こころの宴(うたげ)。    

こころの宴(うたげ)。    

幸せについて。


「人それぞれ耐えられる幸せのレベルがある」

幸福な気分でいた時に、突然、何かしらの嫌な考えが浮かんできて、さっきまでの幸せな気分はどこへやら。
ということがある。
例えばお酒を楽しく飲んで騒いでいたときに、「こんなことをしていていいんだろうか」と急に考えてしまい、
気分が沈んでしまったり、
恋人との楽しいデートの最中に「この幸せがいつまで続くんだろうか?」と突然不安に襲われるようなことがある。

人間の心の中には、いい気分を長続きさせないようなプログラムが存在する。

幸福の増加を制限する心の作用を「アッパーリミット」という。
(ゲイ・ヘンドリックス/キャサリン・ヘンドリックス)
つまり幸せと言う気持ちが高まっていった時、その人のアッパーリミットのレベルを超えてしまうと
その幸せを下げるような働きが自然になされる(自分からそうしてしまう)ということ。

恋愛であれば楽しいデートの最中に、突然、ケンカをふっかけるようなことを言ってみたり
良い関係が築き上げられてきたまさにそのときに、浮気をして関係を混乱させてみたり。

共依存症者はこのアッパーリミットの閾値が低いとされている。
その理由として、自己否定感があるために自分が幸せであることが信じられなかったり、
許せなかったり、慣れ親しんできた環境では幸福感があまり得られてこなかったことなどが挙げられる。
そのため、幸福な恋愛を自ら避けたり、自らの手で壊してしまうということが起こるのである。




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: