井戸端会議しましょ2

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滲出性網膜炎(コーツ病)






 網膜の血管の異常によって、血液から大量の脂肪様物質や水分が漏れ出て、
網膜内や網膜下にたまる病気で、10歳以下の男児に多くみられます。
(成人後にみつかる例もあります。)
滲出性網膜炎のほとんどは片眼性で、原因は不明ですが、遺伝性はないとされています。

 症状は、網膜の一部の血管の壁に異常がおこり、網膜のはれ、動静脈の拡張、閉塞、出血、
黄白色の浸出斑、などが生じます。
眼底の周辺部より症状の進行が始まり、ゆっくりと進行して黄斑部に及び、
視力は極端に低下します。

 さらに進むと、網膜剥離をおこします。 
網膜剥離をおこしている例では、CT(コンピュータ断層撮影)、
磁気共鳴映像法(MRI)などで、網膜芽細胞腫との鑑別が必要となります。
初期にはレーザー治療が行われますが、
進行した場合、有効な治療法はありません。
小児の片方の目に発症することが多く、発見も遅れることが多いです。




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