宇宙の調べ THE COSMIC WAVE

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悟りへの道 と言うもの



近年、アクエリアスの時代といわれ、アガステアの葉にあるアカシックレコードさえも、人の目に触れる時代になって、「悟り」を銘打った本の出版も数え切れないほどです。

では、道を求めている人が皆目的を達成したのでしょうか?

これだけ情報が多くなって、それだけ道を達成し易くなっている筈、と言う思いもあるわけですが、そう言うものでもないという現実もあるのです。

情報がいかに溢れても、受け取る側の意識が旧態依然としている証拠でもあります。

情報の授受・伝達は、送る側のレベルと受け取る側のレベルが一致しなければ上手く完遂されません。

例えばですが、ミヒャエルの言うことが難しいと仰る向きもあります。でもそうではないと仰る向きもあります。

分かり難い・分からないと仰る向きは、ミヒャエルと落差があるわけです。

情報の授受にしてこうですから、情報に含まれる意識関連の隠れた部分は、どうにも伝わり難くなるわけです。




回峰行を経験していないミヒャエルには、その中身に関して云々できる立場ではありませんから、そう言う修行の道があるというだけですが、密教的な修行・修験道など、専念して心の修行をする道と、市井にあって日常生活を
続けながらの道もあるわけです。

専修の道は、険しくしかも凄く大変な体力の消耗を伴います。寝食とは無縁の数日間数週間をも覚悟しなければなりません。死との隣り合わせと言うことです。

それに踏み切れる人は好いのですが、多くは、生活が掛かっている立場にあります。専修の道に入れる人は限られます。

そこで、多くの人は、その道を極めたくても、ほぼ諦めの境地に居たり、悶々と日常生活を送るわけです。

生きていることは苦労の連続です、唯、苦労を苦労と受け取らない意識をはぐくむことは出来るわけで、日常生活の中にあって常住坐臥の間、その気になれば道を求めることは出来るのです。

その気になってはいても、多くは、生活の軋轢に押し倒され、改革意識を急速に萎める毎日の連続があり、挫折していくわけです。

道に近づけていれば、生活に変化が出て、道も開けてくる、それを分かっていないわけではないのでしょうが、そこに至れないのが現実です。

こればかりは、他のものが身代わりになったり、直接たすけたりは出来ないこと、言葉で支えること程度しか出来ないのです。

ところが、押しひしがれている意識には、「確かに助言者の言うことはその通りだと思うし、そうなりたいとも思う」という段階から進まないのです。

今日と変わらない明日が続くのです。その繰り返しは、無限に続き、遂に道を極める事無くこの世とさようならです。

意識を道に繋げるのは、本当は、今なんです、今しかないのです、明日に送ることではないのです。だから達成とは無縁になるのです。


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