言葉を風にのせて・・・
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ふと明るい光を感じて眼を上げたその先に金色に輝く銀杏の樹が一本、立っていた秋の終わり 冷たい雨の日誰もがうつむき、足早に通り過ぎる 歩道の脇で誰に求められるのでもなくあたたかい灯で周りを照らしているきっと銀杏の樹は自分のしていることを知らない秋になったから葉が色づき雨や風に打たれるままにひらひらと舞い落ちるだけなのだろう自然の理に従っているだけなのだろうそのことが こんなにも私の気持ちを和ませている銀杏の樹は今日も明日も ずっとそこに立ちきっと 自分のしていることを知らないだろう
2011年12月18日
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