東方見雲録

東方見雲録

2026.08.23
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カテゴリ: 文化



私たちヒト(学名はホモ・サピエンス)は約30万年前にアフリカで生まれ、約7~6万年前にその一部がアフリカを出たと考えられるので、認知革命はおもにアフリカの外で起きたことになる。

認知革命というのは「虚構を信じて共有する力」を獲得した出来事で、具体的には宗教や国家や貨幣など、現実には存在しない概念を信じ、それを社会的に共有したことを指す。この共有された虚構によって、数万人にもおよぶ人間が大規模に協力することが可能になり、ヒトが地球の覇権を握る原動力になったというのである。
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「虚構を信じて共有する力」を生み出す重要な能力としては、象徴的思考が挙げられる。象徴的思考が発達することにより複雑な言語が使えるようになり、技術や知識を伝え、蓄積し、そして改良していけるようになった。

その結果、象徴的思考は、複雑な技術だけでなく芸術や宗教も生み出し、ヒトは高度な能力を持つようになったと考えられる。こうした能力の進化によって生み出されたのが、ヒトに特有の「現代的な行動」である。
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「虚構を信じて共有する力」や「象徴的思考」は証拠として残らないが、「現代的な行動」の結果は証拠として残る可能性がある。

ただ、ここで注意しなければならないことがある。「現代的な行動」をするためには「象徴的な認知能力」が必要だが、「象徴的な認知能力」があったからといって「現代的な行動」をするとは限らないということだ。

たとえば、21世紀の現在にも狩猟採集によって生計を立てている人々がいる。そういう人々が高度な数学を使うことはないだろうが、しかしその中には数学の天才がいるかもしれない。



同じように考えれば、「現代的な行動」による考古学的な証拠が現れる時期と、「象徴的な認知能力」が進化した時期は、かならずしも一致しているとは限らない。

考古学的証拠が残るかどうかは、それらを作り出す認知能力があるかどうかだけではなく、それらを作り出せる環境や文化的な要因も関わってくるからである。

VMAT1という遺伝子のある部位は、はじめA(アデニン)だった部位が、ある時にC(シトシン)に変異し、さらにこの部分がT(チミン)に変わる変異がおきた。Cに変異すると不安が強まり、Tに変異した場合は不安を感じにくい傾向にある
© 現代ビジネス

引用サイト: こちら





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Last updated  2026.08.23 09:00:04
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