PSP活用&動画inニコニコ

PSP活用&動画inニコニコ

第2話「終業式」



そう言って渡されたのは通知表と言う奴だ。あ、久瀬ってのは俺のことな。久瀬雄二。

この前の期末試験返却から約一週間。親や先生方にしっかりと絞られ、1学期は終わった。明日からは夏休みだ

1学期はサボっちまったな。勉強。

よし!夏はがんばろう!

・・・・意気込みだけなんだよな、俺

とりあえず、高校に受かるだけの学力は備えているつもりだ。一応な

「元木君」

「アァー!」

担任の声と圭一の悲鳴が聞こえたがあえて無視しておく。ちなみに圭一のフルネームは元木(もとぎ)圭一な

圭一はそこそこ良いんだからあそこまで叫ぶ必要はないと思うが・・・

さて、今回はさっさとしまっておくことにする。圭一がくるからな

「雄二どうだった?」

!?

け、圭一がもう背後に!いつの間に!?瞬動か!?テレポーテーションか?ル○ラか!??

「何わけわかんねえこといってんだ?」

そういって圭一は俺の手からそれを奪い取る

・・・・

ど、どう?

「お前、高校どこ行くんだっけ?」

「に、西高だけど。」

「あぁ、俺と一緒か」

ちなみに西高とは、市内の普通化共学高校である。

だが、俺の学力にはあっているが、圭一にはちょっとレベルが低いんじゃ

「ああ、親にも先公にもそう言われた。だが!」

「だが?」

「だが!」

「なんだよ、近いからか?」

市内にも結構有名な進学校はある。西高よりも少し遠いが

「じゃあ、お前、高校選びで何が一番大切だと思う?」

唐突に圭一が尋ねてくる

何が大切だ?えっと、学力だろ、学科だろ、近さもか?クラブとかもかな

「そうだな、それも大切だ。だが一番は違うだろ」

何だ?他に忘れているもの・・・・・ワカラン

気に入らないが尋ねてみることにする。

「わからん、何なんだ?一番大切なことって?」

「それは」

それは?

「ギャルだ」

は?

「女の子に決まってんだろ??そう、高校3年間だけ味わえる学園ロマン。ああ、これこそ高校生活のしんzぐほっ!」

言い終わる前に一発

「なんだよ、いいだろ?男がロマン求めても。フツーだろ?」

「だからって、そんな簡単に決めることじゃないだろ」

某進学校はそういえば男子校だった。それならそれで悪くない気もするが

「何言ってんだよ!男だけなんておちおちトイレも行けやしねえ。いつ男に目覚める奴が出てくるともわかんねえ」

親とかは説得できんのかよ

「おう、親父は8割方賛成してくれた。あとはお袋と先公だな」

きっと、先生や圭一のお母さんも圭一の熱弁に白旗を上げることになるだろう。まぁ、圭一と同じ高校にいけるのは悪いことじゃない

「しかも、余裕で受かれるだろうから、夏休み遊びまくるぜ!」

気楽で良いよな。俺は夏期講習とか行かされるんだろうな。

「何言ってんだよ、お前も行くの。あとゆきちゃんも」

俺も?ゆきもか?つか、行くってどこに!?

「海とか、山とか、お祭りとか、遊園地とか、どこでもいいぜ」

親を説得するか、断るか、どっちだ?



→説得

断る



こっちのほうが楽そうだ。楽しそうでもある。勉強は・・・ええい!こういうときは現実逃避に限るぜ

「じゃあ決まりだな。あとはゆきちゃんを」

「いいよ♪」

!?

いつの間にかゆきがいつもの笑顔で教室の前に。またル○ラか!?

と、思ったらすでにホームルームはおわり、教室に残っている生徒も少なくなっていた。

圭一はショック状態からいち早く立ち直り、ゆきのもとへ駆け寄っていた。

「ゆきちゃん!いいの!?ホント!?」

「う、うん。いいよ」

すごい勢いで圭一がゆきに迫っていた。

「やったーーーーー」

次の瞬間には泣きそうなくらいの勢いで喜んでいた。喜怒哀楽の激しい奴。

「でも、いつから?どこに行くの?」

「それは明日にでも雄二に連絡いれる。下調べ足りないんでね」

「へぇ、圭一君てしかっりしてるんだね」

「おうよ!」

圭一がここぞとばかりに胸を張る

「じゃあ、今日は帰ろうよ。せっかく早く帰れるんだから」

ゆきの提案に一度はYESと答えるが、あ、終業式の片づけがあったんだ

「ごめん、今日は委員会の仕事で残るんだった」

「え?ほんと?」

「え?マジ!?」

圭一とゆきの声は完全にシンクロした。ゆきは最後に「残念」と付けたが

「んじゃ、今日は二人で帰ってるな♪」

「うん、今日は2人で帰ってるよ、じゃあね」

圭一は機嫌よさそうに、ゆきはしかたなさそうに言うと、教室を後にした。

じゃあ、俺も行きますか


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: