初産の場合、子宮口が開くのにも、赤ちゃんが降りてくるのにも時間がかかります。
私の場合、メトロリンテルを入れたので子宮口は人工的に5cmまで開いたにもかかわらず、やっぱりその後は長かったです。結局、午前中から陣痛促進剤を使い始めて、産まれたのは夜の9時過ぎでした。
標準的な経過らしいので、普通に陣痛が来ても半日はかかるってことです。
いきみを逃すのはつらかったですけど、いきみ出してからは痛みはあまり気になりませんでした。
数回いきんだだけで出産できる人もいるみたいですけど、私は20回くらいはいきんだような気がします。
いきむ、と言われてもピンとこないと思いますが、便を出す時の感じに似てます。
マタニティーエクササイズでいきむ方法も教わっていたので、これも役に立ちました。
でも、何もわからなくても助産婦さんが全部指示してくれるので、落ち着いてその通りにすれば大丈夫です。
私はほんとに吐きやすい体質らしく、分娩台の上でも何回か吐きました。
ようやく頭が出て、そこからはすぐでした。
赤ちゃんが出てくると、助産婦さんがタオルにくるんですぐに胸の上に乗せてくれます。
感動的な瞬間です。
このときにできれば授乳させてあげるといいそうです。
私はそれどころではなく、後で回復室に移ってから初授乳しました。
翌日から自室に戻り、入院生活の始まりです。
基本的には授乳指導が中心の日々でした。
貧血で鉄剤の点滴は受けましたが、それもすぐ終わりになりました。
昼間だけ母子同室だったので、夜は割とゆっくりできました。
授乳はつらかったですね・・。
乳首が切れてしまい、助産婦さんに勧められて馬油を塗ったりしてました。
2-3日後から乳腺がパンパンに腫れて、これも痛いです。
お乳が出始めているのに、まだ出口がよく開いてないから腫れるんだそうです。
会陰の傷も痛いし、お産の時に痔も出てしまったので、痛いところだらけでした。
みんな同じような状態で、授乳室ではドーナツ枕に座る妊婦さんがたくさんいました。
お見舞いの人もひっきりなしだし、けっこう入院生活は忙しいです。
あっという間に1週間経ってしまいました。
私は大学病院の産婦人科でごく普通に産みましたが、最近は色々な分娩方法があります。まず、産む場所によって分娩方法も変わってきます。
大学病院、総合病院産む場所以外にも、無痛分娩、和痛分娩、ソフロジー、水中出産など、いろいろな分娩方法の選択があります。専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、自分に合ったお産の方法を探してみましょう。