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奇 知 外 記
(一)世界平準化実現の三大課題
1 資源問題
陸地のすべての資源は、短期間のうちに終わるようになります。石油問題だけを見ても、今から五十年以上はもたないというのです。また、陸地は制限されているのに、陸地の上に広がる人類はますます増加していくのです。(1990.11.11)
これからの資源は、すべて海底に埋まっています。地上は、既に掘るだけ掘ったので、長くはもちません。何年ももたないというのです。ですから、海底に埋まっている資源、これを発掘するのが問題です。そして、今後、ツンドラ平原にも関心をもって研究していかなければなりません。私が今関心をもっているのは、そのような未来の世界です。このままでは五十年ももちません。何十年後にその事実が目の前に迫ってくるので、それに備えなければならないのです。(1991.11.2)
今後、陸地の資源を必要とする時は過ぎていきます。水中資源を誰が世界的に管理するのか、そのような技術を誰がもつのかという問題がこれからの世界を左右し、海洋世界を誰が主管するのかによって、誰が世界を主管するのかが決まるのです。そのような新しい時代が来ます。無限な原料の根源が海なのです。(1983.4.19)
世界の経済圏を主管できるように準備をしています。これからは、生産者も世界を主管できません。今は資源が重要な時です。そのような時代に来たというのです。オイルショック問題を知っているでしょう? これからは、資源で世界経済に影響を与えるのです。それは分配問題です。共同分配問題です。誰が国家を越えて廉価で販売できる世界的な組織をもつかということが、今後の経済王権を振る鍵だというのです。(1989.6.24)
これからは太平洋が問題です。すべての原資材は、太平洋の水中に保存されています。その主人が私です。強大国が島国を占領して、原子爆弾や水素爆弾が爆発して人類が滅亡するかもしれない時代が近づいているので、環太平洋時代を中心として、ここに防衛策をとるのです。遠からず地球の温度が上がって水があふれるというのです。二尺(約六十センチメートル)だけ海面が高くなっても水に入っていく国がたくさんあるのです。
危険水位に来て、今、国連環境部に「私たちの土地がないので土地を下さい、助けてください!」。このように言ってきています。十年もたてば、根こそぎなくなる国が多いのです。それが珊瑚の島です。地球の温度が変わっただけでも、すべて溶け出します。いずれ移動しなければならないと考えているところへ、「あなた方が水に沈んでいく土地で死ぬことを防止するために、南米のこのような土地に、今以上の土地を買って生かしてあげることができます。この土地を国連に加入させるつもりですが、今、あなた方の国は、サインだけしてください。十六カ国がサインしてください」。このようにしてこの海洋圏を一つの国にするのです。(2001.1.11)
2 環境問題
これからの一番の問題は公害問題です。飲料水問題が世界的な問題です。公害が侵害する水域に生息する魚も絶滅し、その地域に生息する動物も水を飲んで絶滅し得る危険水位を超えたというのです。ですから、今から三百年をどのように過ごすのかということが問題です。そのままほうっておけば、三百年もたたずに人類が滅びるというのです。ですから、水のある地域を占領する人が、今後の世界をリードするのです。(1998.6.14)
これからは、公害問題のために農作業も勝手にやってはいけないのです。今農産物を安くすると言っていますが、そのようにしようとすれば、農作業も機械農業をしなければならないというのです。機械を使えば公害問題が伴います。今後、人間たちが最も緊急に解決すべき問題は、公害問題です。
その公害問題に誰が責任をもつのですか。責任をもつことができません。ソ連を見てください。ソ連が困って、ウラジオストク北部地域の海に、原子力廃棄物をいくらでも捨ててしまうのです。日本もそれをしてきました。アメリカもそれをしているのです。全世界がそうです。
海が汚染されることを考えていません。自己一国主義を中心として、個体の国家利益を標準としたこのような世界になれば、公的な価値問題はどうするのかというのです。空気の問題、水の問題が私たちの命に直結する最も重要な問題なのに、このようにしていれば、すべてが被害を受けます。ですから、どのみち世界は、否が応でも早急に世界的な管理体制を備えていかなければならないのです。
まず政治管理体制、経済管理体制を備えなければなりません。経済管理体制によって世界をコントロールしなければならないのです。農作業をすれば、一定の地域で暮らすようになります。五十億の人類が食べていくことができる農作業を別々にする必要はありません。大量生産できる道を模索し、五十億の人類がすべて食べていけるように農作業をコントロールして、それを地域的に分配し、共同栽培して平均的に配給してあげるようにしなければなりません。(1994.1.1)
私たちは、社会や国家の指導者として、どのような状況でも公金を略取したり、着服したりする行為を禁じなければなりません。小さくは公的な財物や公的資産に手を出してはいけないことはもちろん、大きくは私たちの生活を可能にしてくれ、潤沢にしてくれている環境を破壊する行為を根絶しなければなりません。公金を着服して子女に与えるのは、毒薬を与えるよりも恐ろしい行為です。
そして、ここで言う環境破壊とは、自然環境の破壊による各種の環境汚染と毀損(きそん)、そして自然の枯渇はもちろん、私たちの共同生活を提供してくれる社会環境の破壊も含まれるのです。神様は、人間を創造される前に環境を先に創造されたのであり、私たちが神様のみ旨にかなうように環境を正しく治め、環境とともに楽しく暮らすことを願われたのです。したがって、私たちは、地上の草一株、空の一点の雲を見ても、天の前に感謝できる真の人となり、様々な公害を退治するにおいて先導者的役割を果たさなければなりません。(2002.2.15)
今からどこに帰らなければならないのでしょうか。自然に帰らなければなりません。新しい地、新しい魚、新しい作業場、新しい職場、公害のない職場、このようにならなければなりません。そうしなければ人類は滅亡します。先生は、「今から三百年をどのように過ごすか」ということを考えています。二一〇〇年、二二〇〇年をどのように過ごすのかというのです。このままでは二三〇〇年まで行くのは難しいと見ているのです。ですから、世界を早く一つの国にして、統制的計画によって都市分散をしなければなりません。(1997.1.2)
自然保護です。環境保護です。環境を侵害する公害を防止しなければなりません。皆さん、考えてみてください。第二次大戦以後五十三年がたちますが、それから今まで公害問題が世界にどれほどの被害を与えているかというのです。この鳥類なども、昔はここで暮らし、一年か二年くらい飛び回って移動したり、渡り鳥が移動していく途中で休息のために降りる所だったのですが、今では、何かをついばんで死んでいくのです。
水が汚染しているので、餌が汚染されているのです。五十年たっただけでこうなのに、これから三百年をどのようにして過ごしていくのかというのです。二三〇〇年をどのように人類が越えていくのですか。そのような危険水位が目前に来ているのです。(1998.8.21)
3 食糧問題
今後の人類にとって最も困難なことが人口問題だというのですが、その人口問題は問題ではないというのです。人口問題よりも食糧問題がもっと大きな問題だということを知らなければなりません。これからのこの地球上において、食糧問題をこの陸地で解決できない時代が、遠くない将来に来ると見ています。そのような切迫した与件が私たちの前に訪れてきているので、経済の状況が発展すれば発展するほど、世界の歴史が前進すれば前進するほど、私たちの生活の窮乏は、だんだんと加重されるのです。(1980.10.26)
現在も地球上には、一年間に二千万人という人が飢餓で死んでいっています。一日に六万人という人が死んでいっているのです。一日に六万人です。この人類の悲惨な真相に責任をもつ国がどこにありますか。責任をもつ国がなければ、責任をもつ民族や責任をもつ人がどこにいますか。そのような問題を、今まで人類は考えていなかったのです。(1990.11.11)
陸地と海上を占領しょうとすれば、人と魚を占領しなければなりません。人と魚を占領して何をするのでしょうか。今後、人類には平和時代が来ます。そして、これからの人類にとって食糧問題は、非常に重要な問題となるでしょう。陸地の生産だけでは人類の食糧問題と平和的生活基盤を築ける与件を備えることはできません。陸地自体では、長期間食糧を補給することはできないのです。ですから、海上を中心として魚の資源で補強してあげなければなりません。(1990.11.11)
アフリカの女性たちは、赤ん坊が死んでいくのを見ています。その母親たちは、そのようなことに直面しているのです。それを解放してあげなければならないというのです。食べる物がない所は、交通が連結されていないからです。それを連結しようと考えています。全世界の港に私たちの船を造っておき、その次に道路を築いて流通構造をつくつておかなければならないというのです。
皆さん、そのように座ったまま死にますか。船を買い、釣りも学び、アフリカに行って教えてあげようと考え、ハンティングもして動物を捕まえ、助けてあげるようにしなさいというのです。皆さんが魚の捕まえ方も教えてあげ、狩りのやり方も問題なく教えてあげることができるというのです。そのような努力をすれば、息子、娘を育てるのに問題がありません。一人の女性がそれを始めれば、周囲の女性たちが同じようにするのです。そうすれば、息子、娘たちを飢餓から解放できるのです。これは女性の責任です。母親の責任なのです。それで、先生が全世界の女性たちの組織をつくつたのです。ですから、私たちは、どの村でも連結することができるのです。どこでも母親たちを連結できるというのです。(1994.4.24)
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