こころの宴(うたげ)。    

こころの宴(うたげ)。    

ある夜



君に言われた時

ちょっとだけ胸が痛んだ。

なぜだろう。

別に好きでもないのだから
そう、僕の恋はもう終わったのだから
君に新しい彼が出来ても、何の関係もないはずなのに。

そして少しだけやるせない気持ちのまま別れを告げ

君の声が途切れ、僕は受話器を置いた。

でもこころの片隅にいつまでも君の声が残っていて

なんか言葉では表現できないほど

不思議で悲しい夜だったんだ。

                 「ある夜」




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