今でも理想の男性・・・。


彼の名前は総一郎(仮)
私よりたしか・・4歳年上だと記憶してます。
出会ったのは19歳の時にバイト先でした。
背が高くてガッシリしてて顔もさっぱりした感じのモテル系です。
私は初めて一目惚れでした。

正直言って、総一郎とは友達以上の付き合いはありませんでした
出会ってから4年間、友達として遊びに行ったり、飲みに行ったりしてました。
総一郎といると、私は自然で普段の私でいられたのです。
告白しても駄目なのはわかっていたんです、
と言うか・・告白して、今の一番良い関係が壊れるのが怖かったのでしょう
それ以上に告白をしなかった理由は、総一郎には恋人がいました、
私と出合ったときから・・・
美人でスリムなOLさん。
その彼女に浮気がバレタとか、喧嘩したとか、
隣で飲んでる女性が綺麗だとか・・・
総一郎にとって私は、女性ではなくて同姓の友達のようだったのだと思います
でも私は、会うたびに電話が来るたびに、ドキドキした気持ちでいました・・。

出会って4年目、総一郎はその恋人と結婚しました
2次会の招待状が着たんですが、私はどうしても出席する勇気が無かった
幸せそうな二人の姿を絶対に見たくなかったんです。
出席をしても、心から「おめでとう」言えるはず、なかったから・・。

それから、半年後元のバイト仲間との飲み会で1度会いました、
私は思い切って、胸の内を告白しました。

「初めて出合ったときから、私はいつも総一郎を見てて、総一郎に恋してた・・」
吹っ切ったはずだったけど、やっぱりドキドキ心臓が破裂しそうだった。

「同じ気持ちだったんだな・・・俺達・・」
総一郎は、笑みを浮かべて言いました。

二人とも同じ思いだったんです、友達以上恋人未満の気心が知れた関係を
壊したくなかった・・・・。

私に嘘ではない本音を話してくれました。

それを聞いて、泣いちゃった私を抱きしめてくれました。
人通りの多い渋谷の雑踏の中で少しだけ時間が止まった感じだった・・

もちろん、その後は何もなく笑顔で別れました。
「さようなら・・」

たぶんこれで良かったのだと思います。
その日から二人の関係は思い出になりました。
素敵な思い出に・・・

それ以来会ってないですが、たぶん幸せに暮らしてると思います。

片思いって辛くて苦しいけど、私は結構好き(^^)




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