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何故電車の中で化粧をしてはいけないか、という問題に答えるためには、我々の共有している空間には、大きく「公共的な空間(パブリック空間)」と「私的な空間(プライベート空間)」との二つがある、ということをまず知っておく必要があります。 そして、このパブリック空間とプライベート空間とでは、適用されるルールが異なる、ということも知っておく必要があります。さらに問題を複雑化させる要因が三つあります。 一つ目の要因は、パブリック空間の存在は頭の中で考えただけでは出てこない、ということです。 我々の住んでいる宇宙は膨張を続けていますが、この膨張を続けている向こう側には何があるのかは、宇宙内部にいる限り直接的には知ることができません。 宇宙のスケールとは話は異なりますが、プライベート空間にいて頭の中で考えているだけでは、パブリック空間の存在を認識することはできない。パブリック空間はこの様な特徴を持っています。 二つめの要因は、仮にパブリック空間とプライベート空間とが存在することを認めたとして、またそれぞれの世界に適用されるルールが異なることも認めたとして、 個人がそのルールに従わなくてはならない理由は必ずしも明かにされていない、ということです。「電車の中では化粧をしてはいけないよ。」というメッセージに対し、「いいじゃない、誰にも迷惑かけていないんだし。」という反応が出てくる余地があるわけです。 三つ目の要因は、電車の中で化粧をしてはいけないというルールを、誰が決めたのかが必ずしも明かではない、ということです。「電車の中で化粧をしてはいけない」というルールを決めたことについてこちらが承認した事実はないし、 仮にそんなルールがあったとしても、こちらがそのルールに従わなくてはならない理由はない。 こういった反応が出てくる余地もあるわけです。 いかがでしょうか。 さて、これから上記の問題を解きほぐして行くことにします。
2005.04.30
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先日、東京メトロ日比谷線広尾駅で化粧をしていた若い女性に、こんなところで化粧をするべきでないとの旨の注意をした方がいました。 この方は注意された若い女性に肩を掴まれ揺さぶられて、駅のホームに進入してきた電車と接触、大怪我をする結果になりました。 これはあってはいけない事件です。 あってはいけない事件ですが、この事件の背景には「何で電車の中で化粧をしてはいけないか」ということを理解していない若い女性の存在があります。 もっとすごいことは、小娘たちに電車の中で化粧をすることが何故いけないことなのかを説明できる大人が絶滅寸前である、ということです。 私は何故電車の中で化粧をしてはいけないのか、ということを自分の言葉で説明することができます。 あなたは説明することができますか?
2005.04.29
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この4月から法科大学院の公開講座に通っています。 ・・という訳で、昨日の土曜日は御茶ノ水の明治大学に行ってきました。 御茶ノ水までは家から30分くらいのところですし、場所も近くて便利です。 講義から帰ってきてから読みかけの専門書を読んでしまい、事業関係の連絡を済ませて、明細書のチェックを終えて今一息ついているところです。 最近は知的財産のブームらしく、知的財産の専攻を希望する学生さんが多いそうです。そのブームの影響か、休みの日なのに教室は盛況でした。 一昨年は中央大学に民法・民訴の勉強に通い、昨年は特定侵害訴訟代理関係の講義に通い、今年は法科大学院に通っていることを考えると、何のかんのいいながらプチ学生を続けている様な気分になります。
2005.04.23
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もし警告状が手元に来たら直ぐに弁理士、弁護士等の専門家に相談すべきです。 放置するのが最も悪い対応方法です。 会社勤めの人は、警告状は自分の手元に止めないで上司に話を上げるべきです。 というのも、攻撃する側は通常証拠とかを揃えてある程度確信を持って攻めてきます。 攻撃される側の対応が悪いと、間髪を入れず即訴訟ということにもなりかねません。 その一方で最近では訴訟の進行するペースが速くなってきていることもあり、防御することが難しくなってきています。 以前、あるパソコンメーカーが、iMacとそっくりのパソコンを製造販売し、iMacを製造販売しているアップルから訴えられたことがあります。 訴えられたメーカーはほとんど準備をせず裁判に出かけたとのことですが、その結果、裁判長の心証を非常に害したとのことです。 裁判はあっという間に結審し、訴えられたメーカーは負ける結果となりました。 この様に、訴えられた側は十分計画を組んで段取り良く対応しないとあっという間に時間切れになって負けてしまうことがあり得るのです。 出張者の机の上に警告状が置きっぱなしになっていることはないと思いますが、突発的な事態にも即応できるよう、日頃から意識しておく必要があると思います。
2005.04.17
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良い商品なのに売れない、とか、良い技術なのにお客さまに分かってもらえない、という話を聞くことがあります。 商売をしていて、お客さまに商品やサービスの良さを分かって頂けないのはやはりつらいです。 お客さまは、その商品なりそのサービスなりを使ってみて初めてそのよさが分かる。 けれどもお客さまはこちらにある商品なりサービスなりを使おうとはしない。 このままではいつまでたってもこちら側とお客さまとのギャップが埋まることはありません。 このギャップを埋める機能を果たすものがブランドです。
2005.04.13
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もう忘れてしまいましたが、「美人投票」という言葉があったと思います。 美人コンテストで投票する際に、自分が美人と思う人に投票するのではなく、みんなが投票するであろう美人に投票する、という話です。 音楽でも、本でも、料理でも、「何が一番好みですか?」という質問を受けた場合、自分の最も好きなものを答えるのではなく、「みんなが好きと思うもの」を答える傾向はないですか? つまり、自分が好きと表現しているものの中には、自分が好きと思うものそれ自体と、みんながきっと好きと思っているだろうものの両方が含まれている様に思います。 このギャップをうまく利用することによりブランドをうまく発生、発展させることが可能になると私は考えています。
2005.04.11
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一般に「おいしい」と表現される料理は、次のどれかを指していると私は思います。 ひとつは、純粋に食べてみておいしい、と思うもの。 もうひとつは、なかなか手に入らず食べる機会自体が少ない、珍しい類のもの。 残るひとつは、昔から慣れ親しんだ味のもの。 松茸やアワビはおいしいといわれますが、市場に廉価で大量に供給されていて、いつでも手軽に入手可能である状態にこれらの商品がおかれたとしたら、おそらくそのおいしさの地位は相当程度低下するのではないでしょうか。 以前、目隠しして二種類の料理を食べさせ、どちらが本物の食材を用いた料理かを当てさせる番組がありました。 この番組で示されていた通り、単位当たり数十万円もする牛肉を使った料理も、スーパーで買ってきた単位当たり数百円の牛肉を使った料理も、目隠しをして食べさせられると、どちらが高級食材を用いたものか見分けるのは非常に難しいようです。 また、赤坂の高級料理店の職人さんたちがイクラのコピー商品を見分けることができないところを放送していました。このテレビを見ていて私は思いました。 おそらくそれぞれの人の味覚はそれほど鋭くはないのではないか、と。 目で見て、鼻で香りを感じて、舌で食感を味わって、じゅーじゅーという音を耳で聞いたりして、それらの五感全体で体験した感覚に対して、外部から「これはおいしいものなのだ」という知識がインプットされて、そこで初めて「これはおいしいものなのだ」と理解する様になるのではないか、と私は思います。 「そりゃ、あんた、あなたの舌の感覚が鈍いから、本物の味が分からないんだよ。」とおっしゃる方がいるかも知れません。 でもそんな方でも、目隠しして鼻をつまんだ状態でグレープジュースとオレンジジュースとを飲み比べてみると、どちらがどちらか一般には判別不能であると聞いたら、きっと驚くと思います。(目隠しして鼻をつまんだ状態で、何度も飲み比べの練習をすれば、もしかしたら分かるようになるかも知れません。)
2005.04.10
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もし昔に戻ることができたら、と考えることはありますか? 私はもしティーンエージャーの頃に戻ることができたなら、と考えることがあります。当時の多感な時期に古今東西の音楽をもっと聞いておくべきであったと今では反省しています。 もちろん、現在でも音楽は聴くのですが、それらの多くはたしなみとしてそれくらいは知っておきたい、という動機に基づくものです。 中学生のときに生まれて初めて買ったLPレコードがレナードバーンスタイン指揮のホルストの組曲「惑星」でした。 レコードが擦り切れるほど聞いたので、私の頭の中の惑星の曲はレナードバーンスタイン調に完全に染まっていて、他の指揮者のものは現在でも体が受け付けません。 たとえレナードバーンスタインは実は○モだった、とか、あれは指揮者としてはたいしたことはなかった、とかの風評を耳にすることはあっても、私の心の中のバーンスタインの「惑星」は不動のものとなっています。 近年、この組曲の一つである「木星」に日本語の歌詞をつけて歌っている歌手がいましたが、この歌手の歌を聴くと私の頭は破壊されそうになります。 繰り返し聴くと飽きる音楽が多いのですが、ティーンエージャーの頃から今でも繰り返し聞いている曲のひとつは、「亡き王女のためのパバーヌ」です。 でもそれくらい繰り返して聴く曲はほんの数えるほどしかない。 ティーンエージャーの頃に、もっともっと真面目に音楽に取り組んでおくべきだった、・・・と今、すごく反省しています。
2005.04.07
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申し訳ありません!m(_ _)m4月になって仕事が殺到しており、現在新規受付制限中です。業況が緩和し次第、別途ご案内致しますので、しばらくお待ち下さるようお願い致します。
2005.04.04
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ゴールデンウイーク明けに学生向け起業家セミナーが開催されます。 二部制になっていて、私が特許・商標関係のノウハウ講義を担当します。★日時:5/23 (月) 18:00~20:00★場所:大崎ゲートシティ内 南部労政会館第4会議室★内容:《学生起業セミナー「学生起業家の為の起業と特許戦略・IPO戦略》★お問い合わせ:info@dokuritu.jp へ(お名前連絡先等明記の上メールください。)。 要予約制です。40名になり次第締め切られるそうですので、お早めにどうぞ。
2005.04.02
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このブログに加えて、また新たにメルマガを発行しようと思っています。ブログでは日常的なこと、毎日の気づきなどを中心にまとめ、ノウハウ的な情報やまとまりのある情報は順次メルマガの方に移していく予定です。 ブログとメルマガを情報発信の両輪にしていきたいと考えています。 メルマガの方もどうぞよろしくお願い足します。メルマガ登録の方法等については別途ご案内致します。今しばらくお待ち下さい。
2005.04.01
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