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いま山手線の目白駅はこんな感じです。
毎週月曜日にピアノのレッスン等でお世話になっている駅です。
はじめて降りたときは、1997年1月。冬のとても寒い日。
まだ前の駅舎でした。
まだピアノは習っていませんでしたし、海外勤務から帰ってまだ1年経っていないころ、
いろいろな仕事の板挟み状態で振り回せれていたころでした。
昼間は、本川越から少し行ったところにある狭山の自動車工場へ、それが終わったら、羽田へ行き、飛行機会社の仕事へと早朝まで徹夜状態と、24時間何をしているのかわからない状態だった時期でもありました。西武新宿線の黄色い電車は今では楽しいピアノの会があるときの電車でしたが、客先へ行くのが怖くて黄色い色を見るだけで血の気が引いた感じでした。
羽田へ行くときには、蒲田からバスに乗るのですが、蒲田駅で聴く蒲田行進曲の発車ベルの音がとても悲しく聞こえた時期でもありました。
駐在していたときや、この頃よく眠れなかったときに、子守歌替わりに聴いていたCDがありまして、その弾いていたピアニストのファンの集いがあるということで、仕事帰りに駆け付けたのが、この目白駅前にある小さなホテルのところでした。
ピアニストの方は、シューマンのシンフォニックエチュードをレコーディング予定の直前、交通事故にあって、車いすで登場されて、ちょっとびっくりしたのですが、少しお話しすることができて、またお礼も言えて本当によかったと思いました。
当時は仕事がこんな状態でしたから、ピアノを弾くという発想そのものもなかったのですが、とりあえず楽譜を探しに行ったら、シャープが6つもある曲で、なんだか難しそうだなあとおもって、楽器店の書棚にすぐもどしてしまった記憶もあります。
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そんなこんなの時期から、
17年ほど経ったのでしょうか。おもしろいこともあったのだと思って、子守唄のようでしたとお礼を言ったピアニストの音楽を聴き、なにかの順番でまわってきたのか、自分自身も弾いてみることにしました。
あのころ一緒に仕事をしている中国人の方々は元気なのだろうかとも思ってしまいました。
BGM: リャードフ 舟歌 OP.44 (ピアノ:田部京子)
http://www.youtube.com/watch?v=VD-Lua77LUY
田部さんのCDは、ありきたりの小品集ではなく、いろんな発見があり、
教わったような気がずっとしています。
リャードフもそうですが、ワーグナー=リストのオペラのピアノ版とか、
シューベルト=リストのウィーンの夜会とか、グリーグのホルベアの時代からとか。
あまり当時人が弾いていない曲に光があたっていて選曲の組みあわせとかに
すばらしいセンスの良さを感じておりました。
目白ではじめてお会いしたあと、何度かコンサート会場にも行きましたが、ご本人におはなしするより、会場にいらしていたご両親にそんなことをお話ししたかもしれません。
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