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http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1003/sin_k524.html
会社の帰り道、ぼんやりと歩いていたら、「ぼんやりの時間」という新書を推薦したいかのような場所においてあり、ご縁だと思って持って帰ることにしました。
朝日新聞社の天声人語を15年弱ほど担当されていた著者がスローライフというか、あくせくしたくないと、自分がとても共感できそうなことを書いてありました。
ぱらぱらとめくって、ぼんやりと読んでいるだけですが・・・。
上記URLから目次を引用していますが、この5つの漢字になんだか惹かれてしまいました。
1 「闇」-蛍と星とダークマター
2 「独」-独りでいること
3 「閑」-逆茂木に囲まれて
4 「怠」-「1日4時間労働」の夢
5 「懶」-心の余白
谷崎純一郎の「懶惰の説」(らんだのせつ)という随筆を著者はずいぶん進められているようで、西洋と日本の比較、「何もしないでいる」ということの価値観のちがいを述べていて、ちょっと面白かったです。
1か月たち、2月に入りましたが、ぼんやりというか、心に余白なり余裕なり、少しでも作ろうとおもっております。
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BGM: シューベルト 緑の中の歌 D917
http://www.youtube.com/watch?v=hgu0sQ1CyBA
晩年のシューベルトのドイツリートをぼんやり聴いています。
シューベルト 緑 でぐぐったら、自分のブログがアーカイブできておどろきでした。
知りたい詩が見つかりました。
緑の中の歌 (フリードリヒ・ライル詩)
緑の中へ、緑の中へ
愛らしい子供の姿をした春が私たちを誘い、
花を巻きつけた杖で、私たちをみちびく、
雲雀やつぐみの歌う彼方へ、
森へ、野原へ、丘へ、小川へ
緑の中へ、緑の中へ
緑の中で、緑の中で、
ものみなは生を喜び、すでに遠方から、
眼を緑に向けて、私たちもさまよう、
胸をはずませてさまよって行くと、
幼い日の喜びが湧いてやまない、
緑の中で、緑の中で、
緑の中で、緑の中で、
ひとは快くいこい、美に感じやすく、
あれやこれやに心たのします、
不愉快なものは魔法を使って追い出し、
心を魅するものを残らず呼び寄せる。
緑の中で、緑の中で、
緑の中で、緑の中で、
星は明るくきらめいて、太古の知恵を
私らの生の導きとしてほめたたえ、
雲はやさしく私らをかすめて流れる、
心はさわやかになり、意識は冴えわたる、
緑の中で、緑の中で、
緑の中で、緑の中で、
さまざまなプランが翼を得て飛び交い、
暗い将来の見通しは捨て去られ、
眼は強くなり、まなざしは生気をおび、
願望はやわらかに揺れながら去来する、
緑の中で、緑の中で、
緑の中へ、緑の中へ、
心も軽く、あの親切な子供について行こう、
私たちの生涯はいつまでも緑のままでいはしないのだから、
私たちは懸命に緑の季節をおろそかにしたことはない、
夢をみるにふさわしい季節には、いつも幸福に夢みてきた、
緑の中で、緑の中で、
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