しょうともママの日記

しょうともママの日記

出産


娘の出産話。
2003年10月26日の朝から不規則な陣痛を感じる。

産院に連絡を入れると「入院の準備をして来て下さい」ということで、主人・息子と一緒に産院へ。子宮口は開いていなかったが、そのまま入院となる。

それからは5~30分間隔で不規則な陣痛が起こる。痛みはひどくない。子宮口は相変わらず開いていない。

27日のお昼に担当医に「このまま陣痛がきつくならなければ一回家に戻ってもいいけどね~。ボクちゃん(息子)のことも心配だろうし。」と言われる。だらだら来る陣痛で疲れていた私は“家に帰る・・・?それだけは勘弁だ”と思う。(家に戻って動くことでいい陣痛が来ることがあるらしい)

27日の夜が近くなるにつれ、約5分間隔で陣痛が少しきつくなってくる。

22時頃に陣痛室に行きましょうかという天の声(?)を聞き陣痛室に移動。

陣痛室にはもう一人、陣痛がついた人がいた。(私より先に入っていたが、陣痛が遠のいてしまい・・・私の出産の翌日に出産していた)

陣痛室に入るとなぜか陣痛が10分間間隔に遠のいていく・・・(なぜだ・・・)

仕方がないので、陣痛室にいた人と一緒に病棟内を一周する。

お散歩(?)から戻ると、陣痛が5分間隔に戻ってきた。しかし子宮口は2センチ半ぐらいだと言われる。

どんどん痛みがきつくなってくる。逃すにも苦しくて苦しくて・・・

ひたすら「痛い・・・痛い」と言っていた。

「赤ちゃん・・・あまりママを苦しめないでってお約束したよね~早く出ておいで~」と都合のいいことを思った直後、子宮から子宮口に向かってフォークみたいなものでプスッと刺される感覚。その後にじわ~っと何かが出てきた。

“あ、破水だ”助産師さんを呼び、試験紙で検査をしてもらうとやはり破水。でも子宮口は相変わらず・・・。

陣痛はどんどんきつくなってくる。息子のときに体験してはいるけれど、苦しい、苦しい・・・。

日付が変わるころに子宮口が急に開きだして9センチになった。

「じゃぁそろそろ分娩室のほうに行きましょうか」という天の声(?)を聞き、「じゃぁもういきんでいいんですね・・・」と聞く私。10センチ開かないといきめないと分かっているのに、極期で痛みが治まらないつらさの余りこんな事を口走っていた・・・。

「まだまだね~もうちょっと我慢してね」と言われた途端、私の中で何かがプツンと切れ・・・陣痛室で座ったまま、陣痛の波に乗るようにいきんでしまった。赤ちゃんの頭がぐるりと出て来るのが分かる。

「ごめんなさい!赤ちゃんの頭が出てきている!ごめんなさい!」

周りがバタバタしはじめる。肝心の私は痛みが止まらない余りに動けない。
助産師さん2人に抱え込まれるようにして(もちろん赤ちゃんの頭は支えてくれていた)分娩台へ。でも痛さの余りに四つんばいのまま動けない。

「そのままだと赤ちゃん落ちちゃうから!」助産師さんの声でハッとなり仰向けになる。

それからはあっという間に赤ちゃんが出てきてしまい、10月28日0時21分、医師の到着を待たずに娘はこの世に生を受けた。

「ごめんなさい・・・あぁ・・・よかったぁ」私はひたすら謝り倒していた。

2人目ということで会陰も良く伸びてくれたのか、縫合もなかった。

産まれたての娘をおなかの上に乗せてくれる。よく頑張ったね・・・これからよろしくね・・・。

おっぱいを吸わせてみましょうかと言われ(お乳は出ないけれど、母親の味を覚えるんだそうです。すごいよね^-^)吸わせてみると勢いよく吸い付く。

すごいなぁ・・・教えなくても生きる術を分かっているんだなぁと感心した。

ドタバタな出産劇でした(笑)



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