卒業式の第二ボタン


背が高くて、布川敏和(元シブがき隊)似の人だった。
女子の人気度は中の上かな?
当時私のクラスは3つのグループに分かれていて、
私はその子と仲の良いグループではなかったので、話もほとんどした事なかった。
席替えで、私も彼の近くになった、一番後ろの廊下側から1番目が私。
その隣の隣が彼。
その時は超ドキドキで横を向けないほどだった(^^;;;
でも、授業中にチラチラ横顔を見ちゃってました。

卒業式が迫ってきたある日。
昼休みや放課後に私はカメラで友達同士で撮影してました。
廊下で友達を撮ってると、向こうから彼が歩いてきた、
私はこっそり友達を撮る振りして、彼をパチリ!!
やったーーー!!
そして出来上がった写真を見たら。
ピントが友達に合ってるから、彼の顔はボケボケでした(xx)
でも嬉しくて、切り取って生徒手帳に挟んでいました。

告白しないまま卒業式。
関東地方は大雪で、卒業式は寒くてみんな震えていて
涙も出ないと言った感じだった。
でもこのまま告白しないでさよならは、どーしても嫌だったので
思い切ってボタンをもらおう!と思って決心してました。
式が終わり、教室でのホームルームも終わって、みんなが別れを惜しんでいる
そして帰りの下駄箱の隅に彼がポツンと立っていたので
今だ!!
そう思って近ずくと彼の側に人影が・・・・・
それは友達のM子でした。
M子は彼にボタン&名札を貰ってました。
「うううううそぉ~~~!!!!」
私はM子が彼を好きだんなてしらなかったので衝撃を受けて
走って待ってる友達の元へ。
しばらくするとM子が私達の所にやってきて
「貰っちゃった!!」
と言って自慢してみんなにみせた。
みんなは驚いて、やったー!とかウソ~~とか騒いでた、
もちろん私もM子に
「良かったね、好きだったんだ・・」
と聞いたらM子は
「他に好きな人がいたんだけど、その人はもうボタン無くて
 それで、3番目に好きだったから貰ったの」
私は笑うしかなかった、
「あ・・あそうなんだ・・でも貰えて良かったね・・」
くそ~~私は彼が一番好きだったのにーーーー!!!!!
家に帰って、聖子ちゃんの「制服」を聞きながら泣いた。ウサギ泣く

その後M子とは会って無い。

高校2年の夏近所のコンビニで彼がバイトしてるのを発見でも・・・・
思いっきり変っていて、見なければよかったと後悔しちゃった(笑)

松田聖子「制服」斎藤由貴「卒業」を聞くたびに思い出すなぁ~~~~。






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