東方見雲録

東方見雲録

2023.08.17
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カテゴリ: 宙(そら)学入門




 電波帯域でブラックホールの「脈動」を観測したのは世界初で、ブラックホールの電波観測と理論研究の新たな構想につながることが期待されている。研究は、武漢大学天文学部と中国科学院国家天文台チームが主導して完成させ、関連成果は7月27日、国際的学術誌「ネイチャー」に掲載された。


電波望遠鏡「中国天眼」、電波帯域でブラックホールの「脈動」を初観測
© 新華社

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東大ら,大ブラックホールの起源と質量を示す

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の野本憲一 (のもと・けんいち) 上級科学研究員を含む国際共同研究チームは、太陽質量50倍という大質量を持つブラックホールが、脈動型電子対生成超新星によって形成されたものであることをシミュレーションから明らかにしました。米国の重力波望遠鏡 LIGO と欧州の Virgo で2017年に観測されたブラックホール連星の合体イベント GW170729 では、合体前のブラックホールの一方が太陽質量の約50倍であったことが分かりました。しかしながら、従来の予想では太陽質量の10倍程度のブラックホールが多く作られるものと考えられていました。研究グループは大質量星が内部の電子陽電子対の生成によって起こす脈動を詳しくシミュレーションし、GW170729 の合体前のブラックホールがこの脈動型電子対生成超新星によって形成されたことを明らかにしました (図1)。同時に、このメカニズムによって形成されるブラックホールの最大質量を求めました。本研究成果は、米国天文学会の発行する天体物理学専門誌アストロフィジカル・ジャーナル (Astrophysical Journal) のオンライン版に2019年12月11日付で掲載されました。
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Last updated  2023.08.17 07:00:10
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