
椿姫とカルメンの有名な場面を抜粋して演奏するというコンサートがあったので、友達と聞きに行った。
その前に中華でランチをいただく。
いざ会場へ
2時開演だが、1時40分から司会者によるプレトークがある。
椿姫とカルメンのあらすじの解説
カルメンについては何度かこのブログでとりあげているので省略する。
椿姫はヴェルディによる歌劇。
高級娼婦(パトロンがいて裕福な生活をして、教養もあって社交界へも出入りして、そのサロンには貴族や金持ちが集まるという、日本でいえば太夫レベルの人)で椿の花が好きなため椿姫と呼ばれる女性がいた。そこにさそわれてやってきた青年が椿姫に恋をしてしまう。
椿姫はアルフレッドの恋心を知りつつ、立場をわきまえて受け流しているが、彼女も彼を好きになってしまう。
前奏曲
「乾杯の歌」(アルフレッドと合唱)
「ある日幸せにも」(椿姫とアルフレッドの重唱)
「ああ、そは彼の人か」(椿姫)
「花から花へ」(椿姫)
第2幕
二人はついにパリ郊外で一緒に暮らし始めるが、アルフレッドの父親が現れ、娘の縁談に障るから別れてくれるように頼みに来た。
最初は拒絶していた椿姫も彼のために身を引くことを決意し別れの手紙を書く。
「天使のような清らかな娘を」(椿姫と父親の重唱)
「プロバンスの海と陸」(父親)
日本の近松の心中物のように、男のためを思って別れ話をする遊女、男は騙されたかと悲しむが、女の心をあとで知るという、結構日本でも通用する話だと思う。
その後椿姫は結核が悪化し独りで息絶える。アルフレッドは彼女の本心がわかり会いに来るも時すでに遅かったという悲劇。
カルメン
前奏曲
「恋は野のとり(ハバネラ)」(カルメン)
「セビリア砦の近くに」(カルメン)
「にぎやかな楽の調べ」合唱
「闘牛士の歌」(エスカミリオ)
{お前の投げたこの花は」(ホセ)
間奏曲(アラゴネーズ)
「闘牛士の行進」合唱
「フィナーレ」(カルメン、ホセ)
やっぱりカルメンは男前な女だと思う。自分の意思を大切にして(よくも悪くも)好きなものは好きだし、きらいなものはきらい。
後悔はせず死が待っていようと前に進む女。
ホセのほうはカルメンを好きには違いないが、遠くに逃げようとかいまひとつ建設的でない。
お前をこんなに好きなのにどうして、お前は愛してくれないのだと嘆いているが、私にいわせれば
同じことを婚約者のミカエラにしてるじゃないの。世間知らずの娘が密輸団の巣窟まで怖い思いをして探しにきている彼女の愛にはこたえてない。カルメンに心変わりされて、カルメンを刺し殺すホセがあまりかわいそうに感じられないのは、ミカエラを裏切ってることには平気でいられる自己中を感じるからだと思う。
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