Priscilla Room

恋の危険信号⑥

⑥「心にすき間があるから恋を求める心理」

「いつかきっと素敵な人があらわれて・・・」と思っているあなたへ。



愛がすばらしいのは、それは自分は何
かの一部であるという感覚と喜びを与
えてくれ、魂の渇望を癒してくれるか
らである。愛は私達の存在を意味ある
ものにし、人生に目的を与えてくれる。

愛は人を強くしてくれるが、心と魂に
大きな空虚を抱えたまま恋をすれば、
その関係は自分自身と相手に苦痛をも
たらす危険をはらんでいる。それは、
自分にふさわしい相手を見つけたから
ではなく、自分の虚しさを埋めるため
に誰かと付き合ってしまうからだ。

その関係が満たされたものなのか消耗
させられるものなのか、少なくとも
最初のうちはそんな事はどうでもよく
なってしまう。「私は誰かと付き合っ
ている」と思うだけで、取り敢えず
「空腹」を紛らわす事ができるからだ。

だが、このような人は高揚感が薄れた
時、その相手といることで、より虚し
さと孤独感を感じることに気づいて、
苦しみがさらに増すのである。

この堂々めぐりから開放されるには、
健全な関係を求める以前に、まず自分
の心と魂を満たす必要がある事に気づ
かなければいけない。自分自身を満た
すまで、恋人探しはひかえよう。

心と魂の救いを相手に期待すれば、
どんな理想的な関係も壊れてしまう。

心の空虚を埋められるのは、自分しか
いない。自分を救えるのは自分だけな
のだ。相手に自分の虚しさを埋めてし
もらうなど考えず、むしろ相手の愛に
支えられて自分自身の心を癒し、再び
自分を愛せるよう導いてもらうことを
期待する方が賢明。それでも最後やは
り、最後に頼りに出来るのは自分自身
の力だけである。



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