幸せ探し

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2020年01月26日
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カテゴリ: 私のすきなこと






前回行った時の写真で写っているのは加賀見山で忠義の召使お初

これは初春公演の間は舞台の頭上にずっと飾っておかれるにらみ鯛、

加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)
タイトルに込められた意味
加賀という字で、現実にある加賀騒動を暗示している(藩主に取り立てられた人間が権勢をふるい、内部で派閥争いがあった上、側室と重臣が結託して、藩主や後継ぎを毒殺したというような話)また故郷の錦ということで、故郷に錦を飾るということも暗示していて、これは、忠義の召使「初」が中老に取り立てられ故郷に錦を飾ったということを表している。

豆知識
加賀騒動のほかに、ある藩の江戸屋敷で奥女中が局(つぼね=部屋を与えられている上位の女中)の草履を間違えて履き、局がその女中を草履で打ち据えた。恥をかかされた女中は自害して、その召使であった女が局を切って仇討をしたという事件が実際あったので、それをうまく取り入れて、浄瑠璃に仕立てたものであるが、加賀騒動の部分より女中の仇討の部分が人気が出たので、その所だけが上演されるようになった。
この話ではお初という召使が仇討をするが、省略された段では「十内という父とお初という娘がいて、父は浪人で生活に困窮、借金がかさんですぐ金を返さないなら、娘が身売りせよというところまで追いつめられていた。それを見たある人が借金を肩代わりしてくれたうえ、お初の奉公先として尾上のところを紹介してくれ、尾上もお初の事情をしって雇ってくれた」ということで、お初は主人尾上に一方ならぬ恩義を感じているということになっている。

これまでのあらすじ
局の岩藤(いわふじ)は家老弾正(だんじょう)と結託、藩政を横領しようとしているが、受け取った密書を落としてしまった。その密書は、中老尾上(おのえ)がひろったが、岩藤は直接本人に聞くこともできず、いらいらしている。
草履打ちの段(ぞうりうちのだん)
鶴岡八幡宮に足利持氏の正室花の方の代参として、岩藤と尾上が参詣にくる。
その時善六(ぜんろく)という男が、岩藤に前からの頼まれごととして金を渡そうとするが、「そのようないやしいものは、召使に渡せ」と下がらせる。
「とかく町人は金、金と性根は卑しいもの。おや、尾上殿は町人のでであったな。きにさわったらごめん。」とあてこする。
尾上はまわりからも利発な人と思われているだけあって「私は町人不束者、よろしくご指導ください」うまく受け流す。
すると、町人とはいえ武家奉公するからには「刀ぐらいは使えるであろう」
岩藤にいわれた尾上であるが「心得がない」というと
肝心の時に役に立たない禄盗人と罵倒される。
最後には岩藤は「草履がよごれたから、拭いてくれ」と足を突き出し尾上ひざに草履載せて拭かせようとするが、あまりのことに尾上が固まっていると
「私は奥むきでは筆頭の局です、その言うことが聞けないいのかと」草履で尾上を打ち据える。


それを見送った尾上は我慢の糸が切れてわっと泣き伏すのだった。






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最終更新日  2020年01月26日 09時00分06秒
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