♪ ぴよちゃんの部屋 ♪

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その2

(第3章 ~手術とその経過~)
2003/4/17
S病院に入院する。それまでに検査を受ける。
「PET(陽電子放射断層撮影装置)」という検査も受けておくとよいとY医師に言われ、手術前日の4/22に受ける。

4/21
17時に担当のB医師から手術の説明を受ける。
いくつもの同意書にサインをする。
オペの内容は胃は全摘出、脾臓、胆のうも摘出。いくつかのリンパ節も取るとのこと。
4/23の13:00に開始するとのこと。
患部は胃なのだが、脾臓は胃のすぐ横にあり、これは必ず取ったほうがいいという。胃を全摘出する場合、胆のうを残すと胆石ができて苦しむので一緒に摘出したほうがいいらしい。
(胆のうは成人の場合、無くても影響はないとのこと)
スキルスの場合、拡大手術が有効という。
オペ時間は約5時間とのこと。術後、ICUで3日間過ごすとのこと。

4/23 
手術の日。
部屋は移動となるため、私は荷物をまとめるため早めに病院へ行く。
12:00に看護師さんが迎えに来て、歩いて手術部屋に入る。
私は待合部屋で看護師さんより、説明を受ける。
医療用のPHSを渡され、終わるとココに連絡が入るとのこと。
主人の両親が手術の日には来ると希望していたが、遠方からなので断った。
午後からの手術だし、なにしろ、いつ終わるかわからない。
(私の母の手術の経験より、待ってるだけで何もすることがない)
心配はわかるが、そのほうがいいと判断したため。。。
13:30ころ、心細いだろうと川崎より私の父が来てくれた。
母には私の家で娘のことをお願いしてきた。

手術の時間は延びると思っていた。
母の時もそうだったから。術中、検査しながらだったので、かなり延びたから。
しかし、主人の手術は予定通り、5時間ちょっとで終わった。
渡されたPHSが鳴り、呼ばれて部屋へ通された。
担当のB医師より説明があった。
患部を1部持ってきて見せてくれた。検査の写真の通りであった。
B医師は「術中の洗浄細胞診はマイナスでした。術後も検査しますが8割がた、術中と同じ結果がでるから。」と言われた。
これはよい結果だ!

説明が終わり、ICUへ通された。
話はできるがまだ、麻酔がかかっていて朦朧とした感じとのこと。
意外としっかり話はできた。
硬膜外麻酔のおかげで痛みはないそうだ。
ほっとして、主人の実家と母が待っている私の家に電話して、帰宅した。

4/24
午前中に病院から電話が来る。
「様態の悪い患者さんがでたので、経過のよいご主人には病室へ移ることになりましたので、よろしいでしょうか?」とのこと。
ICUはベッド数が少ない。問題がないのならと思い、同意する。
午後、母と面会に行く。
鼻からのチューブがとても苦しいという。痛みはコントロールされているのでないとのことだったが、ベッドを移動するころになって痛みだした。
なにか様子がおかしいと思った。
何度か看護士さんを呼ぶが、「痛み止めはやっている」「若い方は痛みが強く出やすい」と言う。
そんな中、ベッドの移動が始まる。
私は疲れから?倒れてしまい、点滴のお世話になった。2時間ほどベッドで横にならせて頂いた。
疲れからというより脳貧血だった思う。
ラクになってきたので、病室に行き、様子をみてなんとか自宅へ帰った。

4/25
どうしても体がいうことをきかないので、病院へは行けなかった。

4/26
土曜日で学校が休みということで、初めて娘をS病院に連れていった。
主人はチューブが少しとれて、減っていた。
(チューブ・・・腕からの痛み止めの点滴、お腹のドレーンが3つ、尿のカテーテル、鼻からのもの、背中からの硬膜外麻酔など とにかく沢山ある)

しかし、痛みはまだ取れないという。
ナースコールするが、痛み止めは量をめいいっぱい使用しているため、これ以上は使えないという。
(痛み止めの薬は腕からの点滴、座薬、背中からの硬膜外麻酔の3つです)
ドクターも数人来たが、みな首をひねって「なんでだろう?」という。
「夜眠れない」ともいうので、安眠剤をもらう。
明日、主人の兄夫婦が見舞いに来るというので近くのビジネスホテルで娘と1泊することにした。(家に帰る元気がなかった)

4/27
痛みはひいたようだ。
原因は主人が言うには、「ICUにいた時に硬膜外麻酔の容器を交換したとたんに痛みがひどく出るようになった」
痛みがでてから、何人もの看護師さんがこの容器の量の減り具合をみていた。
減り方が少なかった?
原因はよくわからないが、訂正された(?)のか 今日は痛みがなくなっていた。
とにかく苦痛がなくなって、よかった。

4/29
発熱し、パジャマを頻繁に着替える必要があるので、持っていったパジャマでは足りなくなったので新たに2枚購入し、持参する。
季節的にも暖かくなってきたので、薄手の物を買った。
この日、洗髪できるようになった。
美容院のような洗髪台があり、そこで髪だけ洗える。
首近くにあるIVH(点滴)があるため、看護師さんが濡れないようにお手本を示して下さいました。
要領を得たので、次回からは私が洗った。

5/2
抜糸する。キズは約20cm。縦に一直線。
午前中に半分、午後に半分と2回に分けて取る。
抜糸といっても糸で縫ってあるのではなく、ホッチキスのハリのような金属。
ペンチのようなもので、スッパスッパと手際よく取っていた。
お茶くらいなら飲んでもよいと指示が出る。

5/3~5
GWの連休のため、高速道路の渋滞が予想されるので、病院へは行けなかった。
(連休前より渋滞があって何度か20キロ位の渋滞にハマり、大変だった。
事故渋滞も結構あった。連休前後はホント、多いです。。。)

5/5
食事がスタートする。(1日6回食)
食事が始まったので点滴の栄養剤のカロリーを少し下げ、ビタミンなしの点滴に代わる。
食事は重湯のようなものからスタート。
乳児の離乳食のようだ~。

5/8
夫の両親がお見舞いに来る。
遠くから、ありがとうございます。

5/10
Drを紹介して下さったAさん、Sさん夫妻がお見舞いに来て下さいました。本当に感謝いたします。
お忙しい中、ありがとうございました。






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