東方見雲録

東方見雲録

2025.12.05
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カテゴリ: 科学
米国の探査機「オシリス・レックス」が小惑星ベンヌから持ち帰った砂に、遺伝物質のRNAの材料となる糖が含まれていたと、東北大などの研究チームが発表した。生命の材料が宇宙から飛来していたとの説を支持する成果だ。論文が2日、科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに掲載された。
 チームは、ベンヌの試料約0・6グラムを分析し、RNAを作る「リボース」など6種類の糖を検出した。生物がエネルギー源としている「グルコース」「ガラクトース」も含まれており、この2種が宇宙由来の物体から見つかるのは初という。

チームの古川善博・東北大准教授(地球化学)は「最初の生命ではRNAが主要な役割を担ったとする『RNAワールド仮説』が提唱されているので、DNAではなくRNAの材料が見つかったことは興味深い」と話している。
 ベンヌや、日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った試料からは、たんぱく質を作るアミノ酸や、遺伝物質の別の材料「塩基」などもこれまでに検出されている。
 横浜国立大の小林憲正名誉教授(宇宙生物学)の話「リュウグウやベンヌの試料から、地球の生命の起源を考える上で重要な材料が出そろった。それらの材料がどのように組み立てられ、最初の生命誕生につながったのか、さらなる研究が進むことを期待したい
引用サイト:​ こちら


関連サイト:RNAワールド仮説   ​ こちら




関連日記:2024.12.12の日記  はやぶさ2がリュウグウから採取の砂から塩の結晶   こちら





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Last updated  2025.12.05 09:00:06
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