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月野 かぐや

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2003年12月14日
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カテゴリ: 考えちゃうこと
昨日はちょっと用があって学校の事務室に行ってきました。
そしたらちょっとしわくちゃのニコニコ顏したおじさんが突然「あなた、どこの国の人ですか?」って聞いてきた。
ん?どうしてこういうことを突然聞いてくるのかな、と思いつつ、韓国語を習ってて、とても流暢とは言いがたいレベルの者同士、聞き方などが唐突になってしまったりそういうつもりはなくてもちょっと失礼になってしまうのはご愛嬌、と言うことは分かりすぎぐらい分かりすぎてる。と、ちょっと横を見ると、やっぱりちょっと感じの似たニコニコ顔のおばさんが座っている。それで、「え、えと、日本ですけど?」

と言うと、そのおじさんが「ああ、そうなんだ」って言って、「もしかしたらぼくたちの国の人かも知れないから聞いてみな、って言われたんだよ」って横のおばさんを指して言った。

で、その二人にどこ出身か聞いてみたらウズベキスタン。あっ、そりゃそうだろうな、と思った。そしてその時、中一の時の暖かい感覚がまた甦ってきた。

その中一の時の体験と言うのは初めて「私の国の人じゃない?」と言われたときのこと。たまたま英語のほとんど話せないメキシコ人の人と同じ所にいたんだけど、その人が英語の話せる当時私より何歳か年上だった自分の息子を通じて、最初私を見たときに同じメキシコ人かと思った、と言うことを後に話した時に伝えてくれた。

それが私が覚えてる内では初めて「私の仲間でしょ」と人に言われたことのある時。その時は嬉しくて嬉しくて本当に泣きそうになってしまった。

それまでの私は自分が仲間と思ってた人たちから、見かけの違いのために仲間と思われたことは無かったから。ずっと育ってきた日本社会ではもちろんのこと、アメリカに行ったってそこで育ったわけではないし、アメリカ文化を知ってるわけじゃないから、それに私は母親のように見かけ(だけだけど)が白人ではないから、
いつも日本では「そう、あなたはハーフ(=ヨソモン)でしょ」、

アジア人には「ああ、あなたミックスなのよね、純粋なアジア人ではないのよね」(=アジア人なのかそうじゃないのか良くわかんないわね。薄まったアジア人?)と言われるばかりで

いつも誰が相手でも本当は何も言わなくても同志だと思って私を受け入れて欲しかった人たちにいつも自分は見かけがどんなに違ってても自分はこんなにもあなたの仲間なんだと証明しなければ仲間と認めてもらえない、という強迫観念を持って生きていた。

だから、中一にして初めて何も言わずに自分の何をも証明せずに(間違ってはいたけれども)私を仲間と認めてくれる人がいることに感動した。自分のことを説明しなくても、一生懸命努力しなくても無条件で私を受け入れてくれる人がいるってことがすごく嬉しかった。だから泣きそうになったのです。

その後、私は見かけ的にはラテン・アメリカ人に似ていることが判明し、そのおかげでスペイン語なんて一言も知らないのに道端で途方にくれたラテンアメリカ人に助けを求められることや、引越しの時に手伝ってもらったコロンビア人に「え~、あなた、本当はラティーナなんでしょ?白状しなさいよ~」と言われることも何回かあった。

嫌な気は全くしない。今回、学校の事務室であったような誤解も全然嫌じゃない。だって無条件に、見かけを元にして私を仲間と思ってくれる、世にも稀な経験を私にさせてくれる人たちだから。

私が本当に属する社会の人たちは一体いつ、私の見かけを元にして私をよそ者あつかいするのをやめてくれるのだろう。

ちょっとメロドラマチックな風を吹かせてみてる、感傷的な今日のかぐや・・・





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最終更新日  2004年08月13日 06時54分54秒
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Re:私の国の人?(12/14)  
かぐや姫様、はじめまして~。
私は、日本と中国の間人で、父の日本名を持っているので
日本では、全く日本人として生きているんですが
中国で、誰かと話をしていて名字を聞かれ答えると
とたんに相手が凍りつく事が何回もあったし、
ほぼ確実に色々興味深く聞かれました
(↑それ自体は中国的感覚では悪い事ではないんですが)。
母のことを言うと(実は母は日本育ちで中国語が全く駄目)
「あ、だから、中国語できるのね」と納得され質問攻めも終了。
現在は、上海人の夫と結婚したので
(本来中国では結婚後も改姓しないのに)
「中国名」で、この関門を通れるようになりましたが
これだけでも、ちょっと憂鬱だったんです~。おはずかしい。

現在、英国で、ユダヤ系住民の非常に多い町に
住んでいるんですが、ユダヤ教は、母親から継承されますよね。
かぐやさんの郊外での体験談を読んで、
「あ~、それでも...。」というか、正直、驚きました。
そう言えば、上海の「ユダヤ人の子孫」には
(文化的にも血統的にもかなり中国化していますが)
イスラエルから年金が出るんです。
中国は、西域など、色々な民族のるつぼなんで、
きっと、かぐやさんが中国で「中国人」と言ったら
それで通用すると思いますよ。

では、いきなり長文で失礼しました~。
日記、勝手にリンクさせていただいちゃいますね! (2003年12月16日 23時39分39秒)

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