■■ひとみgo!・お元気さまでいこう!■■

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■クルマ■




年末、オイル交換とタイヤのローテーションをしたくて出来なかった。
その時、哀しい思いで「プリ君ごめんね」って話し掛けてた自分にキガツイタ。
あぁ、私はクルマが好きなんだったなぁ、って。
だからクルマのことを書く。


大学一年生になってすぐ、クラスで最初に免許を取った。
(そのころは高校三年の3学期に免許撮るなんていうフザ
ケタやつは少なかったのだ)
共学で、「クラスで最初に」というのはスゴイと思う。

しかもクラスで最初に スクーター 大学生協
で買い、広大な学内で乗り回して周囲の羨望を一身
に受けてもいた。
なんせ、体育の授業がグラウンドである時は着替えの時
間を含めて10分で移動しなければナラナイのに、講義棟
とグラウンドとは徒歩12分という離れ方だ。
そういうトキ、私の YAMAHA・JOG には
ヒトが5人ほど鈴なりになって学内を疾走していたものだ。
全員、着替えのスポーツバッグを抱えているので壮観だ
った(らしい)。


そうこうするうち、スクーターよりクルマだょなぁ、と
思うようになった。
夏休みにローンを組んで(もちろん 大学生協 でだ。)
免許の取得に燃えた。
学友たちは軟弱にも 合宿免許 などというものに走った。
山形や静岡の教習所の近くの 民宿 に免許取得適齢期
のワコウドを寝泊まりさせ、短期間で運転免許を取得させて
しまえ!という荒っぽい企画が当時流行っていたのだ。
なげかわしい。
なんたってドのつく田舎にそれは存在するので、ヤルコトと
いったらまじめに「運転免許取得行動」と、ふ、ふ、ふ、、
、、言えない(ーー;)
つ、つまり、、そこにつどうワコウド達が交友スル、と。
まぁ、そんなところだ。

彼らは日々、 交友 やテニスやサクランボ狩りや海水浴
に励み、夏休みが終わるころ、免許証をちらつかせながら
横浜に戻ってきた。

話しがそれたが、クルマの必要性をひしひし感じてもいた
私は、バイトをしながらなんと30日で免許証を手にした。
そしてその日のうちに公道を爆走していた。
名ばかりの免許証と同列に語られては困るからだ。


最初のクルマは一学年上のセンパイの、「スプリンター・トレノ」だった。

ヘッドライトに透明のカバーがついていた。
なんというのかな、あれは。

学内でちょっと横に座らせてもらった。
センパイが運転し、「ドライブしようか!」
そのままガッコウを出て横浜新道~保土ヶ谷バイパス、と
走って東名高速へぶっとんでしまった。
まいったなぁ、と思ったがバイトまでまだ時間があったの
でノンキに海老名SAで休憩した。
トイレに行って戻ってきたら、センパイのトレノが見えな
くなっていた。

キョロキョロしてたら、離れたところで人だかりがしてヲッタ。

センパイのトレノが、青いトラックの荷台の下にめり込ん
でいた。

サイドを引くのをワスレタんだな(^-^;センパイ。

トラックは何とも無かったので許してもらえたが

「たまげたぞ!にいちゃん!昼寝してたら突然ドカンだ!」

と大声で言われ大変恥ずかしかった。
センパイはもっと恥ずかしかっただろう。

トレノのボンネットは真ん中にぐっきりと傷が刻まれた。

センパイは意気阻喪し、トレノを私にくれるというでは
ないか。
んなゲンの悪いモンいらないょ~~と思ったがせっかく
なのでもらった。
でも保管するのもお金がかかるので

  「使いたいときだけクダサイ♪♪♪♪♪」

ということにした。


当然ギアのクルマだし、スピードは出るしパワーもあるし、
横浜の坂の多い街をそのクルマはぶんぶんすっとんでく
れて、私は運転が楽しくてたまらなかった。

所有したわけではないが、最初のクルマだ。

その後、何台のクルマと楽しくドライブしただろう。

今の愛車が最高に気に入っているけど、今までのどのク
ルマも、思い出すと自然とニッコリしてしまう。

●真っ赤なマーチ。。。つぶしてごめんね。

このクルマだけは思い出すと胸が痛む。
京都を目指して走っていたんだ。。
栗東で、事故った。
流れに乗って走っていたんだけど、前のクルマが急ブ
レーキで止まったのを、避けられなかった。
路肩に駐車車両があった。
国道なのになぁ。。
それをよけて合流(合流地点だったんだょね)すると
思い込んでいたら、前のクルマのヒトは慎重に、停車
したんだ。
で、ぶつかっちゃった。
この事故のことは親にも言えなくて、すごーーーく
苦しんだ。
保険屋さんがいろいろやって下さったけど、学生だ
ったし、オトコ連れだったし相手の人を傷つけてし
まったし、本当に苦しかった。
その後も、大津警察に行かなきゃならなくて夜行列車
に揺られたり、いろんな経験をした。
パトカーに乗って琵琶湖大橋を渡ったのがかすかに
ウキウキッ♪な記憶だったりする(^-^;;


●真っ赤なCITY

レスポンスのいいコで、荷物もたくさん積めて、長距離
を旅行するのに抜群の威力を発揮してた。
車内泊なんてその頃ヘッチャラ♪だったから。


●白いスプリンターGT TE71

このクルマで、ジムカーナとダートを経験した。
ビルシュタインのショックをいれた。
タイヤはトランピオの、なんだったかなぁ、、左右非対称
のパターンのやつ。
サベルトの4点式シートベルトをつけて、ラリコンも
つけてた。(それは使わなかったけど)
レカロのバケットシートをヒトツだけ買った。
バイトして、もうひとつ買えたけどその頃はもう、
遊んでる暇が無くなってた。
腰高のコイツが、イチコクの大きな交差点を曲がる姿
はかっちょよかった。
(自分が乗っかってるからめったに見れなかったけど)
この、「ナナイチ」であちこちの林道へ行った。
ブレーキが苦手だったので、ブレーキの練習をしに、
道志川ぞいの国道を走ったのが楽しかった。
ダブルクラッチを練習しに、秩父と長野を結ぶガケッ
プチの林道にもよくいった。
今はあの道は無いと思う。
近年、トンネルが出来て便利になったから。寂しいな。。

最初は長崎ナンバーだったのを横浜ナンバーにかえた。
ギアが硬くておかげでウデップシが強くなった。
イイクルマだった。
すごく、好きだった。


● アルトワークスWRX

軽自動車なのにめっちゃくちゃパワーがあって可愛くて、
キィーーーンというターボの音がゾクゾクするほどステ
キだった。
坂の多い横浜をこのクルマでぶっとんでた。
そのころ私はあるハウスメーカーで、女子営業二期生
としてデビューしたてだった。

どこを走っても注目された。
すごく目立つんだ。
リレーハーネスをつけてた。
すぐ熱くなるヤツだった。
純正でバケットシートのKなんてこのコが最初なんじ
ゃないかと思う。
suzukiが楽しんで作ったんだろうな、と思えるような
イイクルマだった。
4駆でインタークーラーターボのKはその頃は他には
無かった(はず)。
結婚と同時に手放してしまった。
モッタイナイコトしちゃったなぁ。


● HONDA TODAY

ウーパールーパーみたいな顔したKカー。
ある日突然、納車になって驚かされた。
プレゼントだったんだけど、私には初めてのオートマ
チックで、練習しないとキョワくて乗れなかった。
だって勝手にクルマが動いていっちゃうんだもん!

このクルマで、私はkidsをあっちこっちへ連れていった。


● TOYOTA カローラ

ほんの3ヶ月くらいしか乗らなかった。
なんでも、板金やさんから買ったそうで、事故車を2台
つぎはぎして作った車だったのがバレて返品したそうだ。
「そうだ」というのは、全て私の知らないうちになされ
たことなので(^-^;


● TOYOTA カリーナ

義兄が買ったばかりのカリーナを置いて泣く泣く海外
へ転勤していった。
乗らないとダメニなるというので

  「ひとみちゃん、乗ってて♪」

ラッキーなことにその後義兄は3年も帰って来なかった!
預かりものだし、とても丁寧に扱い、いつもキレイ
ニしていた。
でもかえす寸前になってガリガリと擦ってしまった。
私はあまり傷をしないひとなのでこの時のショック
は良く覚えている。
だから今でもその現場ではシャコイレを絶対しない。


● MITSUBISHI DELICA

通産省のグッドデザイン賞を受賞したやつ。
スーパーエクシードというグレード。
これは長く乗った。
私のじゃないけど、たまに運転させてもらった。
もう私はオートマになれていたから、ギアのデリカ
は結構スリリングだった。
しかもデカイ!
1BOXで「ワゴン」というタイプはもうMITSUBISHI
しか作っていなくて、あとはみんなRVという軟弱な
クルマばかりだったから私はこのDELICAがダイ
スキだった。
たくさん写真を撮った。
クルマの写真ってあまり撮らなかったけどDELICA
だけは、たくさん撮った。
いつもホレボレしてみていた。
夕陽を背景に、川沿いでじっとしているDELICAな
んてゾクゾクするほどかっこよかった。
山道でフォグ全開で疾走しているDELICAをみると
(カーブミラーに写っているのを見るのだ)これまたゾ
クゾクした。
雪道、降り続く雪を踏み越えてガンガン登っていくDE
LICAなんてもう、イッちゃいそうだ。かっこよくて。
とにかくDELICAに惚れていた。


私の結婚生活をすべてみてきたクルマだった。
宅建も、ダンナサンが夜釣りをしているのをDELICA
の車内で待ちながらベンキョウしてたから受かったようなもんだ。。


買い替えで、新車を引き取りに行ったとき、DELICA
を降りた私は泣いた。

でかい図体のDELICAにふれながら、人目も気になら
ないで、泣いた。

たくさんの思い出をありがとう、って言いながら。



最愛のクルマその1




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