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新たに書き下ろされた音楽によるミュージカルでなく、すでにある曲を使用して作られているので、その分、気軽に楽しめるものになっている。で、よくできた作品だと思うのだけど・・・・どうも、僕のこれは好みの問題なのだが、メリル・ストリープにこの役は合わないのだ。メリルはとても巧い女優だが、その演技の巧さは個性的な役を演じる時こそ発揮される。今回の役よりは「プラダを着た悪魔」の役の方が僕は好きだ。まっ、これはあくまで僕個人の好みなので、映画自体は楽しめる作品です。
2009.02.24
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昨日観に行った映画について書こうと思っていたのだけれど、つい先ほど観た「つみきのいえ」について。もちろん「つみきのいえ」とはいま話題のアカデミー賞短編アニメーション部門の受賞作。「おくりびと」とともに日本作品受賞ということでニュースでも盛んに取り上げられている。で、前述のようについ先ほど観ることが出来たのだけど、これがもう、素晴らしい作品なのだ。ニュースでは「地球温暖化云々」なんて書いてあつたから、社会風刺的な内容の寓話かなと思っていたのだが、とんでもない! 過去への旅であり、懐かしく愛しき日々を、優しき想い出を懐古する物語で、不覚にも、うるっと来てしまった。監督の加藤久仁生さん、彼は素晴らしいクリエーターです。セリフのない12分の物語だけど、その世界はとても感動的だ。必見ですよ、必見! ホントに!これほどの作品であるとは、僕も想像してませんでした。いや、観て良かったですよ、Kさん感謝。
2009.02.23
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「生物と無生物のあいだ」 講談社現代新書 福岡伸一著 読了。生命とは何か? それは自己複製するシステムである。とする定義があるが、著者は「生命とは動的平衡にある流れである」とする考えを紹介する。福岡さんの本としては「プリオン説はほんとうか?」を前に読んだことがあるが、内容は面白いものの、著者の研究者としての考えを中心に書かれており、読みながら少し引っかかるところがあって、本にも著者にも好感は持てなかった。で、本書も購入してから、「あの著者の書いたのだったか」と、少し食指が失せてしばらく放置した状態になっていたのが事実だ。しかしながら、本書は、門外漢が読む本としては非常に優れたテキストだと思う。内容は基礎的なことが平易に判りやすく書かれている。「生命とは何か?」という問いに対して深く突っ込んだものというより、分子生物学の基本的なことを、その歴史的な内容を踏まえて語ったものだ。ロザリンド・フランクリンのことが書かれていたことも僕には嬉しかった。ワトソンとクリックによる世紀の発見とされるDNAの二重らせん構造。彼らの発見とされるものは、実はロザリンドのデータを盗み見たことによって成し遂げられた。(DNAの発見に関わる物語について、僕は映画化してもおかしくない十分なドラマ性を持っていると思うのだが・・・・・)ともあれ、予想に反し、いい本だった。
2009.02.21
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「続々 オールドバンチ カルメン戦場に帰る」本多劇場 2/14 1900の回を観劇。一年に一度。三年間の期間限定で結成されたパラダイス一座の最終公演。平均年齢が80歳ぐらいという高齢者劇団というだけではなく、ともかくもそのメンバーが凄すぎるパラダイス一座。文学座の、というよりは日本演劇界の重鎮、戌井さん、ドイツ文学の権威、岩渕先生、惜しくも亡くなられた観世さんをはじめ、そうそうたるメンバーで旗揚げされたパラダイス一座。美術に妹尾さん、写真がアラーキーとスタッフもすごい。本多一夫さんがメンバーだからということでもないだろうが、スズナリから最終公演は大きな本多劇場に。舞台には黒と白の葬式幕が張られ、舞台上手と下手に花。昭和の最後の日の設定で物語は始まる。ちょっと危ない内容も含んでの舞台の始まりだ。NHKのカメラが入っていたが放送できるんかね。肝付さんの芸もだけど(昭和天皇ネタの芸)。しかし、カッコいいですよ、ホント。本物だけが持っているオーラのようなものがありますよ。ポスターのあの写真の格好良さ。ああいう風に年をとれるよう精進したいものです。これまでの公演では、やはり第一作が抜群に面白かった。出演者が決まっているという制約もあって脚本づくりも難しかったと思うが、最初のインパクトが強かった分、ちと残念。しかし、重鎮・戊井さんがゲイバーのママ役で、他の一座の面々もゲイという設定はすごかったです。戦争に嫌気がさして男を捨てたという、単なるオカマではないというところが、単なるお笑いではない。劇薬がしっかり効いている。
2009.02.14
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「”劇的”とは」 木下順二著 岩波新書 読了。木下順二さんの舞台では、やはり「子午線の祀り」を思い出す。新国立劇場での舞台を観たのだが、顔ぶれも豪華で、なによりも”群読”というものがとても興味深かった。で、木下さんの著作「劇的とは」だが、芝居が好きなひとには参考になるテキストだ。もうすこし、紙面を割いて論じてもらいたかったと思う点もあるのだが、内容は多岐におよび面白かった。”劇的”と表現されるとき、そこには衝撃とか、感動とかというものがともなう。ようするに、人がこころ打たれるのだが、何が通常の事象と差別して人のこころを打つのか? 興味尽きないテーマですな。演劇ファンのかたは、一読あれ。
2009.02.04
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