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糖尿病は、すい臓のインスリンを出す能力が下がったりなくなったりするために、血中のエネルギーである血糖が身体に吸収されにくくなるため、血中の糖が多くなりすぎてしまう病気です。
血糖が高い状態が続くと、血管がもろくなったり、神経細胞が傷つけられてしまいます。
しかし、その初期症状はほとんどなく、なーんだという感じで何も困ったことは起きません。
ただ、そのまま治療をほったらかしにして数年経つと、様々な合併症が身体を襲います。
最初は、ちょっと足先がぴりぴりしびれるような軽い感じで始まります。
でも、自分の感覚ではちょっと変かなというくらいで、病気だという意識も無いかもしれません。
しかし、すでに身体中の血管は障害を受け続け、神経も痛めつけられているのです。
そして、さらに進行すると網膜症での失明や腎症に伴う人工透析...心筋梗塞、脳梗塞...ねたきり。 「こんなことなら、診断されたときからうまく糖尿病とつき合っておけば良かった。。。」
通常の人は、平均寿命が80歳以上あるといわれていますが、健康で楽しく動き回れる健康寿命は、10年短い70歳程度と言われています。 しかし、糖尿病の人はさらに10年短い60歳代だと考えられます。
発症して数年放置すると、いくら治療をしても症状の進行を抑えにくくなってきます。
これが、ポイント オブ ノーリターン(引き返せなくなる時期)です。
iPS細胞やSTAP細胞の技術がすい臓の再生を可能にするまでには、まだまだ気の長くなる時間が必要です。つまり、現在の医療では一度機能を失ってしまったすい臓は、もう完全には元に戻らないのです。ですから、糖尿病は戦って直す病気ではなくて、一生付き合っていく病気といえます。
病気と一生付き合うということは、言い換えると... 医師や看護師、栄養士、薬剤師、作業療法士などなどの医療関係者とも一生お付き合いするということです。
どうせ一生お付き合いするのならば、治療のことや生活全般のことなど含めて信頼関係の下に相談する必要が出てきます。ただ、糖尿病初心者は医療者に何を相談したらいいかさえもわかりません。専門用語はもちろん、これからの仕事に差し支えるかどうかも解らず、不安は募るばかりです。本当は、医療者は病気の専門家ですから、こちらから正しい質問をすれば正しい対応方を提案していただけるのに、もし質問ができなければ糖尿病の治療は進まず負のスパイラルに落ち込んで悲しい結末になるかもしれません。
そこで、糖尿病初心者の方々のために、病気の基本的なことから生活やお金のことまで含めた 「糖尿病質問カード」
を作成しました。また、アルツハイマー病のリスクも高まるため、早い段階からあたまの健康を知っておくためのテストもご提供します。よろしければ、ご活用ください。 「あたまの健康チェックテスト」
は、一部の大学病院や自治体で導入されている世界標準なものですので、そのスコアは信頼性が高いとこは言うまでもありません。 「
スターターセット
」
もあります。
糖尿病は、戦って打ち勝つ病気ではなく、上手く付き合って一生と急げる病気です。
上手く付き合えれば、普通の人と同じように長生きできる病気なのです。