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クロスバイク

クルマとしての元祖は「オフロードを走れないし、走りたくない」SUVとして登場したトヨタのハリアー（北米のLexus RX）あたりからだと思おうんですが、「クロスオーバー」の言葉が産まれたのはもっと後で2000年代だと思います。掛け合わせ例としては、SUVとセダン（日産のデュアリスとか）、SUVとクーペ（BMWのX6とか）何かが一般的なんだけど、VWなんかは単に車高を高くしただけなのに「クロスゴルフ」に「クロスポロ」なんて、まんまな格好悪い名前を付けて、売ってたりします。

で、何で自転車のサイトにこんな話を書いたかというと、自転車の世界の「クロスバイク」も、まさにこのクロスオーバーであり、舗装道路最速の人力移動手段である「ロードバイク」と、オフロードの走破に特化した「MTB」の掛け合わせが「クロスバイク」なのです。

狭義の「クロスバイク」とは、「MTBのフレーム」に「ロードバイクの700C系の車輪」を装備した「フラットバーハンドル」のスポーツバイクです。
クルマのクロスオーバー同様、「ロードバイクよりも快適」で「MTBよりも高速」なのが特長です。まぁ、ひとことで言えば【最強の街乗りバイク】なんですが。。。

おそらく、今一番有名なモデルは、元祖クロスバイクであるSpecializedのSirrusか、偉大なるフォロワーである GIANTのESCAPEシリーズでしょう。
その後、各メーカーが参入して、MTBに近いもの、ロードバイクよりのもの各種が発売されて今に至っています。したがって、もはや狭義のクロスバイクは多数派といえないかも知れません。もっとも、クロスオーバーであればクロスバイクなので、この狭義の定義自体が正しいものとは言えないかも知れませんが。。。
ちなみに、このブログでは「かなり広い意味のクロスバイク」でくくっています。

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