Happy Days

Happy Days

入院、そして、陣痛促進剤。



 最後の健診から、何事もなく、とうとうこの日を迎えてしまった。

 産まれて初めての入院に、ちょっぴりワクワク。そして、ついに産まなきゃいけないというドキドキ。複雑な気持ちで、実家を後にした。

 入院手続きが済み、病室まで案内された。簡単な説明を受けた後、早速、NSTを。やはり子宮の収縮はほとんどなかった。

 その後すぐ、主治医の診察を受けた。
「子宮口の開きは2cmだから、一週間前とほとんど変わらないね。NSTでも、子宮の収縮はみられないので、陣痛促進剤を使ったほうがいいと思います。」と…。
 陣痛促進剤はいろいろ問題になっているけど、陣痛が起きない人とか弱い人にはとっても効果的な薬だということ、子宮の収縮ぐあいを見ながら使えば全く怖い薬ではないということ等、丁寧に説明してくれた。陣痛促進剤に対して、とても悪いイメージを持っていたけど、先生の説明を聞いて安心することができた。そして、同意書にサインをして、午後から始めることになった。
「陣痛促進剤を使っても、すぐに陣痛はこないからね。遅い人だと、3,4日はかかるから。」
と先生から言われ、ちょっとがっかり。陣痛促進剤を使えば、すぐ陣痛がくると思っていたからだ。

 NSTを見ながら薬を飲んでいくので、病室より陣痛室の方が便利ということで、身の回りのものを持って陣痛室へ移動。病室より広いし、ソファーもあったので、一緒についてきていた主人はかなりのリラックスムード。
12:00 
 1回目の薬を飲む。
 NSTを見ていると、少しだけ子宮の収縮が出てきた。今まで何の動きもなかったので、ちょっと嬉しい。
13:00
 2回目の薬を飲む。
 主人がお昼ご飯を食べに行ったので、DSの脳トレをしながら時間を潰す。少しずつではあるけど、お腹の張りを感じるようになった。
 実家の母が来てくれたけど、今日は産まれないみたいだし、何もすることがないので帰ってもらった。
14:00
 3回目の薬を飲む。
 NSTでも頻繁に針が動くようになってきた。
14:30
 お○っこのようなものが漏れてきた。もしかして、破水かな?と思ったけど、よくわからない。担当の看護師さんに言おうとしたけど、ちょっぴり怖い看護師さんだったので、言うのをためらってしまった。主人に「破水かな?」と相談しても、主人だってわかるわけがない。結局、止まってしまったようなので、勝手に破水じゃないと判断。
 そして、やることがないと気づいた主人は、帰ることになった。私の暇つぶしに付き合って欲しかったけど、仕事もたまっているようなので、快く(?)OKした。
15:00
 4回目の薬を飲む。
 子宮の張りも頻繁になってきた。時々、「うっ」という痛みも伴うようになってきた。
16:00
 5回目の薬を飲む。
 とりあえず、今日のノルマは終了。病室に戻る予定だったが、お腹の張りが10分間隔くらいになってきたので、陣痛室で夕食をとることになった。
 主治医がやってきて、10分間隔になったことを告げると、
「いい感じ♪」
とVサインを出して、帰ってしまった。未だに、何しに来たのか、不明。
 看護師さんにお腹が痛いと言うと、
「それは、本物の陣痛じゃないよ。そのうち、消える痛みだよ。今日は、産まれないから!!」
と。
 今でもお腹が痛いけど、陣痛ってもっと辛いんだ~。一瞬、恐怖心が私を襲った。

これって、陣痛???


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: