できる限りボケーっとしてるだけですがね。 (2008.03.08 23:16:34)

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