pooyanの部屋

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悲しき道


我は
過ぎ越し道を捨てて
真にこよなき力のみを捨てて
未だ知らざる土を踏み
悲しくも進むなり

  租はわが心の掟にして
また我が心の喜びの泉なれば

我が目に見ゆるもの皆くしくして
我が手に触るるもの皆耐え難くいたし

されど昨日は味気なくも姿を隠し
かつて在りし我はいつしかに消え去りたり
くしくしてあやしけれど
またいたくして悩ましけど
我が心に映るもの
今はこの他に無ければ
これこそは我が新しき力成らめ
限りなく寂しけれども
我はただひたすらにこれを思う

   租は我が心の叫びにして
また我が心の慰めの泉なれば

見知らぬ我の悲しく
新しき道は白み亘り
寂しき人の世のことにして
悲しきは魂の古里

心よ我が心よ
物怖じする我が心よ
己の姿こそ随一なれ
寂しさに黄金の響きを聞き
悲しさに甘きもつ焼きの匂い味わいかし

   租は心の父母にして
なた我が心の力の泉なれば




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