不育症

術後1ヵ月

2度も流産がつづいて、やはり、なにかおかしいかもしれない。と考える。
検査をしてみよう。という事は、手術する前から自分の中で決めていた。
なんせ、私の母も6回?妊娠したうち、1回死産、3回流産という経験があるので、
遺伝はないと言われても、それは今の医学では、遺伝子の研究がまだまだ
発展途上である。ということなだけで、はっきりと遺伝はない。といえるものでは
ないらしく、もし、なにかしら遺伝性のものがあるとすれば、私にも
その可能性が十分にあると思い、検査する事にしていた。

検査は、術後、1回くらい生理がきたらいいのでは?といわれていたので
すぐに行くことにした。

不育症(妊娠はするが、流産を繰り返してしまう事)専門の外来を持っているところは
まだ少ないが、大学病院や、国立病院など、大きな病院では、不育症の
治療をしているところがあり、我が家の近くにも、丁度、大学病院が
あったので、いくら専門といっても、あまりにも遠くては、いくだけで
ストレスになるような気がしていたので、近くの病院にかかることにした。

その病院は、特殊外来といって、通常の診察のない午後の時間に、不妊症や
不育症で悩む人を対象とした、外来の時間を設けていたので、妊婦さんに
会わなくてよい、その時間にいくことにした。

そこで行った検査は、血液検査。
本来は、卵管造影検査などもやるらしいが、私の場合は以前にやっていたので、
そこからレントゲンの写真を借りてきて、大学病院の先生にみせ、免除してもらった。
それだけでも、精神的な苦痛も除けるし、お金だってかからなくていいし(^^*)

しかし、検査の結果、不育症の場合、特に異常は見つからない。という事がとても多い。
ということは、異常がないという事は、治療の手段もない。という事で、
患者にとっては、不安になる一因となる。なので、原因がわかったほうが、
先々が見えて、安心するといってもいいかもしれない。

ただし、今は、原因不明の場合でも、旦那さんのリンパ球を奥さんに移植する
という方法もある。(保険適用ではなく、明確な効果はまだ発表されていないので、
否定的なお医者さんもいるが、どうやら、効果がありそう。という事は
言われている。)

妊娠では通常、自分の体に自分の細胞以外のものが入ってくると、
それをやっつけようと免疫が働くのだが、妊娠の場合は、旦那さんからもらった
情報をやっつけてしまっては困るので、そのまま受け入れて、妊娠が継続するよう
身体がそうなっているそうだ。

でも、不育症の人の場合、その旦那さんの情報も、敵だとおもって、やっつけてしまったりして
その結果、流産ということになる場合があるらしい。
なので、事前に旦那さんのリンパ球だけを取り出して、奥さんにそれを打つ事で、
この情報は敵じゃないのよ。と覚えこませることで、妊娠時に、敵と勘違いしないで
妊娠を継続する事が出来る。という治療方法なのである。

または、原因がわかった場合としては、奥さんの身体に血栓が出来やすく、
赤ちゃんに血液が行かなくなってしまったり、また、プロラクチンの値が高いために、
流産をしてしまったりと、色々な症状から、流産を繰り返すと言う事があるらしい。

私の場合はというと、プロラクチンの値が少しだけ高い。と言う事だった。
一応、原因と思われるものは発見されたのである。
なので、そこから、プロラクチン値を下げる薬(テルロン)を服用する事になり、
これは、妊娠8週くらいまでは、服用しつづけるのだそう。

また、リンパ球のほうも、原因がわかったのだから、やらなくてもいいのでは?
とも思ったのだが、先生もどちらでもいい。ということだったの、念のため。
ということで、リンパ球治療も受ける事にした。

これは、2週間置きに、4回接種。これが1クール。
1回につき、15000円と保険適用外なので、多額の金額がかかることになった。
効果としては、半年くらいといわれ、その間に妊娠する事が望ましいといわれている。
まあ、そう上手くは行くはずはないな。と思っているが、
お金はかかっても、次の妊娠が継続できる可能性があるなら、安心のために
受けておきたいと思ったのだ。

そして、その4回接種もおわり、妊娠可能時期に入ったところ。(H15.3)
さて?どうなるでしょうか(´ー`)




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