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2009年09月10日
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カテゴリ: 著者インタビュー




今回は、第141回直木賞を受賞した、北村薫さんに インタビュー です!なんと直木賞候補に上ること6度目の正直。ご本人も インタビュー 中「うれしいというより、ホッとした」と照れ笑いされておられました。文藝春秋の会議室でお目にかかった北村薫さん、丁寧で静香で物腰柔らかな、本当に人格者、という感じの作家さん。楽天ブックスのレビューでは「なぜか癒される」「読み終えてなんだかホッとした」という、ミステリー小説とは思えない感想が多いのですが、お人柄と書くものが一致しておられる作家さんのようにお見受けしました。

今回見事、直木賞を射止めた 『鷺と雪』 は、第一作 『街の灯』 第二作 『玻璃の天』 の続き物。舞台は昭和初期の士族・華族などの上流階級。主人公の英子お嬢さんと、お嬢さん付きの女運転手・ベッキーさんが、身辺に起こったさまざまな出来事や小事件の謎を解明する、昭和レトロな香り漂う上質ミステリーです。

このシリーズの見所は、なんといってもベッキーさん!これまで老年の男性運転手が付いていた英子お嬢さん、シリーズ第一作 『街の灯』 の冒頭で、運転手が変わるという旨をお父様から伝えられます。そこに現れたのがなんと女の人。涼感漂う凛とした容貌の女性に一目で好感を持った英子お嬢さんは、送り迎えの途中、ベッキーさんが筋骨隆々たる男性を×××する(未読の方のために一応伏せます。まぁカッコイイのなんのって/笑)というシーンに出くわし、すっかり信頼を寄せるように。身の回りで起こった小さな事件や事象に、違和感を覚えるたび首を突っ込みたがる英子お嬢さんに、ベッキーさんは用心棒兼有能な参謀としてぴったりと付き添います。

『鷺と雪』 『鷺と雪』 であっても、実質、この3冊全部に贈られた賞だと思いました。

とはいえ、やっぱり読み応え抜群なのは受賞作の 『鷺と雪』 。最終話のラストでは、一本の電話がかかってくる描写があります。「あの電話がとても印象深かった!」と北村先生への インタビュー でお伝えしたところ北村先生はニヤリ、いや、ニコリと笑い「あれは実話なんですよ」と衝撃のお話をしてくださいました!

ミステリーでは絶対禁忌の「ネタバレ」になるのでこれ以上はいえません。く、苦しい…(笑)。そして インタビュー でも、詳細には書けてないので「いったいなんなのよッ」とイラつく人も多いと思います。ゴメンナサイ!でも、あれが実話って言うのがまさに日常に潜む小説以上のリアルミステリー。楽天ブックスの著者 インタビュー でしか今のところ話していない様子なので、 インタビュー を読んで本を読まれた方は(順番逆でもOK)、感動が倍増しになるのでお得です!ライターさんとその話を伺ったとき、我々二人してトリハダもんでしたもの♪

カッコよくて、ワクワクして、最後にゾクゾクできる 『鷺と雪』 、できれば 『街の灯』 『玻璃の天』





■買った人の感想が読める! 『鷺と雪』
・直木賞受賞に惹かれて購入。あまり読書しない私にとって、文章が分かりやすく、興味深くスイスイと読み終わりましたが、もう一度読み直すと、ちゃんと理解するのでは思っています。表紙が綺麗で、不思議でじっと見入っています。
・「なんでもできることは、なにもできないことと同じなのです。」が名言でした。
・ベッキーさん、最終回??北村さんの作品を覆面作家からずーっと読んでいます。いつも情報量というか、引き出しの豊富さに驚きつつ、勉強させてもらいながら、楽しく読んでいます。


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最終更新日  2009年09月10日 10時08分35秒


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